山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

小文字山~足立山

2019-02-25 20:56:18 | 福岡県の山
2019年2月24日(日)晴れ

山帽子さんに「小文字山~足立山縦走」を案内していただきました。
青空の元、山帽子さんとトリオで歴史をたどりながら、のんびり楽しく歩きました。
しかしながら、低山とて侮るなかれ!九州百名山の足立山は、思いがけずも歩き応えのある山でした。

先ずは妙見神社にお参りです。
宝亀元年(770年)、和気清麻呂公によって創始されました。


「足立の妙見さん」の呼び名で親しまれている妙見宮には和気清麻呂にまつわる言い伝えがあります。
足が不自由だった清麻呂が企救郡の温泉に入って足の傷を治したそうです。
また、その温泉のあった地は今も湯川(小倉南区)と呼ばれています。
また、足立山の名前の由来も清麻呂と関係していると伝えられています。(妙見神社HPより)

さすがに足の神様!絵馬と一緒にわらじに願いが託されています。


狛犬ではなく、狛猪なのですねー。
道鏡の追っ手に足の筋を切られた清麻呂が、突如現れた三百頭の猪に助けられたという故事に因んで猪が神の使とされたそうです。


イノシシに乗った石像の清麻呂様。
またがってるのじゃなく、横座りなのねー。落っこちないかしら。


車一台を下山口にデポして、もう一台をメモリアルクロス駐車場に止め、小文字山登山口からスタート。
小文字山へは木段が続きます。しかも急登!


トリオは山帽子さんについていくのに、息を切らせます。


恐るべし足立山!
こんなところもあるとは。


本当はちょっとの岩ですが


ひょいと抜けると、ほー!いい風!


小文字山に着きました。皿倉山も見えます。(9:20)
いい眺めです!夜景も綺麗だろうなあ~。
お盆には、迎え火の「小」の文字が浮かび上がるそうです。


関門海峡


一息入れて、縦走路を歩くと、ヤブツバキがたくさんでした。
お花は小さめですが、一本一本の木が大きかった。


小文字山から30分弱で鉄塔広場。
ちょっと休憩


ん? どれが鉄塔?
鉄塔は横倒しになって、ベンチになっていました。
これから向かう足立山もよく見えます。
明るい道のようなところは自衛隊の防火帯で、そこを歩くわけではありません。
防火帯に沿って、登山道がありました。


下って登り上がると、このあたりが妙見山山頂でしょうか。見晴らしはなく山頂標識はありません。


妙見宮(10:10)


足立山に向かいながら、見晴らしの良いところから振り返ると、防火帯に続く小文字山が良く見えました。


この先に急登が待っていて、


ふくらはぎや腿を励ましながら頑張ると、足立山山頂に着きました。598m(10:55)
霧ケ岳という別名は霧がよく発生するからかな?


一等三角点。


やはりいい眺めです。小倉市街が一望できます。
「ひょー!!」と何度も叫びました。(人が多いので小声で・笑)


人気の山で昼食を取っている間にも、次から次へと登山者が上がってきました。
今日はお天気もいいので、汗だくの人もいましたよ。

昼食後はそのまま下山してしまうのはもったいないので、砲台山へ。
砲台山は太平洋戦争中に連合国側の飛行機を撃墜するための高射砲が据えられた山です。
登山道の脇に当時の遺構を見ることができます。

これは、兵舎か何か建物の跡でしょうか。


この辺りが高射砲陣地だったのかな。奥は足立山。(11:53)


下山は、安部山登山口と妙見古道への分岐に戻り、葛原神社へと続く妙見古道を歩くことにしました。

その昔、武士や住民が使ったルートだそうです。
やはり古道というだけあって、荒れており、激下りが待っていました。


足元は滑りやすいし、歩きにくいのですが、お助けロープがあります。
足立山を愛する山帽子さんは、登山者のためにこのロープを補強したり、整備されたりしたのだそうです。
さすがに山帽子さんです。
ありがたいですね。トリオもロープのお世話になりました。


妙見宮一の鳥居まで下りてきました。(12:47)


今日は歴史に触れ、山の手強さも知るよい一日でした。


帰り道、葛原神社へ寄りました。(13:15)


ここも猪ちゃんだらけ。
こちらは可愛く。


こちらは強そう。


こちらの清麻呂様は銅像で、イノシシに乗らずに立っておられます。


朝、登山口にデポした車に乗り、メモリアルクロスの駐車場までもどると、山帽子さんからコーヒーとおやつのお振舞いを頂きました。(14:08)


何とこのストーブ、二重になっていて、空き缶を利用した山帽子さんのお手製です。
金麦だもの!


凄いですねーー!トリオは感心しきりで、珈琲の味は格別でした!!

