2019年7月19日(金)晴れ
登ってきました! 利尻山!
大きな山でした。花いっぱいの山でした。
利尻島は、稚内より約20キロ離れた場所にある円形の島です。山が島なのか、島が山なのか、美しい円錐形の利尻山は『利尻富士』と呼ばれ、日本百名山にも選ばれています。また、花の百名山の一つでもあり、九合目上部には高山植物が咲き乱れるお花畑もあります。
是非行ってみたい。日本最北の山へ!
北海道には魅力的な山が数多くあります。
その中で選んだのが利尻山。
なぜ?
険しい岩場などなく、時間はかかっても足を前に進めさえすれば登ることができ、絶景もお花も楽しめる山!
百名山でも、一番最初に紹介されている最北の山です。
カッコいい!是非登りたい!
一年前から利尻山への思いに灯がともり、3月には民宿の予約、飛行機のチケットなどの手続きも済ませました。後はゆっくり計画を練るだけ。
7月19日(金)
おはようございます。朝は3時前から起きました。
民宿の側からは今日登る利尻山が見えました。
早朝のこの時間にはっきり見えるのは珍しいそうです。これは幸先がいいかしら?
準備を済ませて、民宿の前に3時55分集合、4時出発です。
朝食代わりのおにぎり弁当も、昨夜のうちにいただいています。
民宿の車で登山口の「北麓野営場」まで送っていただきました。標高220mです。
トイレを済ませ、準備運動をして、いよいよスタートです!4時20分。
外から種子などを持ち込まないために、靴底を洗ってから歩き始めます。
三合目の甘露泉水までは舗装路を歩きました。
静かな朝に、期待がいっぱいでワクワクします。
甘露泉水(下山時にたっぷり味わいました)
晴れてねー、と願いながら樹林帯を歩きます。
コオニユリのオレンジ色が鮮やかです。
たくさん咲いていました。ミヤマセンキュウ
ヤマハハコも山頂までずっとよく咲いていました。
四合目まで来ました。
標識には「野鳥の森」とありますが、本当にその通りで、軽やかな鳥たちの声に、こちらもまだまだ足取りは軽いです。緩やかな登山道です。
単調な道も、お花を見ながら歩くので退屈しません。
五合目までに咲くウメガサソウ
梅の花に似た花が傘のように下向きに咲いています。
マイヅルソウはもう実になっていましたが、大群生のようでした。
五合目に着いたのは5時42分。雷鳥の道標とありますが、雷鳥がいるのかしら?
お腹がすきました。力をつけなくちゃ。
前日に、北海道唯一のコンビニ「セイコマート」で買っていたパンやバナナでゆっくり朝食。
だんだん傾斜も急になり、ゴロゴロ石も多くなってきた。
シュムシュノコギリソウは白と薄ピンクがあり、とても可愛い。
何度見ても立ち止まり、何度もシャッターを押した割にはピンボケばかり。
黄色が目立つハイオトギリ。
直径が2~3センチはありそうで、いつも見るオトギリソウよりも大きいです。
ウラジロタデ
自然を守るための「利尻ルール」
①携帯トイレを使う。
②植物の上に座らない。踏みこまない。
③ストックにキャップをつける。
鴛泊コースには、6,5合目・8.5合目・9合目に携帯トイレブースがありました。
②と③はどこの山でも当然ですよね。
六合目の第一見晴らし台。6時24分
歩き始めて2時間が経っている。
遠くは霞んでいますが、いいお天気です。
海が見えました!
ミヤマアキノキリンソウと思います。
イワギキョウ
本当に岩に咲くのですね。不思議ーー!
胸突き八丁の七合目に着きました。
ここから覚悟が必要かな?と思いましたが、さほどでもなかったなあ。その先がきついですもの。
第2見晴らし台です。
林野庁の人たちが休憩中でした。
何か調査でしょうか。背中の荷物が大変そうです。
ハイマツの中をどんどん進みます。
長官山が見えてきました。まずはあの頂まで行かなくちゃです。
四枚の花びらはゴゼンタチバナ
とうとう、長官山に着きました!!八合目です。7時43分。
ヤッタネ!
利尻富士が目の前です。
カッコいいなあ!
ガスも取れてきました。くっきり!!
もうこれで十分な気もしましたが、利尻山頂はまだまだ先。
山歩きはこれからが本番のようです。
よっしっ! 行くよ!
続きはのちほど~~。