「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

ナンシー・ウィルソンが逝った…今日は彼女の盤を永遠に流す!

2018-12-16 13:38:23 | 黒人音楽
緊急寄稿します!
先日13日に「ナンシー・ウィルソンが逝った…」
という新聞記事を目にしたから。

今日はマルチに歌った彼女について…
と言うより、この盤について書きたい。
63年の「シングル45回転盤」だ!

アルバムが売れていたジャズ・シンガーが
不意に放った中ヒット曲という感じの
A面「Tell me the truth」
コレでアメリカ全土のティーンにも
予想以上に知られる様になったんだ。

この後はジャズとポピュラー界を上手く渡り歩き
素晴らしいアルバムを毎年発売して
(当然キャピトル恒例の1年に2枚発売も多数!)
息の長い活動をしていた人でした。

俺みたいなビートルマニアならすぐに
「And I love him(her)」
(彼女は女性からの目線で歌った)
や「Yesterday」に子供の頃
モロに!飛び付いたハズさ!

ただ今回はこの出世盤(45回転)を紹介したい!
A面のスウィートジャズはもちろん申し分無い!
素晴らしい出来で愛聴盤として
多くの人の心に入り込んでいるだろう!
ベスト盤でも聴けるのでお馴染みだ。

しかし俺はあえて本盤B面のブルースを推す!
「My sweet thing」だ!

針を落とそう…
うっ、いきなりタイトなドラムに毎回驚く!
レイ・チャールズ・オーケストラ的演奏に
彼女の余裕ある感情深いブルースが続く…
そんな2分20秒!
諸君!コレだよ!コレ!


俺は何百回も針を落として来た盤だが、
聴くたびに強烈なシェイクと高揚感に襲われる。
完璧と言える演奏に乗って、彼女は楽に歌い切る!

「こんなバックなら歌うのも楽しいだろうなぁ…」

と子供の頃、何度思っただろうか?
ちなみにB面を5回聴いて裏返し、またB面…
という聴き方でした。
で、今もそう!追悼の今日もそう!(笑)

俺のナンシーは、永遠にこの盤!
で、この曲、彼女も曲作りに加わっている。
(多分彼女の鼻歌と詞の部分から出来たブルース)
軽く作った2分20秒が俺の人生を変えた!

音楽の素晴らしき世界…
ちなみにこの「USオリジナル盤」は
当然ですが、音も爆音!

追悼するにはCDは余りに貧弱過ぎる媒体だね…

合掌。

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