アサギマダラの迷足譜

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カンアオイの種とり種まき、移植

2020年06月12日 | ギフチョウをよぶ

ギフチュウも5齢幼虫になって、もうすぐ、みんな蛹へとなるでしょうか。

そろそろカンアオイの種取りの時期になっています。昨年、蒔いた種はうまく発芽しなかったので、今年は、たくさん種をとるぞと計画していました。

ところが、いざ種を取ろうと思って、株元を見ると、種子をいれた実?がありません。どこにいったのでしょうか。それは、株元から消滅してしまったのです。

どういうことかというと、ギフチュウは、実の茎をかじります。というのも、ギフチュウは、茎を登って、葉っぱの裏にはいって、葉っぱをかじって、食べるのがほとんどですが、中には、茎をかじって、葉っぱを地面におとして、それを食べている個体もいるようです。そういうやつは、実の茎を間違ってかじってしまうのです。そうなると、実は、急激に水分などをうしない、子房?が急激に粉化?してしまいます。そして、そこに来るのは、アリです。カンアオイの種は、カタクリやスミレのように、エライソゾームというものをもっていますから、アリの大好物?になっているのです。

というわけで、昨年より、ずっと種子は少なく、半分もとれたはいないようです。

とった、種を16穴の育苗ポットに蒔いていきます。数は、適当でいいです。今年が、去年と違うのは、保管場所です。昨年までは、杉林の暗いところに置いていたのですが、今年は、それらが、ほとんど発芽していません。95%も発芽していません。おそらく乾燥してしまったのだと思います。

それで、今年は、仕事場の裏に日陰をつくって、そこに保存しとこうと思っています。時々、水をやらなければいけません。

画像は、昨年、仕事場の裏に置いといたプラグでの発芽様子です。これだけ、発芽してくれるとうれしいです。カンアオイは、細根があまりないので、こんなに、密集していても、移植のときに、容易に根がはなれます。ナメクジだけ注意しとけばいいのです。ただし、25度以上の西日にあたれば、一気に枯れます。

移植した、苗です。もうすぐ本葉がでます。こういう苗が、今年はそれでも500はできたでしょう。それでも、ここから、病気になっていきます。来年の春には定植したりする予定です。

栗林カンアオイ畑には、一時期1000株をこえる、カンアオイ株があったと思います。ところが、白絹病によって、ことごとく駆逐されてきています。今残っているのは、200株もあるかないかです。来年は、どうしましょう。いろいろと頭が痛いところです。7年間くらい、時間をかけてやってきたのですが、ここは、あきらめるしかなさそうなのが。・・・