山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

矢岳

2021-06-28 21:35:57 | 福岡県の山
2021年6月26日(土)晴れ&薄曇り

家から近いのに、行ったことがない矢岳を歩いてきました。
山頂からの眺めもよい那珂川市の隠れた低山の名山(?)だそうです。
五月に亡くなられた民さんという方が晩年のライフワークとして、城山、矢岳の登山道の整備されてきたということを知り、感謝の念をもって歩いてきました。

矢岳の登山ルートはいくつかあるようですが、少弐景資公の像がある登山口から城山~矢岳にピストンしました。

登山口
看板の後ろの階段を上れば、城山と矢岳の分岐に出ます。

城山(岩門城址)は少弐景資が兄の経資の軍勢に攻められ、最期を遂げたところです(岩門合戦)。
堀切が近くなってきました。


三の曲輪、二の曲輪などが残っているのですが、今日はゆっくり見ていません。


本丸跡もチラ見でごめんなさい。


展望所となっている北の曲輪跡。
 

ここで小さな虫の襲来です!ブヨもいます。
顔の周りにたくさん寄ってくるので、あわててネットを被り、回れ右をして矢岳に向かうことにしました。


竹林を抜けました。
矢岳へはこうした案内が時々出てきます。温かい文字ですね。

これ…
真ん中の子ども岩が落っこちないように、親やきょうだいの岩が支えているように見えるのですが…。

こっちの大岩は夫殿はまっすぐに進み、私は手前から右に巻きました。

どおってことはないのですが(^-^)

階段を下ったと思えば~

上りまーす!
意外と長かったよ。

おつかれさん(^-^)
ありがとう! もう少しね。

すぐに山頂でした。

霞んでいますが、脊振山が見えます。

九千部山も。

福岡方面

山頂で、みかんとコーヒーで休憩。
もう、ママコナが咲いていた。

帰ろうとしたら、スズメバチがホバリングしていたので、しばらく待って、ハチがいなくなってから下山開始しました。
今日はとにかく、虫が多い。

上りでは気付かなかった大きな木!アカマツでしょうか。

生きた龍が空へと上っていくようです。

ムラサキニガナ。


3時間半で駐車地に戻ってきました。


登山道は整備されて歩きやすかったのですが、この日は風がなく蒸し暑く、虫も多くて、爽快ではなかったのが残念。
先週の蛤岳~脊振と比べると、距離も時間も半分なのに、何故か疲れました。

本日の行程
登山口(8:24)~城山(8:36)~矢岳(10:20~10:46)~駐車地下山(12:00)

翌日・6月27日(日)は第六回・アジサイ挿し木ワークショップでした。
参加者 13名 10:00~12:00
新しくご参加いただいた方を迎え、往還の会会員、緑のコーディネータさん、お疲れ様でした。
今年は300本の挿し木が出来ました。

一方、二人の親分は早朝から、アジサイ植栽地で4時間以上の草刈りでした。
日当たり抜群の超斜面での作業、大変お疲れ様でした。

綺麗ですねーー。
親分たちにしかできない暑い中での、熱い作業だったと思います。
お疲れ様でした。
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沢登り(金山山域・無名の沢)

2021-06-22 21:55:12 | 福岡県の山
2021年6月20日(晴れ)
参加者 往還倶楽部会員5名+豪華ゲスト2名
入渓(9:26)~登山道出合(11:34)~昼食休憩(30分)~下山開始~駐車地点(12:35)

(リーダーHさんより)
待ちに待った沢登りの季節です。
今年最初の沢登りは、金山山系の佐賀県側にある、名無しの小さな沢です。
この沢のよいところは、足元(沢靴)さえあれば、誰でも登れるところです。
それでは、つまらないと思われるかもしれませんが、小さな滑滝や、ちょっとした段差の小滝などがあり、十分な醍醐味もある沢です。
しかも、上部は小川になっていて、最後はその川の源流まで見ることが出来ます。
源流まで来たら、その横をちょっと上がると、そこからが金山から背振間の稜線です。
その間、ずっと自然林の中を涼しく登れます。
夏の時期に、暑さを感じないで稜線まで登ることが出来る最高の場所です!

というわけで、今年初ドキドキの沢登りです。
いきなり目の前に大きな滝が現れました。
水に入るとさほど冷たくはありませんが、なんだかおっかなびっくりです。

今日はロープが必要なところはなく「バチャバチャ歩くだけ」と聞いていましたが、こりゃとんでもない。
しっかり気をつけて歩かなきゃです。

段差が大きく、足が上がらないところは引っ張りあげてもらいました。
(虫が多いので、虫よけネット着用です)


軽々と上ってくる人もいますね。

滑滝を後ろに見て、ちょっと写真撮影。

平べったい岩が横にはみ出ていて、足の置き場がわかりません。
mikiさんは行けるけれど~

私はサポートしていただきました。


さらに続きます。

滑りそうな垂直な滝を登っているのはゲストのTさん。

なかなか面白い。

ここは踏ん張って!私も頑張りました。

もっと奥へ。

この辺りから水量が少なくなってきました。

終了地点が近いのかな?

