編集長MASHから「原稿が来ない!」、
「締め切りギリギリまで入稿しない男!」
とまで言われている…そんな今日この頃
こんにちは「フクシマン土屋」です!
いや、確かにそうだから、
文句は言えないんだけどね。。。(苦笑)
だから今号はがんばったんだよ。
なんと締め切り前に入稿したんだ!
(いばることではないね。。。)
それが3月16日の夕方。ふう、ひと安心。
その晩23時半過ぎごろに
「福島県と宮城県で最大震度6強」の地震。
フクシマンの住む福島市では震度6弱を観測。
起きていたので揺れ始めたのがわかった。
そして「緊急地震速報」が鳴り、
間髪を入れずに大きな揺れ。
「これはヤバい揺れ方だ!」
(3.11以降、体感的に「危険レベル」とか、わかるようになってしまった。自分以外にも、そんな人は多いんじゃないかな。)
激しい揺れが続く中、停電。
何かが落ちて割れる音。
暗闇の中テーブルにつかまり、
揺れが収まるのをただ待った…
スマートフォンのライトで被害状況を確認。
ろうそくに火をともし、
停電が復旧したのは3時間後だった。
その後は泥のように眠った。。。
17日の朝。
MASHより「記事に追記いれたら?」。
あ、やっぱりそう来ましたね(苦笑)
まぁ書こうとは思っていましたけどね。。。
(MASHとは地震直後から安否などメールで連絡取り合っていた)
昨年2月のフクシマン臨時記事の書き出し。
『 13日23時7分に「最大震度6強!」の地震が福島県沖で発生した。「福島市」における最大震度は「6弱」だった。』↓
そう昨年2月にも大きな地震があり、
そして震災から10年の3月11日。
10年という数字上の区切りやすさで大きく取り上げられていたね。
今年の3月11日はずいぶんと静かに過ぎた気がしていたんだよ。
そして今年3月16日、やはり深夜の地震。
フクシマンには何か
「宇宙からのメッセージ」
のような気がしているよ。
「あの時の教訓を忘れるな、あの時の気持ちを忘れるな!」
追記を書いている3月18日、
状況はニュースでご存じのとおりだ。
まだまだ復旧に時間のかかる地域もある。
今、福島市では「みぞれ」が降っている。
ここまでの追記を書いて、
今号も締め切りギリギリだ。
すまないなMASH。
以下、今号の本編です。
もう少しだけお付き合い願いたい。3月16日現在
「ロシアのプーチンによるウクライナへの侵略戦争」の報道が、
連日トップニュースで伝えられているね。
こんな理不尽なことが現代に起こる事実。
今なお行われている事実。
世界は止めることができない事実。
これ等の事実を
「現実」として受け止めなければいけない。
他人事ではなく「自分事」として。
見るに堪えない映像も、
実際に起こりうるんだと知る。
自分にも起こる可能性があるんだと。
そう感じたんだ。
残念ながら自分に戦争を止めることはできない。
けれど、たいへんな事が起こって、
たいへんな目にあっている人達がいる。
その人達を想うことはできる。
「悲しい思いをしなさい」
ってことではないんだ。
みんなにも少し一緒に考えてほしい。
もし自分がこういう状況になった時に
「一緒に居たい人」や「守りたいもの」
人それぞれ、あると思います。
どうですか?
そう思える本当に大事なことって、
案外、少ないんじゃないかな。
身近なことで、当たり前のことなんじゃないかな。
「当たり前」って
「当たり前」じゃなくて。
水がある
電気がある
ガスがある
ガソリンがる
食べ物がある
寝る場所がある
好きな人たちと一緒にいられる
実は「とても幸運で感謝できること」
なのかもしれないね。
当たり前と思っている日々の「日常」が
当たり前で無くなる。
それが戦争であったり災害であったり、
事故であったり病気であったり。
今年も3月11日が来ました。
福島県に住むフクシマンとして、今の自分の
「想い」や「現在の福島の課題」を記事にしようと考えていたんだ。
でも先に書いたように
ウクライナは大変な状況で、
人々はとても酷い目にあっている。
そんな時に
「福島は…」と言うのもどうかと思って。
どうしようか悩んで。
今の気持ちを話すことにしたんだ。
比較できることではないのだけれど、
常に怖くて不安でいっぱいだった
終わりの見えない閉塞感
「震災・東電の原発事故」
そして後の日々。
その時のことを思い出して、重なってね。
今、戦火におかれている人達は
怖くて怖くて不安で不安でいっぱい…
なんじゃないか。って。
震災から11年が経って、あの時のことを、
今の自分が「一番想うこと」は
「もう二度とあんな思い(経験)はしたくない」
ってことなんだ。
「そんな想い」
を
「他の人にもしてもらいたくない」
ってことなんだ。
戦争も大災害も、後に残るのは
「そんな想い」
たぶん多くの人がそうなんじゃないだろうか。
復興が進んだよ、遅れているよ。
今はこんな課題があるよ。
がんばっているよ。
ここで暮らしているよ。
被災地へ来て、見て、知って、感じてほしい。
これらは伝えていきたい。
でも、いちばんは
「あんな思い二度としたくない、してもらいたくない」なんだ。
それが今の正直な気持ちです。
「イイトコ探訪 福島県!」を読んでくれてありがとうございます。
どうか早く武力ではない方法で
事態が収まりますように。祈ります。
《「フクシマン土屋 」筆》