山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

植樹の続きと急登尾根

2017-02-28 20:13:26 | 往還の会
2017年2月26(日)晴れ

朝目覚めたら腰がーーアイタターー 
夫殿は午前中に気になる仕事を片付けて、さて今日はどうしましょう。

行こうかね。(#^.^#)

野河内に出かけました。
11時半ころに着くと、島田さんが一人で作業されていました。
昨日植えきれなかった樹木のうち、ヤマボウシ、オオデマリを植えたそうです。
残念ながら島田さんは午後からは用があるので、これから私たち二人で作業です。
コブシ5本とオオデマリ2本を、指示された場所に植えました。

オオデマリの苗は国道のり面の上部へ植えます。(葛のカズラで蔽われていたのり面は、綺麗にされてコンクリートが見えていました。)


ほら見て、私の勇姿!
腰が決まっているでしょ。この斜面にはコブシを植えました。


夫殿の勇姿!


植え込みが済んだ後は、昨日私が植えたシャクナゲがちゃんと植わっているか夫殿が点検中。
あんなところに植えたのです。


今日は作業がよく進みました。
この広い観察路、登山口を、我が家の庭のように二人占めしていい気分。(^-^)
気力体力がまだまだ余っていたので、作業後に急登尾根を登ってみることにしました。

採石場跡を過ぎて左に行くと水のない滝がありますが行き止まりです。(シャクナゲを植えたところ)


右上に上がる道が、野河内急登尾根への最短近道だそうです。
行ってみましょう。

九電作業道の階段を登ったり下りたりして明るいところに出ました。


竹の横を抜けると


すぐに右手に野河内渓谷が見えてきました。


古いベンチです。
急登尾根の案内板がこの先に設置されています。


案内板です。
急登尾根の登山口は渓谷の終点ではなく、渓谷に入ってすぐのところでした。


登るよん


急登よん


大丈夫よん


踏み跡はなく、手つかずの自然の中を歩いてるようです。


整備されていないところを歩きたい方は、鉄塔尾根よりこちらがお勧めかもしれません。


35分ほどで鉄塔尾根との分岐に着きました。


急登尾根を登ってきたので今日は満足、満足。
木の枝や根っこにつかまって登ってきましたが、ロープも設置されていて安心でした。
登りだからよかったのですが。これを下るとなると…私には大変そう。
いい練習になるのかもしれませんがーーー、まだやる気なし。(^^;)

分岐からは鉄塔尾根で下りてきました。


歩きながら~~なんて楽しいんだろう~~
不思議です。

帰りには那珂川町の「初御代桜」を見てきました。
夕暮れに薄ぼんやりと浮かんで見えます。




ヒュウガミズキ


マンサク


白梅


初御代桜にはメジロがたくさん飛んできたのですが、カメラでは捉えられず。


代わりに、うちの裏の池にやってきたメジロをパチリ。


土日の二日間、山には登りませんでしたが、山と同じように疲れ、同じように充足感が得られました。
良い体験をしました。

3月11日(土)のアジサイ植樹祭が楽しみです。
多くの方が参加されるといいなと思います。
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野河内植樹のお手伝い(記念樹・広葉樹木)

2017-02-27 20:51:04 | 往還の会
2017年2月25(土)晴れ&薄曇り

今日は楽しみにしていた野河内アジサイ観察路に樹木を植樹する日です!
日本植木協会から寄贈されたヤマザクラ、オオシマザクラ、ヒカンザクラを各3本ずつと野河内往還の会で購入したコブシ モミジ ヤマボウシ オオデマリ ミツバツツジ シャクナゲ 西洋ニンジンボクを植えるのです。(合計80本)
お天気でよかった!