幅も狭くなり、小さな小川のようになってきた沢を左に見ながら、森に入っていきます。

ここが源流ですね。水が沁み出ていて、山と川が繋がっているのがわかります。

もうすぐ稜線に出ますよ。

登山道に出合った後、一月の雪の日にツェルト体験をしたところで、昼食休憩しました。
お腹がすきましたよー。

下山は登山靴に履き替えて、早い早い~~!

50分足らずで下りてきました。
今年初の沢登りは、お天気にも恵まれ、最高に楽しかったです!
サポートしてくださった皆様、ありがとうございました。
写真を撮ってくれた夫殿、ありがとう!!
楽しく刺激的な一日でした。(^^;)
翌日は上腕が筋肉痛。イタター(^^;)
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蛤岳から背振山へ

2021-06-21 21:02:24 | 福岡県の山
2021年6月19日(土)晴れ

お気に入りの蛤岳から背振に行くことが出来るらしいので、行ってみることにしました。
前半が蒸し暑くて、汗だらだら。
蛤水道から脊振は、長く遠くに感じられましたが、気持ちよい歩きでした。

登山口
坂本峠からだと距離がありますが、ここからだと近くていいです。

「あの石、何かの形に見えるよ、面白いね」
「何の形?何?」
「何かはわからんけど~なんやろ」…いつもこんな感じの会話(#^.^#)

さっさと登って蛤岳山頂。今日はガスっていて何も見えません。

では、脊振に向かいましょう!!
気持ちいいです。

分岐。背振まで3.5kmです。さあ、頑張らなくちゃです。

開けたところ(林道?)に出るまではよかったのですが~
ここからが結構遠かったのです。


下調べでは、たいした急登もなく、歩きやすい縦走路だと認識していたのですが、やはり「山」です。
アップダウンが無いわけじゃない(^^;)

先ずは笹ブッシュ。

見えんよーー!


脊振山まであと1,7km。
風が通れば、気持ちいいだろうに、今日は蒸し暑くて早くもバテ気味です。

とうとう、座り込んで休憩です。
汗だらだら、びっちょこ!
私の顔は真っ赤になって、頭からは湯気でも出そうだったそうです。
水分しっかりとって、レモングミを食べて休憩していたら、目の先に見えるのはツルアルドオシでしょうか。


ちっこいねー。
開いていたらいいのに、わからんよー。

休憩の後、元気を出して歩いていたのに、この下り木段。
下るっていうのは、この先に登りがあるのよねー。


急な上りは出てきませんでしたが、木道が続きました。
昨日の雨で濡れて、滑りそうでオタオター。



壊れていて危ないところは、横を巻けるようになっていました。
早く直していただけるといいですね。

たにし仏(密教金剛像として祀られていたらしい)

しばらく階段を上っていると「見えたよー」と夫殿の声。


夫殿が見たのは「山頂ドーム」
私が見たのは「自販機」
冷たいカフェオレを頂きました。ゴックン、ゴックン。

もう、そこなのですが、この石段がきついのよねー。暑いし。

やれやれやっと着きました!!

風が吹いて気持ちいい~~!!
吸い込まれそうーー!

ほんっとに気持ちいい!風がいい!
脊振山に登ったのは何年ぶりだろう。
蛤岳から背振へ歩くなんて思ってもみなかったよ。
お腹空いて、がつがつ食べて、またごくごく飲んで、深呼吸したら帰りましょう。

向こうのドームの右下辺りを歩いてきたのよね。
蛤岳はその奥だから、ここからは見えない。

来るときには目に入らなかったオカトラノオ。
咲いていなくて残念。


葉っぱの裏の奥に、空の青さが目に沁みる。


林道から蛤岳の山域に入ると、ゆっくり歩かないと勿体ない。
癒しの森を歩きながら「ここはいいねー」と何度も繰り返しました。


ひっそりとヤマアジサイも綺麗です。

こちらは終わっていて残念。丁度の時に行かなくちゃですね。


山頂には上がらず、水道横を通って帰りました。


距離を感じましたが、新緑の季節や、紅葉の秋にはもっと気持ちよく歩けそうです。
その頃、また来るかな?

本日の行程
登山口(8:29)~蛤岳山頂(8:59)~林道出合(10:00)たにし仏(11:44)~脊振山山頂(12:05~12:36)~下山口(15:36)
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何故に宝満山?

2021-06-14 20:24:01 | 福岡県の山
2021年6月12日(土)曇り

梅雨の季節で天気予報は雨と曇り。
雨でも歩けるところはどこだろう。
去年の六月を見てみると、宝満山に正面から登って、大ヘタレしている。
一昨年の六月も宝満山←これは山友さん達と楽しかった。
その前の年は八女オルレ。
も一つ前は嬉野オルレ。

この時期、天気予報で☂マークがつくと困ります。
根性無しなので、雨でも何とか滑らず、楽に歩ける山をと思うのですが、ちっとも思いつきません。
登山道が暗く、足元がびっしょり濡れるのも嫌です。

でもって、なぜに宝満山?
全くもって、何故に宝満山なのよ、と思うのです。
な~~ぜ??