良いお天気、良き山、良き人々に恵まれて、素晴らしい一日でした。
山帽子さん、何から何までありがとうございました。

コショウノキ  


ミヤマウズラの葉っぱがたっくさん!凄い群生していました。


そしてもう一つ、最後の最後にふぃずランドさんに会い、長らくお借りしていたアルバムをお返ししました。ありがとうございました。
彼はとても元気!
一国一城の主となり、希望に満ちた顔をしていました!
若いね!いいね!!












 

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作業と川原山

2019-02-19 20:27:00 | 福岡県の山
2019年2月17日(日)晴れ

午前中は往還の会の作業、午後からは川原山へ登りました。

2月27日(水)に曲渕小学校で「アジサイ植樹会」が行われます。
往還の会ではこれまでも、曲渕小学校応援団として、挿し木や、鉢上げ、植樹地の整備などのお手伝いをしてきました。
今日は新しく福岡市の許可を得た土地で、本番前の整備です。(昨年8月・9月にも草刈り)

8時半より作業開始。
ゴミ拾いの後は、曲渕小の子ども達がアジサイを植えやすいように、穴を掘っておきます。




土が柔らかく掘りやすいところも、、固くて掘りにくいところもあり


竹を切り落とし明るくします。


ここは三瀬につながる古い道だったそうです。


頑張りました。




11時30分に作業終了。短い時間でしたが、トリオもお手伝いができて良かったです。
私は参加できませんが、27日の曲渕小の植樹会が楽しみですね。

曲渕小学校は、過疎化により校区内の生徒がいなくなったことから、今年3月末で休校となります。
とても寂しく残念ですね。
でも、生徒さんたちが植えたアジサイは、きっと大きく美しく花を咲かせることと思います。
卒業した後も、この地に咲くアジサイを見に来てくれたらどんなに嬉しいでしょう。
往還の会のメンバーは、植樹のお手伝いが出来ることを嬉しく思っています。


さて、作業の後は「川原山」へ登りましょう!!
去年5月にHさん、島田さんたちに案内していただいたコースをたどってみます。

真教寺の近くからスタート。(11:50)


のどかだねー


登山口の標識を見失わないように。
と言ってもこの標識、見えにくいです。


荒れています。


去年のログを見ながら、歩きますが迷いそう。


尾根が少し広くなったところでお昼ご飯にしました。おなかすいたーー!


何といっても、この鉄塔までの急斜面がきつい!!


最後にもう一つ急なところを登り上がると、川原山です!!
おーーー!気持ちいい!


奥が井原山から雷山への稜線。


いい眺め~~。
霞んでいますがドームやタワーなど、福岡市内が見渡せます。


珈琲を飲んで、おやつを食べて、ゴロンと横になって~~。
たっぷり休憩しました。

さてお昼前からのスタートなので、急いで下山しましょう。
4時までには下山したいです。


飯場山までは歩きやすい。


飯場山6310m!~~なわけはなく、631,0m。


少し迷いながら、ひどいトゲトゲの中をイタイイタイを連発して歩いたり、


蔓に足を取られそうになったり、じゅるりと滑りそうなところもある。


やれやれ飯場山登山口へ出てきました。


林道歩きをして、大山祇神社が見えてきました。(15:44)


ここから隊長がその俊足で車を取りにひとっ走り!
その足の速いこと!休憩時間はちょこっとでした。(^^;)

今日は作業も楽しく、その後には川原山にも登れて満足な一日でした。
よかったなあ!!

土筆が顔を出していました


コショウノキ


ほんわり梅の花

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牛頸山(higeさんの足跡をたどって)

2019-02-18 20:35:36 | 福岡県の山
2019年2月16日(土)曇り

春は忙しいねー。
午前中は二人とも仕事で、午後から牛頸山へ!!
今日はhigeさんのブログをバイブルに、牛頸山のマイナールートを登ってみました。

スタートの水辺公園は改修中。


以下、青字はhigeさんのブログより。
車道をキャンプ場へと上がって行き、牛頚林道のゲートを抜けて登山口へ向かう。
はい!いつもの道です。


左上に見える林道へ出る手前で左に大きく折り返すところを直進してバリケードを越える。
ここですね!うっかり左に行きそうになりましたが、戻ってバリケードを越えました。


一旦林道に出て左折し、すぐ先で林道と別れてコンクリートの作業道に入る。
これです!


こんなとこ、あるんだ。荒れているねー、と言いながら、ダムまで来ました。




砂防ダムの壁面に沿って左斜面に付けられた階段を上がってダムの上に上がる。
この階段ですね。上がってみましょう。


ダムの真ん中にある大きな段差を上り下りして対岸に渡る。 右側はかなり落ち込んでいるので間違っても右には落ちないように要注意。
そうなのです。落っこちないようにと緊張し、夫殿に引っ張り上げてもらいました。




ダムを渡り終えると正面の斜面に短いトラロープが下がっていて、ここが尾根北ルート①の取付き。 ここからはややヤブ状態の斜面を上がって行く。
ここはグイっと上りましたよ!


