TDA(NPO:景観デザイン機構)の研修で大阪を訪れました。難波ひろばとグラングリーン(大阪駅北側のうめきた2期)を見学し、プロジェクトを推進している方々のお話を伺いました。2つのプロジェクトは間違いなく日本の都市デザイン史に残るものです。これらについては別に報告します。
今日、東京に帰る合間を縫って一人で訪ねたのは中津商店街。実はみんなで見学したグラングリーン(うめきた2期)の敷地のすぐ北側にあります。下の地図のブルーの部分です。
入り口です。
こういう場所が、大阪の玄関口大阪駅のすぐ北側にあることが、面白いと思います。東京でいうと、丸の内や日比谷のすぐ横のような場所です。
この場所は、みちが細く、小さな住宅や長屋が密集するいわゆる木密です。御多分に漏れず昔ながらの個店による商店街はうまくいっていません。シャッターが空かない店も多いようです。
商店街の背後には棟割り長屋が集まっています。
そんな中で、若い建築家が商店をリノベーションして事務所と住居をつくったということが建築雑誌に出ていました。どんな状況なのか見たいと思いやってきました。そういう試みがまちをじわじわと変えていくことに期待をしているからです。
「まちに開いた」設計事務所ということでしょう。2階も使っています。近所をよく見ると商売をされているお店もあります。しぶいですね。
これから、少しずつ変わっていくのでしょう。大阪駅に大変近いので、敷地をまとめてマンションにするという選択肢もありそうです。しかし、何とか、個店の雰囲気を残しながら、少しずつ元気になっていくという、ストーリーを期待したいものです。
建築雑誌を見ただけの情報で来てしまいました。もう少しまちづくりの情報なども調べてみたくなりました。また来る必要がありそうです。
建築・都市デザイン architecture/urban design
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