登山道が広いので、鬱蒼としてなく、雨の日も何とか明るいから。
石段ばかりだから、泥でじゅるっと汚れないし、濡れた草が足に纏わりつくことはないから。
~~とかなんとか言いながら出かけました。
疲れる宝満山に。

今日は行者道とか、カモシカ道とか、羅漢道とか、そんな険しいコースはとんでもなく、それでも十分にきつい正面登山道から行きます。

竈門神社に向かう最初の鳥居は、緑に覆われています。
今日は人が少ないみたい。


紫陽花の花がお洒落に飾られていました。(去年は風鈴だった)

夫殿が「宝満山を登るカエル」を撮っています。


テレビや新聞でも紹介された有名な「修験の霊峰の頂を目指すヒキガエル」です。
1センチも無いくらいちっこいのですが~正直なところ可愛くない~(@_@。

とはいえ、40日もかけて一生懸命登るんだものね。
ヘタレの私より、うんと偉いねって、褒めてあげよう。

毎日登っていらっしゃるような常連さんが多く、ひょいひょいと抜かれます。


蒸し暑くて、何度も休憩しました。
雨は降らないものの、霞んでいますね。


百段ガンギまでくれば、大丈夫!
ここまでがきついのです。


中宮跡ではいつもコーヒー休憩します。


岩が濡れているので、滑らないように気をつけて。

山頂に着きました!!


今日は人がいないので、絶景ポイントも独占できました。
たっぷりおにぎり休憩です。

少しの縦走路を楽しみたいので、仏頂山へ寄って、

女道経由でとっとこ下りてきました。


普通に登って、普通に下りたのですが、疲れましたよ(^-^)
駐車場に戻ると、救急車と救助車がサイレンを鳴らしてやってきました。
何かあったのでしょうか。
岩の宝満山で足を滑らせたりしたら大変なので、注意して歩きましたが、やはり十分気をつけないといけないですね。

竈門神社(7:40)~中宮(9:44)~山頂(10:24)~仏頂山(11:15)~キャンプ場(11:37)~下山竈門神社(13:40)

本日の一番!ヒトツボクロ。

キリンソウ

ヤマシグレ。




キャンプ場のギボウシはまだ蕾でした。

汗びっしょりになって、「あー、きつかった」しか言えないのに、何故かすっきりとして、気持ちいい。
宝満山は不思議な山です。
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英彦山

2021-06-08 22:27:52 | 福岡県の山
2021年6月6日(日)晴れ

「英彦山のオオヤマレンゲが見ごろですよ」と、お誘いいただき大喜びで見に行きました。
九重・猟師山では何度か見たけれど、ちょうどいい時期に英彦山のオオヤマレンゲを見たのは夫殿だけです。
なので、今日を楽しみにしていました。


高住神社からスタートしようとしていると、Hさんご夫妻に会いました。
望雲台~北岳の肩~裏英彦山を回るそうで、その健脚に驚きですが、私達は何しろこの私がいるので、山友さん達にゆっくり歩きをお願いしています。
だってね、この上りです。

この岩、削られたような、擦ったような跡がちょっと怖いです。
どこからか、転がり落ちてきたのでしょうか?


溶岩の壁横のオオヤマレンゲ
木で囲われて、大切にされています。


さすがに品があって、綺麗ですね。


光を受けて透けて見えます。

ひとしきり撮影して、北岳の肩まで歩いて、大休憩。

可愛いドウダンツツジを見て歓声を上げ、次はいよいよ北岳山頂ですね。


立派な山頂標識が素晴らしいです!!
ありがとうございます。

中岳への縦走路は大好きなところ。

気持ちいいですねーー。

中岳へ着きましたが、上宮は倒壊の恐れがあるので、立ち入り禁止となっていました。

下の写真は下山の際に回り込んで写したものですが、痛々しいです。
早く修復されるといいですね。


中宮手前の古い大きな木が倒れていて、切ない。


古い木、不思議な趣の木を、あちこちで宮ちゃんに教えていただきました。
もっと、ちゃんと写真を撮っておけばよかったなあ。

これは綺麗ですね。


下山は正面道で、相当久しぶりですがタツナミソウに励まされます。


奉幣殿まで下りてきてほっとしました。楽しかった!!
ヒメシャラの一筋の紅いろがまたいいですね。


こうした人たちに出会えるのも、英彦山ならではですね。

昨日に続いての連チャン山歩きでしたがゆっくり歩いてもらい、休憩しては気楽におしゃべりもできて、よかったです。

お花先生のおかげで、たくさんの花を見ることが出来ました。
森の貴婦人。


ドウダンツツジは色の濃いのや、薄いの、それぞれ可愛くて好きです。




コツクバネウツギ


二色ウツギ




ツクシガシワ


ハンショウヅル



コバノフユイチゴ


クモキリソウ


イナモリソウ


お花先生、宮ちゃん、楽しい時間をありがとうございました。
いい一日になりました。
またご一緒できますように。

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