ピッカピカの長靴を履いて、10時前に着くと皆さんもう作業を開始されていました。




「何をしましょうか?」
まずは斜面に桜を植えるための穴掘りです。
穴を掘る前に邪魔になる伐採竹をどかさないといけません。
この竹を鋸で切って、下に落としました。


竹を落としたところで夫殿は自分の持ち場へ。

私は私で40cm四方の穴をスコップで掘るのですが、簡単には掘れません。
竹の根が出て来たら周りの土を取り除いて、鋸で切り落としてもらいます。


スコップの先にガキンガキン当たるのは、大判小判がザクザクならぬ石ころ。
一つの穴を掘るのに、埋まりこんでいる石をいくつも取りださなければなりません。


この穴一つで私は日が暮れるものと覚悟しましたが、夫殿と会の方がやってきて無事穴掘りできました。

体を動かしながら学んだことは、自分に何ができるかを自分で考えて行動するということです。
どうしたらいいか、何をしたらいいかを尋ねるのではなく、周りの状況を見て自分にできることをやり始めました。

昼食休憩の後、午後1時前に植木屋さんのトラックがやってきました。


樹木の苗が次々と下ろされます。


こうやって、土を払って根の先を出して植えてくださいと、レクチャーを受けます。


昔話の「桃太郎」を思わせる植木屋さんのお兄ちゃんは力持ち!


ヤマザクラもしっかり植えつけられました。


こちらは白い花をつけるオオシマザクラ。
オオシマザクラは葉っぱが桜餅に、木材が茶筒などの工芸品に使われるそうです。


チェーンソーでの不要木の伐採も。


古い採石場の奥左には水の流れない滝というか岩壁があります。


その右横斜面にシャクナゲを11本植えました。




私も斜面で足を踏ん張ってエンヤラ穴を掘り、二本のシャクナゲを植えました。
あっちともう少し上がいいかなと斜面を登り、自分で植える場所を決めて植えたのです!!
それって凄いことですよね。私のシャクナゲ!って気がします。(#^.^#) 

植えたのはいいのですが、シャクナゲには水をたっぷりやらないといけません。
こんな場所に水道があるわけはなく、どうしよう……

下のトイレまで行ってバケツに水を汲んできたリ、水路にビニール袋を張って水を集めたりしましたが…


流石に「知恵と力の往還の会」の人たちです。
竹を割って、ちょろちょろ流れる水路からしっかり水を引くことができました。
これで簡単にペットボトルに水を入れて、運ぶことができました。


桜、筑紫シャクナゲ、三つ葉ツツジを植え、水やりも終わって4時半頃に今日の作業は終了です。
よく働きました。
あっちの坂、こっちの坂を何十回も往復しました。足腰バキバキです。
でも鉄塔尾根への急坂には伐採木で階段が作られていました。
おかげでズリッと滑ることなく、歩きやすかったです。




こうして一つずつ、少しずつ、整備されていくのですね。
私達のお手伝いはほんの僅かですが、関われてうれしいです。
作業そのものもとても楽しい!!
観察路が完成する頃には、きっと花が咲き乱れる桃源郷になっていることでしょう!
その夢を実現させるために、私も非力ながら微力ながら、スコップを振るいましょう!
夫殿は頑張りすぎて、足腰ヨレヨレ。
帰りの運転も「腕の筋が痛くてハンドルが握れんーーー」と言っていましたが、家に帰ってビールで復活しました。  
さて、明日はどんな展開に?

本日のおまけはこれ!!
イノシシの牙です!!

(嘘です。タケノコの赤ちゃんです。)

3月11日(土)いよいよアジサイ植樹祭です!
約800本のアジサイの苗を整備地に植えますので、御用とお急ぎでない方は是非力を貸してくださいませ。
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大船山

2017-02-20 20:37:12 | 大分県の山
2017年2月19日(日)快晴

冬に一度はくじゅうの雪を踏みたい、霧氷を見たい……、そう思うのですがなかなかチャンスを掴めません。
前日に天気予報を確かめても、牧ノ戸ライブカメラを見ても、雪は望めそうにありません。
でもでも、くじゅうだもの、標高が上がるにつれ雪はあるだろうさ。多分。
行こうよ、行こう!! 
山頂はきっと雪景色に違いない!

そう思って行ったものの、……見事に外れました。

6時25分。まだ薄暗い吉部駐車場から見上げた木の間には夜明けの月。


6時45分にスタートし、20分歩いたところで「根っこガンギ」の登場。(#^.^#)


根っこガンギが過ぎれば快適な歩きです。


水音が聞こえてくると、ワクワク。
「暮雨の滝」は凍ってるかなーー。
うぬ、水しぶきです。


夫殿、激写を試みるも


つららはほんの少しだけ


それでもやはり美しい暮雨の滝に、うっとり大満足です。


大船林道との合流地点までくるとーーー、
その先がポンと開けて、三俣山の一部が見えてきます!
この瞬間が大好き! ルンッ


「いいねー!」を連発して夫殿も笑顔です。(後ろからは見えませんが、きっとそう!)