低木やシダをかき分けながら~~
そうなのです。ヤブで足元が見えなかったり、小枝にピシピシと顔を叩かれたり。
これはルートと言うより獣道じゃないかしらとぼやいたり~~

でも、面白い!


牛頚林道に出て左折する。
はい!


西の新道取付きから上がる。
ここからは一度登ったことがあるので分かります。




登り上がっていくと、山頂へ続くしっかりした登山道に出合い、ほっと安心。
もう、行けます!


山頂に着きました!今日は霞んで宝満山がよく見えません。
夏と違って、もうハンモックもなかったです。


一休みして下山しましょう。
higeさんは旧牧場ルートで下山されたのですが、それはまたハードルが高そうで、軟弱トボケタンの二人はさっさと最短ルートで下ることにしました。


楽、楽~~。higeさんの下山ルートはまた今度の宿題です。


2時間足らずの歩きでしたが、何といっても「未知の道」が楽しい登りでした。
牛頸山の大魔王ともいうべきhigeさんのブログにはまだまだ「未知の牛頸山」があります。
これから少しずつ、歩いてみようと思います。
大魔王様、刺激をありがとうございました!
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福智山

2019-02-11 20:27:48 | 福岡県の山
2019年2月10日(日)曇りのち晴れ

11日は仕事だから、今日は山へ行こう。
くじゅう…いいね、行きたいね。英彦山いいね…行きたいね。
お天気はどうだろうね~。

迷いましたが、福智山に行くことにしました。
下山後に福智山山麓花公園でお花を見たかったのです。山で見ていないのでせめてもと思い……。
それともう一つ、3月2・3日に深入山のリベンジがある予定なので、できれば12本爪アイゼンの装着や歩きの練習をしたい。
上手くいくでしょうか???

白糸の滝コースの、駐車場近くの水自販機は新しくなっていました。


さて、出発!カジカ橋 (8:25)


今日の白糸の滝は勢いが無く、静かです。


急登を頑張って、


林道に出た後も、「へばり虫」を封じ込めて登りました。


足元に雪も出てきたので、八丁の辻に出る手前のケルンが積み上げられたところで、12本爪アイゼンの装着です。
この前買ったばかりで、家の床で履き方を練習しただけのアイゼン。
いざ冷たい風吹く中で装着してみると、ずいぶん手間取りました。とほほー。


山頂までの道は白い!これで歩いてみよう!

オットトッーーー。
重い!!アイゼン重いよ。


「股を開いて、意識的に足を上げて、じわっと下ろして~」と、山先輩の声を思い出して歩きました。

福智山の山頂はいつも風が強い。


黒い雲が蔽いかぶさっている。


景色を見たら荒宿荘でお昼ご飯にしましょう。
雪だるまが可愛いね。
雑炊を作って食べたら体も温まりました。

高取山に下ると、ここはいつもほわわ~~んと暖かい。


英彦山や切石峠のV字ラインも見えます。キュン


下山でまた尻もち。
私がずりこけそうになる度、夫殿が笑いました。
お疲れ様!無事下山です。(14:12)

元気に下山して福智山山麓花公園に行きました。
ユキワリイチゲ




フクジュソウ


セツブンソウ


ミスミソウ


本当は山で見るのがいいのですが、今日のご褒美として楽しませていただきました。
アイゼンの装着練習も出来、可愛いお花も見れていい一日でした。

スノードロップ


クロッカス



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今年も逢いに来ました

2019-02-09 20:16:41 | 福岡県の山
2019年2月9日(日)

今年も逢いに来ました。
春の妖精セリバオウレン様。


先週末は土日共にみっちり仕事で動けず。
今週こそ、どこか山に登りたい!
でも、お天気はイマイチよくないです。
どうしましょ。

そうです!
春の妖精さんに逢いに行かなくちゃ。

四王寺山に向けて、都府楼跡から10時前にスタート。
梅が綺麗に咲いています。雨もしとしと降ってます。


高橋紹運のお墓へのお参りは帽子を取って、頭を下げて。


岩屋山城址
戦国時代、高橋紹運が、九州制覇を目指す島津氏から攻め落とされた激戦地。
wikiでその逸話を読むと切なくてたまらない。


もうこの頃には雨がどんどん降ってきて、傘をさして歩きました。


大原山


スタート時の計画では四王寺山をぐるりと歩くつもりでしたが、雨は止まないし、寒くなってきたので妖精さんに逢ったらすぐに帰ることにしました。

もう、遅いかなと思ったのですが、まだちゃんと咲いていました!!


嬉しかったわ。
幸せ!


四年前に初めて見た時よりも、株が増えて嬉しいです。


来年もその次も、きっとまた逢いに来ますね。

セリバオウレンを見たので十分満足。
もう帰ることにしよう。
お腹もすいたしね。

冷たい雨は止むことはなかったのですが、今年もセリバオウレンを見ることができて、安心しました。

ホトケノザ


サザンカ


梅も綺麗でした。




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