山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

利尻山・登頂!

2019-07-29 21:22:49 | 九州以外の山

2019年7月19日(晴れ)

あのてっぺんに登るんだよ!!

うん、行こうね!

美しく、ダイナミックな利尻富士を眺め、気合は十分!
嬉しいばかりの後半戦突入です。

そろそろガスが出てきたと思ったら、あっという間に山頂が見えなくなった。

オニシモツケソウ
シモツケに似て、大型であることからオニの名前が付いたそうですが、オニは可哀そう。
綿菓子みたいにふわふわだったので、ワタガシモツケに改名しようかな(^^;)

ピンクのイブキトラノオは山頂までのあちこちに群生していました。可愛いねー!

避難小屋
冬季は二階の専用入り口から入ることができます。
梯子とかぎの掛かった入り口が見えます。(冬に行く人もいるのですね~~)

避難小屋のすぐそばにツクバネソウ

この辺りにザゼンソウが見られるかなと、時間をかけて探したのですが、残念。見つからず。
時期が遅いですよね。見たかったなあ。

顔を上げると、ウコンウツギ。花びらの内側にオレンジ色の斑点が見えます。

 フラットな鞍部は歩きやすく、お花も次々に出てきます。
目線を下にしても、目の高さにも、お花が咲いているので楽しくなる。

これは何かなあ。可愛い花が咲きそうなのに。


アキカラマツ
この写真は白に見えますが、実際は黄色味を帯びていました。

ミソガワソウ
たくさん咲いていました。
優しい紫色で背が高く、目の高さに咲いているので、お花とお喋りできそう!(^^)!

マルバシモツケは葉っぱが丸いのですが、お花もこんもりまるく見えます。

ハイオトギリソウの群生で空気が明るいと思ったら~、

おや、ガスが少し濃くなってきました。

丸太で階段が作ってあるので歩きやすいです。

やっと、九合目まで来ましたよ!1410m。
ここからが正念場です。
上りも傾斜がきつくなりますが、高山植物が現れるので、楽しみながら登れます。

早速、ミヤマアズマギク。

シコタンハコベ かわいいこと、かわいいこと。

紅い葯が印象的でした。

下向きに花をつけるリシリオウギ

何を見ても夢中になってしまいますね。

サマニヨモギ
え?ヨモギなの?って思ってしまった。
日高地方の様似に由来する名前です。

そして、利尻山の固有種、リシリヒナゲシ。

ガスってなければ、向こうの砂礫帯にいくつか見えたのかもしれない。
水滴に覆われてしまって、お顔が見えないね。

リシリトウウチソウ(バラ科)
きっと山頂はもう近い。

このお花畑。ガスってなければ、最高の眺めでしょうに。
ウドの仲間やエゾヤマセンゴ?がたくさんです。

沓形コースとの分岐に来ました。
沓形コースから登ってこられた方は、藪をかき分けて歩き、岩も登ってきたということでした。

スコリアと言われる赤い火山性の小石は、ずるずる滑って足を取られますが、歩きやすく整備されていました。
有り難かったです。

霧で視界が悪いのですが、紅い色が目に入りました。
エゾツツジです。この花も岩にしがみつくように咲いていました。

コケモモもピンクが強くて綺麗です。

チシマフウロ

シコタンソウ
よく写っていませんが、花びらに黄色の斑点があります。

右側は切れ落ちた崩壊地です。
くっきり見えていたら怖いかもしれないなー。

そんなところにもイワギキョウが咲いている。

晴れていれば、目の前に利尻山頂が見えるはずなんだけどなー。

最後の一登りです。エンヤラヤっ!

とうとう来ました!

利尻山頂撃破!!

嬉しいーーーっ!! 

登り始めてから5時間40分。一歩一歩踏み重ねて、利尻山の山頂に立ちました。10:02。
トリオはご機嫌の笑顔です。
あ、夫殿の眼鏡が曇って真っ白です。これじゃあ何にも見えてないでしょ。

何よりもまず、山先輩の信ちゃんにライン電話したいよ!
アドバイスを頂き、お花の本もお借りしてました。

信ちゃ~~~ん!!

