「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

箱根にて(その3)

2024-05-30 06:49:41 | 編集長『MASH』筆「箱根にて」シリーズ

ここ箱根の別宅にて、徒然に書いている『箱根にて』
今日は第3弾。いよいよ筆が載って来た感じよ!
鶯も間近で鳴いていて調子がイイ!

一昨日は『Sワンダー盤』昨日は『ピート盤』を書いたわけだが
(読んでいない読者はバックナンバーを!)

その1

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/95928da53b5b492f15e4fc2a51781a30

その2

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/835b460e3985f1ef44d1444ef0378dc0

今日は『ピート盤』ならぬ『ビート盤』について書きたい。
っと、その前に
「ビートロックとはいったい何を指すのか?」
この定義って、とても難しい。

ただ、
「ビートが強いロックなら何でもイイ!」
ってわけではないだろう。
私感で言えば
『主に60年代のビート・グループ』『ガレージロック』
を指したい!

で、今日はそんな中でも素晴らしい盤
『ハーマンズハーミッツ』『Blaze』について書きたい。
アメリカの『MGMレコード』が主体で出していた彼らの67年作がコレ。
オリジナル盤だと4枚目に当たるはず。

ジャケットからもお分かりの通り
全体的に『Goodメロディ』『サイケ感』の融合
と言える。
とにかく混沌としたロックの時代溢れる名作なのよ。

LP中『一番ビートロックな曲』と言えば
A4『Moonshine Man』
コレは、殆どビートルズの『Taxman』『サイモンとガーファンクル』的ヴォーカル!
この様に書くと「おいおい・・・」とお思いだろうが、癖になるメロディがキラーチューン!

もう1曲出色なのが
B4『Last Bus Home』
起伏を抑えたガレージ感が素晴らしい!時代的サウンドにヤラレルぞ!

もちろんラストを飾る
B5『Ace,King,Queen,Jack』
『ボ・ディドリー譲りのジャングルビート』に乗るガレージ・ソング
これは「かなりUSガレージを思わせる」出来栄えで、
この曲が終わるとすぐにオープニングを欲し、A面をリピートしてしまう!
「う~ん癖になるヘヴィーローテ盤」だ!

その他に特筆するのなら
『カントリー・サウンドを多く取り入れている』
という点、一聴して「アメリカンではない感じ」も絶妙!
かと言ってリンゴの『アクトナチュラリー』では決してない!
その辺りも絶品!というワケ。

そして
『全曲メロディが美しいコト、美しいコト・・・』
ココも大いに魅力なんだ!
しかも、演奏が上手いし、実に気が利いていてイイ!

しかし
「これこそレコード盤じゃなきゃ駄目な作品」
と言えるね!
この『グルーヴ感』『アコギの美しさ』はアナログでこそ格別です!

迷わず手に取れ!

今日はココまで!

《編集長& Jerry's Guitarオーナー「Mash」筆》

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