空の青が綺麗!!
こちらから見ると、中岳方面の山頂付近にも雪はないようですね。


法華院山荘のテント場には幾張りかテントがもありましたが、坊がつるにはテントがほんの2張り。
人もいなくてのんびり静かです。
熱いコーヒーと桜餅で休憩して、いよいよ大船山に登りましょう!!


平治岳との分岐から、日陰の所々には雪が残っていました。


五合目からヤッホーっ!


段原を過ぎると、残雪が凍って滑るのでアイゼンを装着。


最後の岩場を登って、着いたよ!
大船山!


由布岳があんなにきれいに見えます。




阿蘇も




御池は凍っているかな?
縁の辺りは溶けているようです。


温かくて気持ちいいのでお茶を飲んだりゼリーを食べたりして、のんびり休憩。


ところが、例によって~~
山頂直下はただでさえ急な岩場。
所々凍った雪の残るこの岩場を下らねばなりません。
お尻をついて、ちまりちまりと滑り下りていたら
「いつまでも何してるん?」
と、夫殿。
しかたなく、よぼよぼと立ち上がって、またちまりちまりと躊躇の私。
またまたあきれ顔の夫殿。

急場を過ぎれば北大船山。


ぶりぶり下って、大戸越えで平治岳を眺めながらやっと昼食。


うんまい~~!(食べかけごめんなさい)


紅葉の季節なら、大船山林道を歩くところですが、今日は坊がつるへ出てさっさと帰ることにしました。


林道との分岐で休憩していたら、飛行機雲!!
白い坂道が空まで続いていた~~ 空に憧れて~空を駆けていく


根っこガンギをおたおた下って、吉部駐車場に戻るともう一つのお楽しみ。
気になっていた「暮雨小滝」は駐車場からすぐそこでした。


ちっこい滝でした。(#^.^#)


雪は望めず、霧氷はなく、四王寺に続いて暮雨の滝も水しぶきでしたが、出会う人は殆どなく静かなくじゅうでした。
楽しかったよ。よく歩きました。
かなり、くたびれましたけど。

今日の軌跡
吉部駐車場(6:45)~暮雨の滝(7:40)~大船山林道分岐(8:16)~坊がつるスタート(9:07)~段原(10:22)~大船山(11:00)~北大船山(11:52)~大戸越(12:36)~飛行機雲(14:15)~暮雨小滝(15:43)
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峰入り古道完結最終回

2017-02-13 21:05:32 | 福岡県の山
2017年2月12日(日)曇りのち晴れ・雪

根性の最終回!
完結編は米の山峠から大根地山分岐までつなぎ、戻って山口尾根を歩いてきました。
わずかに舗装路歩きしたところも全て、山の尾根歩きで完成させたのです。

米の山峠に向かうと、この雪景色。7時20分。


行けるのかなと思いましたが、ポンちゃん、higeさんの誘導のもと、若八幡からスタート地点へと集合。
信ちゃんから熱い紅茶をいただいて、スタートしました。8時54分。


ポンちゃん、信ちゃん&俊ちゃん、higeさん&mamatiasさん、風来坊さん、Kさん、イーさん、そしてお師匠さま、私と夫殿の11名です。


こんな雪の中を楽しくお喋りしながら歩きました。


ずっぽり雪。
綺麗で、歩きやすくて、まだ余裕。(^-^)


雪、雪、雪。


時折差し込む明るい光に感謝です。


アップダウンを繰り返しながら、大根地山への分岐までをエンヤラ登って


ここを登れば合流地点。


着きました!
峰入り道がすべて繋がると、皆さん大喜び。
ポンちゃんも安心されたようでした。

寒いよね、エルちゃん。


ここから後戻りして、山口尾根へ向かいます。
山口尾根は長~~いのだそうです。


根こそぎ倒れた木を見たりして、


高塚山に着きました。453m。


この辺りで昼食です。
お腹すいて、おにぎりにしがみつく!