ラインビデオ電話で信ちゃんの笑顔に会えました

山頂は風が強く、汗と霧で湿った体が冷えてきます。
民宿で作っていただいたおにぎり弁当を、いそいで食べていると、足元に水玉をくっつけたお花が……。

葉っぱのギザギザが見えます。白っぽくも見えるので、シラゲキクバクワガタかもしれません。

残念ながらガスで眺望はありません。

ローソク岩も見えませんが、仕方ありません。
休憩したら、下山開始です。10:45

登りの時には気付かなかったイワベンケイ。赤いので雌株ですかね。

エゾカンゾウ

長官山に戻るころにはお天気回復

長官山を下り、避難小屋でおやつをむしゃむしゃ食べて、大休憩しました。
そして、ここでビッグドリーマーこと寝太郎さんに、お昼休みを狙って電話しました。
一年前、「利尻山」を勧めてくださったのが寝太郎さんです。そこから利尻への灯がともったのです。
ラーメンを食べていらっしゃるところを失礼しました。
「元気に仕事してます!」ということで、何よりでした

第一見晴台までもどると、鴛泊港もよく見えました。

すっきり、くっきりいい気分です!!

満足したのか、下山路は長く感じられました。
長いよー――。まだかなーーー。朝はこんなところをずーっと登ってきたのかーー。

乙女橋を昔の乙女がトボリ,トボリと渡っています。

甘露泉水まで戻り、甘い湧水をごくごく飲んだのですが、さすがに疲れていて写真無し

この舗装路を歩けばもう終点です。トボリ、トボリと疲れましたね。

やっと北麓野営場に戻りました。15:22


丁度11時間かかりました。長かったーー。長い一日でした。
素晴らしい一日でした!

今夜も昨日と同じ民宿レラモシリに宿泊です。宿に電話をするとすぐに迎えに来てくださいました。
時間も早かったので、ゆっくり露天風呂に入って、超ご機嫌!
またまたおいしい夕飯です。

明日は8:40のフェリーに乗って礼文島へ。
桃岩コースでお花トレッキングです。愛らしいリシリソウを見ることができました!
そして、私の思いがけない行動で、おとぼけ二人を脅かしました!

今日のその他のお花達。
エゾエンゴサクとは色が違うような~~・4合目辺り

エゾイチヤクソウ(かもしれない)5合目辺り

ミヤマハタザオ(かもしれない)9合目手前

不明
山頂手前なので、フタマタタンポポかもしれないけれど、茎がふたまたになっているかどうかが写真ではわからない。

お花の多い山でした。
名前を調べるのが大変でした。 

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利尻山(八合目まで)

2019-07-25 21:51:19 | 九州以外の山

2019年7月19日(金)晴れ

登ってきました! 利尻山!

大きな山でした。花いっぱいの山でした。

 利尻島は、稚内より約20キロ離れた場所にある円形の島です。山が島なのか、島が山なのか、美しい円錐形の利尻山は『利尻富士』と呼ばれ、日本百名山にも選ばれています。また、花の百名山の一つでもあり、九合目上部には高山植物が咲き乱れるお花畑もあります。

是非行ってみたい。日本最北の山へ!

北海道には魅力的な山が数多くあります。
その中で選んだのが利尻山。

なぜ?

険しい岩場などなく、時間はかかっても足を前に進めさえすれば登ることができ、絶景もお花も楽しめる山!
百名山でも、一番最初に紹介されている最北の山です。
カッコいい!是非登りたい!

一年前から利尻山への思いに灯がともり、3月には民宿の予約、飛行機のチケットなどの手続きも済ませました。後はゆっくり計画を練るだけ。

 

7月19日(金)
おはようございます。朝は3時前から起きました。
民宿の側からは今日登る利尻山が見えました。
早朝のこの時間にはっきり見えるのは珍しいそうです。これは幸先がいいかしら?

準備を済ませて、民宿の前に3時55分集合、4時出発です。
朝食代わりのおにぎり弁当も、昨夜のうちにいただいています。

民宿の車で登山口の「北麓野営場」まで送っていただきました。標高220mです。

トイレを済ませ、準備運動をして、いよいよスタートです!4時20分。
外から種子などを持ち込まないために、靴底を洗ってから歩き始めます。

三合目の甘露泉水までは舗装路を歩きました。
静かな朝に、期待がいっぱいでワクワクします。

甘露泉水(下山時にたっぷり味わいました)

晴れてねー、と願いながら樹林帯を歩きます。

コオニユリのオレンジ色が鮮やかです。

たくさん咲いていました。ミヤマセンキュウ

ヤマハハコも山頂までずっとよく咲いていました。

四合目まで来ました。
標識には「野鳥の森」とありますが、本当にその通りで、軽やかな鳥たちの声に、こちらもまだまだ足取りは軽いです。緩やかな登山道です。

単調な道も、お花を見ながら歩くので退屈しません。

五合目までに咲くウメガサソウ
梅の花に似た花が傘のように下向きに咲いています。

 

マイヅルソウはもう実になっていましたが、大群生のようでした。

 五合目に着いたのは5時42分。雷鳥の道標とありますが、雷鳥がいるのかしら?
お腹がすきました。力をつけなくちゃ。
前日に、北海道唯一のコンビニ「セイコマート」で買っていたパンやバナナでゆっくり朝食。

だんだん傾斜も急になり、ゴロゴロ石も多くなってきた。

シュムシュノコギリソウは白と薄ピンクがあり、とても可愛い。
何度見ても立ち止まり、何度もシャッターを押した割にはピンボケばかり。

黄色が目立つハイオトギリ。
直径が2~3センチはありそうで、いつも見るオトギリソウよりも大きいです。

ウラジロタデ

自然を守るための「利尻ルール」
①携帯トイレを使う。
②植物の上に座らない。踏みこまない。
③ストックにキャップをつける。

鴛泊コースには、6,5合目・8.5合目・9合目に携帯トイレブースがありました。
②と③はどこの山でも当然ですよね。

六合目の第一見晴らし台。6時24分
歩き始めて2時間が経っている。 遠くは霞んでいますが、いいお天気です。

海が見えました!

ミヤマアキノキリンソウと思います。

イワギキョウ

本当に岩に咲くのですね。不思議ーー!

胸突き八丁の七合目に着きました。

ここから覚悟が必要かな?と思いましたが、さほどでもなかったなあ。その先がきついですもの。

第2見晴らし台です。

林野庁の人たちが休憩中でした。
何か調査でしょうか。背中の荷物が大変そうです。

ハイマツの中をどんどん進みます。
長官山が見えてきました。まずはあの頂まで行かなくちゃです。

四枚の花びらはゴゼンタチバナ

とうとう、長官山に着きました!!八合目です。7時43分。

ヤッタネ!
利尻富士が目の前です。

カッコいいなあ!
ガスも取れてきました。くっきり!!

もうこれで十分な気もしましたが、利尻山頂はまだまだ先。
山歩きはこれからが本番のようです。
よっしっ! 行くよ!

続きはのちほど~~。

 

 

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北海道遠征・プロローグ

2019-07-23 21:55:31 | 観光・他

2019年7月18日(木)薄曇り

利尻山のリシリヒナゲシと思われます。(水滴に覆われた蕾の拡大写真)

リシリヒナゲシはケシ科ケシ属の一種で、現在日本に自生するケシ属としては、唯一の種であるとともに、利尻山の砂礫帯にのみ分布する利尻固有種です。

今、リシリヒナゲシは二つの大きな問題に直面しています。一つは個体種の減少が心配されていること。これは、山体の崩壊などから自生地の環境が大きく変化していることにも関連し、絶滅危惧種とされています。
二つ目は、平地でリシリヒナゲシによく似たひなげしがたくさん育てられるようになり、あたかもリシリヒナゲシが平地にも分布するように見られていることです。(利尻島自然情報センター資料より)

7月中旬におけるリシリヒナゲシの開花期間はおよそ3日間という短さ。
現在では、稜線上の登山道脇で見ることは極めて稀で、稜線上に広がる崩壊地で見ることができるという「リシリヒナゲシ」を蕾とはいえ、何とか見ることができたのは幸いでした。


 

北海道へ遠征!(利尻島・礼文島)

1日目 7/18(木) 福岡空港(7:00発)→羽田(10:30発)→稚内(16:40発)→利尻着(18:20)
2日目  7/19(金) 利尻山登山 鴛泊コース 北野野営場(5:00 )~山頂(11:45)~北野野営場(16:45)
3日目  7/20(土) 利尻鴛泊(フェリー9:20発)→礼文香深着(10:05) 礼文島花散策
4日目  7/21(日) 香深(フェリー8:45発)→稚内(11:45発)→札幌(14:20発)→福岡空港着(16:40)

 当たり前ですが、北海道は遠い!
朝7時に福岡を出て、稚内に着いたのは12時20分。利尻へのフェリーまで4時間くらい空き時間があります。

先ずは腹ごしらえ。
タクシーの運転手さんに教えていただいた駅前の「たからや」で塩ラーメン!!