昼食後30分くらい歩いたところで、
「木の間から三郡が見えるよ」とお師匠様に教えていただきました。
心がほっとします。


さらに
「そのへっぴり腰がイカン」と下りの足運びを丁寧に教えていただき、Kさんが実演してくださいました。(^-^)
なーんかさ、背後に笑い声も聞こえたようですが~~。

高石山。483m。


ここまでは良かった……
ここまではそれでもなんとか、頑張った……

しかし、しかし、、、、、

とっ、とっ、とんでもない!!
とんでもない激下りが待っていました。



急斜面を下るのです。
道なんかありはしません。
泣くよ!


ポンちゃんが激藪下りを先導して、私のあやふやな足元を風来坊さん、Kさんが最後まで援護射撃してくださいました。
あんなところを下ったのだと見上げてみれば、クラクラしそう。


mamatiasさんが見つけてくれたサツマイナモリにほっとして、


林道に出合うと、もう安心です。


のどかな川渡り。


激下りに疲れて頭がおかしくなったのか、青空を見た途端
「ここはアルプスの草原、小さな山小屋も見える。嬉しい!」
と、本気で思いました。

すでにアップされたイーさんのブログによると、今回のコースは「秘境」なのだそうです。
凄いところを歩いてきました。(^-^)

「あー、楽しかった、おもしろかったね!」と、夫殿。(^^)

楽しかったの前に、きつかった、怖かった、しんどかった。
でも今、ちゃんと元気です!
去年1月にポンちゃんから「途中まででも歩いてみませんか」と有難いお誘いをいただき、へっぴりながらも何とか全ての回に参加することができました。

皆様大変お世話になりました。
具体的で丁寧なアドバイスや励ましなど、心に沁みありがたく思います。

これからも頑張りますので、またどうぞよろしくお願いいたします。

本日の軌跡
スタート(8:47)~大根地山分岐峰・入り合流(10:39)~高塚山(11:46)~昼食(11:56)~高石山(13:15)~激下り開始(13:45頃)~林道出合い(14:17)~アルプスの青い空(14:27)




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宝満山・初めてのうさぎ道で出会ったのは・・・

2017-02-13 21:03:01 | 福岡県の山
2017年2月11日(土)雪曇りのち晴れ

いつも通り6時に目が覚めながらも、本を読んだりグダクダしてました。
外は雪

8時頃、まったり休日の朝食を摂っていると、突然、どこからか神の声が!!
「山へ行けー!」
え? 今日はお天気悪いしー、
「雪を見るのじゃ、山へ行けー!

と、いうわけで宝満山に登ることにしました。

10時30分、竈門神社を遅いスタートです。
雪の中を歩けたらいいな。
そして帰りには、初めてのうさぎ道を歩いて見よう。これが今日の大きな目標です。

正面から登るにつれ雪が見えてきました。
百段ガンギもこの通り


女道を歩いて、


キャンプ場に着く頃にはさらに雪が深くなっていました。


青空がのぞくと、美しい雪景色にうっとり。


昼食を済ませて山頂に向かうのですが、この雪では鎖をつたって大岩を登るのは怖い、怖い。
なので、大岩を巻いてアルミ梯子から山頂に上がりました。
ホッ!


どんな景色が望めるのかな


おおおーっ!


若杉方面はどこか遠い北国の山のよう


上宮にお参りをして下山ですが、やはりアルミ梯子から降りました。
雪なので滑らないように、踏み外さないようにとドキドキでした。

仏頂山に向けて歩き、初めてのうさぎ道で帰ります。
このうさぎ道を歩くのが楽しみでした。


誰にも会わず、静かです。
階段ではないので、夫殿の膝にも優しい道でした。

シーッ!


見て、見て! あれは?
テンですよ。
可愛い!
目の前を走って行きました。
夫殿が急いでカメラを向けましたが、何とか撮れました。


うさぎ道で出会ったのはウサギではなく、テンでしたが、それはもう嬉しくて気持ちが弾みました。
(冬なのでテンの顔は白っぽかったのですが、夏場は黒いそうです。)

空も晴れてきました!

竈門神社に戻ったのは15時45分。
満足して帰りました。山に登ってよかった!!
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