麺のつるしこ感がとてもよく、美味しい!
チャーシューは厚みがあり、おつゆを吸ってふわっと膨れた麩がとろけます。

日本最北端の稚内駅

線路が駅の外まで続いているようになっている(もちろん実際にはここを電車は走りません)

駅構内の、この看板の奥がホームになっています。

お腹が満たされたので、駅横の海産物屋さんで、お土産の調達です。
海産物だけでなく、「白い恋人」などお菓子もたくさんあったので、ここでお土産を買って、期日指定の宅配で家に送りました。
これで一安心。

まだ時間があるので、タクシーで稚内公園へ行きました。

 

「氷雪の門」
かつて日本領土であった樺太で、国に帰れず亡くなった日本人のための慰霊碑。

女性の顔は戦争で受けた苦しみを、手のひらを見せているのは樺太も家族も失ったことを、足はその苦しみや悲しさから立ち上がることを現しているとされます。

 

九人の乙女の碑
ソ連軍の侵攻の中にあった樺太。その緊迫した状況の中、無条件降伏から五日後に、樺太真岡郵便局で最後まで交換業務の任務を果たし、自らの命を絶った九人の電話交換手の慰霊碑です。

皆さん これが最後です
さようなら さようなら

売店に「永訣の朝」という文庫本があった。手に取ってみると、「~何が彼女らを死に追いやったのか。関係者への徹底取材で、当時の乙女の日常と事件の全貌を追跡する~」とあった。
是非読みたいと思い、購入しました。(2008年初版)

「開基百年記念塔」と樺太が島であることを確認した間宮林蔵の像。


稚内から16:40のフェリーに乗り、利尻島に着くと今夜の宿「民宿レラモシリ」の方が迎えに来てくださっていました。

夕食にはウニはもちろん、イクラ、真ホッケ、ホヤが出ました。
私はウニご飯が美味しかった!!

明日は利尻山へ!
お天気はどうだろう晴れてほしい。

ただでさえ一年で一番仕事が忙しい夏休みに、仲間の仕事も引き受けることになり、激激忙しくなった。
ブログアップは遅れそう……。

 

 

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ちょこっと天拝山~天拝湖

2019-07-15 20:42:37 | 福岡県の山

2019年7月14日8(日)雨

雨ですが、ちょこっと山歩き。
天拝山から天拝湖まで往復すれば、ちょっとした歩きになるかな?

天拝山歴史自然公園から、傘さして7時前にスタート。
こんな雨の日に歩く人なんていないだろうと思えば、天拝山までは結構行き交う人もいて、びっくり。

でもさすがに縦走路からは誰にも会わない。

雨のせいか気分が冴えなく、木段登りに喘いでしまった。

いつもの竹林が幻想的で美しい。

天拝湖、大佐野山~への分岐。
これを大佐野山へ進むと、きっつい登りが二つ待っているから、今日はそっちへは行かないよ。

天拝湖公園。
当然ながら、雨の日に遊んでいる子はいませんね。

休憩したら、天拝山に戻りましょう。

ツユクサ

これは何でしょう?
茎に何か食いついているような??拡大してみると何か変。虫?
写真撮るんじゃなかったなあ。

帰り道になると、少し明るくなってきた。

ヤマアジサイ

公園内を少し歩いて、帰ってきました。

雨の中を四時間ばかり歩いただけですが、家に帰ってお風呂の後はでれりとお昼寝してました。

利尻はもうすぐ。準備も何度も確かめました。
雨よ、降らないで!!

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てんこ盛りの宝満山・三郡山

2019-07-08 21:01:02 | 福岡県の山

2019年7月7日(日)曇りのち晴れ

竈門神社~カモシカ新道~キャンプ場~三郡山~宝満山~羅漢道~行者道~竈門神社

頑張りました。ツカレマシタ!

へっろ、へろ~。長かったーー!

あと十日ばかりで北海道に遠征です。
約十時間にも及ぶ利尻岳山行を何としても歩きたいので、今日はその訓練登山です。

水2リットルを加え、重めのザックを背負って、向かう山は宝満・三郡。
しかもカモシカ、羅漢、行者とてんこ盛り!!

誰じゃ!!こんなコースを計画したのは!!

はい、いつも気持ちだけは勢いのあるワタクシです。
道中、きつくて何度か弱音を吐こうとすると、おとぼけ二人が笑ってそっと無視しました。

(5:45)竈門神社駐車場スタートして、愛嶽山へ。

朝早いとはいえ、風がなく蒸し暑く、汗だらだらで、早くも私が熱中症気味で一人休憩。
水を飲み、アミノバイタルも飲んで、気を取り直して再スタート。

(6:32) 愛嶽山

(6:55)鳥追い峠からカモシカ新道に向かいます。
子どもは危険ですって。妙齢、老齢は大丈夫ってことかしら。

ロープや鎖が出てきたりするけれど、

ヤマアジサイに慰められます。頑張りますよ!

道迷いしないように気をつけて。

女道へ向かわず、キャンプ場水場へ向かう分岐からが、急登できつかった。

ヨイッショ!

(8:58)汗びっしょりでキャンプ場につき、キンキンに冷えたノンアルで乾杯!!
「朝から飲むんかい!」「飲まなきゃ、やってられんよ」

「何て、美味しい!」火照った体が喜びました。
Kさん、重かったですね。ありがとうございました。
煮卵やウィンナー、アイスゼリーなどの行動食も食べて、ゆっくり休憩の後、三郡山に向かいます。

三郡への縦走路は、いつもとても気持ちいいから、ゴキゲン!

あら、私の三郡の守り神はこんな形になっていた。
うぬ、何に見えるかな。ワニ?足になっている。

4年前の守り神「しっかり歩かないとお前を食べるぞぉ!」

ここを歩くのは本当に気持ちいい。

では、気合を入れて、山頂を目指します。
実は今回、私がシャッターを押したのは、ブレブレのこれ一枚のみ。
歩くだけで精いっぱいで、カメラに手を伸ばす余裕がなかったのです。

( 10:34)三郡山につきました。
ここで昼食です。あんまり食べたくないけど、夫殿が「食べんとダメ」というので、おにぎりを押し込みました。

ゆっくり休憩していたら、人が多くなりましたよ。
では、戻って、宝満山に登ります。

宝満山に向かっていると、少し風が出てきてほっとしました。
少しの風にも感謝できるって、山だからこそですね。

(12:23)宝満山山頂。

疲れております。ここでもザックを下ろしてドーナッツやゼリーで休憩。
お水がどんどん減りますが、たっぷり準備してきたので安心です。

「キリンソウ」
咲き残っていたよと夫殿が嬉しそうでした。

(12:48)いよいよ下山。羅漢道で下ります。


下るのはいいけど、苔のついた岩が滑りそう。
この大きな木は太い枝がぐるりと巻いていた。

やっぱりヤマアジサイが見守ってくれています。
どんどん下るよ。

いつまで下りが続くのかと思うよ。ホントに。
登り返しがきついだろうなあ。

羅漢道らしく、羅漢様や窟、観音様を見ながら、今度はまだかまだかと登り返しました。
長かったなーー。

やっと中宮まで出てきて、くたびれ果てた私がボソリ。

「私、一人で正面道からゆっくり歩いて帰るから、二人は行者道で下ってね。竈門神社で会おうよ」

「はああ?」

私は、傾斜の急な行者道を下るのが嫌だったのですが、それは大きな間違いで、中宮からの石段続きこそ足腰に負担がかかって、歩けなくなると諭されました。

よっし、それじゃあ、やはり行者道で下るか!!

分岐が出てきて、この標識。
右へ行っても、左へ行っても鳥追い峠まで15分!
(ゆっくり)がいいか、(急)がいいかって、もちろんゆっくりがいいに決まってる!!

行者道ではさすがの夫殿も疲れてきたと見え、写真無しです。

愛嶽神社まで来ました。ここからは歩きやすい。

もうすぐだーーー。

(15:57)着いたーー!!
ふーーっ、やっと帰ってきたよ。

あー、疲れた。もう、へとへと。
足とか体だけでなく、内臓も脳みそもすっかり疲れきったという感じです。
よく頑張りました。16,8km・約十時間。
Kさん大変お世話になりました。
夫殿、荷物を持ってくれてありがとう。写真もたくさんありがとう。
頑張ったよねーー!

これで、何とか利尻にいけるでしょうか。
行くよ―――! 

力付けてくれたお花達。
ユキノシタ

オカトラノオ

ヤブコウジ

マタタビの実

キンシバイ?

ウツボグサ

お花も風もありがとう。きつかったけど頑張ったよ。

 

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