山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

ヤッホーッ!!大船山

2014-07-21 15:40:41 | 大分県の山
2014年 7月19日(土) 大船山1786m

奥にかすんでいるのが大船山

憧れの大船山!
いつかは登りたいと思っていた。
大船山の山頂からは九重の山々が一目で見渡せるらしい。
しかし、どのルートをとっても時間がかかるし、段原までが険しくてバテそう。
それでも、ずっと登りたいと思っていた。
そのくせ、ずっと躊躇していた。
日帰りで行けるかしら…と。

今日こそ、あの大船山へ!

吉部登山口から暮雨の滝を見て、坊がつるに出る。
坊がつるから頑張って段原へ。段原からはエイッと山頂へ登れるはず!

吉部登山口からは木の根っこが階段状に続く。(6:30)
先週の宝満山が百段ガンギなら、これは「木の根っこガンギ」だわ


森の小道は駆けたくなるほど快適


暮雨の滝(7:20)
水量が多く、ミストが顔にかかって気持ちいい。




ここから坊がつるまでは「妖精の森」(勝手に命名


大船山林道に合流して、


その先を少し行くと、三俣山の端っこが見えてきた!(9:00)


坊がつるまでは渓流を渡り


お花と遊ぶばかり
風に揺れるイブキトラノオ


意外とたくましいヒメジョオン


はんなりミヤコグサ


きれいだなあ。
こんな景色の中ではスキップでもしたくなる♪♪


ハナショウブ



オカトラノオ


ハンカイソウかな?


坊がつるを突っ切ったあと、暗いトンネルのような登りに突入。(9:50)
ここからが段原までの険しい道のり


それでもやっぱり励ましてくれるのは愛らしい花達
ヤマオダマキ


ヤマブキショウマ


開き始めのシモツケソウ


ホタルブクロ


やっぱり段原まではきつかった。
先週の宝満山が鍛錬になったかなとは思うものの、よいしょ、よいしょだった。

段原到着。雲の間から青空が!(11:20)


段原から山頂までは眺めに励まされて楽しく登れる


山頂到着!1786m(12:05)


夫殿 「そこに立って~、写真撮るから~」
私  「うん、だけど、ちょっとこわくて~~」




素晴らしい眺めよね~~
ヤッホーッ!!




さっき休憩した段原も見える


御池


段原まで戻ってお昼のおにぎりを二個食べたところで、突然の雨
目の前の三俣山も何も見えなくなった。
大急ぎで撤収、下ることに。

山を下りる時はいつも、
もう登らなくていいんだという思いと、もう降りてしまうんだという寂しさとが、ない交ぜになる。

雨はすぐに止んで、坊がつるまで降りてくると、カラフルなテントが並んでいた。(14:40)


いいなあ、今夜テント泊して、明日はご来光を見るんだろうなあ。
テント泊は無理としても、いつかは九重のどこかの山で朝日を見たい!
山頂で見る朝日って、それこそ特別なものに違いない。

山へ行けば行くほど、つぎつぎにやりたいこと、登りたい山が出てくる。
いいなあ!!

帰りの「妖精の森(勝手に命名)」で不思議発見!
これはなあに?


初めは、木に白い布でも引っかかっているのかと思った。
青みを帯びた白い翅。
綺麗なような、薄気味悪いような。
蛾の仲間でしょうか。それにしても結構大きいです。



さて、さて、山はいいなあ!!
登山口に降りついたのは16時25分。
写真を撮ったり、くつろいだりで9時間も遊んだことになる。
うれしかったぁ!!

おまけはお気に入りの民宿の庭から見た泉水山。
美しいなあ!
泉水山にはまだ登ったことがないから、登らなきゃね。


あ、それとー
映画「ビヨンド・ザ・エッジ」を見てきました。
うまく感想が言えない。あまりにも辛く、険しく、美しかったから。
エベレストって、エベレストって…凄いとしか言いようがない。

9月公開の「アンナプルナ南壁 7400mの男たち」の予告編があった。
「一人の男を救うために世界10ヶ国の登山家が集結した!」だって!
これは是非見たい!

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宝満山は人気の山!

2014-07-15 14:31:01 | 福岡県の山


2014年 7月12日(土) 宝満山 892m

福岡に住む人は宝満山をこよなく愛していて、
「登りたい山」「好きな山」のナンバーワンが宝満山だという。

ふうん…そうなのか…

その宝満山には、一昨年の冬に、難所ケ滝を経て登ったことがあるだけで、
百段ガンギで有名な正面登山道からは、登ったことがない。

仕事仲間で、ちょこっと山先輩のSさんは
「宝満山?正面から? なんてことないですよ。小学生も登ってますから。」
と言って笑う。

しかし反対に、「宝満山を登ることができれば、日本中のどの山にだって登れる。宝満山を侮るなかれ。」
という話もよく聞く。
実際、一昨年に登った時、キャンプ場で昼食をとっていたら、キャンプ場の管理人さんが来て、
「宝満に正面から登れりゃあ、北アルプスなんてなんぼでも登れるったい。」
と、おっしゃっていた。

どうなんだろう?
二つの話を合わせると、小学生が簡単に北アルプスに登れることになってしまう???

では、その宝満山に正面から登ってみよう!

太宰府竈門神社の登山口から朝6時に出発。
お天気も悪く曇っているから、暗いイメージからのスタート。


池もどんより


こんな石段がずっと続く。


一の鳥居をくぐったのは、6時20分。もちろんまだまだ元気いっぱい!


やっぱり石段がずっとずっと続き、似たような景色が繰り返される。


薄暗く怖いような、神聖な場所のような…


五合目には「殺生禁断碑」
そして、「百段ガンギ」へ




百段ガンギって、名前が怖いね。でも段差の高低がきつくなく、意外と楽に登れた。
それなのに、ずいぶん抜かれた。
わわわーっと気配がして、どどどーっと抜かれる。
不思議なことに、同じ人に二度抜かれた。
その人は小さなサブバックひとつで、大股で岩をひょいひょい越えていってた。
どうなってるんだろう???

中宮跡はアジサイが満開






心がやましい者は抜けられないという袖すり岩。
もちろんするりと抜けました。


晴れてほしいな…


大岩を巻いて


登って、


山頂に着きました。8時20分。
山頂からの眺め。向こうに見えるのは砥石山かな。


表示板を見たのだけど・・・よくわからない。


この岩の後ろで朝食!おうちで作ってきたお弁当はやはりおいしかった!!


もっと晴れたらもっと、きれいだろうになあ。


さて、下山です。
帰り道に気づいたのだけど、四合目あたりのベンチのそばに、薬箱があった。


どうしてもふたを開けてみたくなる。
開けてみよう。
もし煙がパーッと出てきて、あっという間に宝満の山姥になってしまったら、どうしよう…


中には消毒薬や包帯、湿布薬、ティッシュなどが入っていました。
山姥にならずに済みました。

ヒメレンゲ


オカトラノオ


山頂でゆっくり休憩して、登山口に戻ってきたのは11時。


確かに宝満山は人気の山でした。
行きも帰りも人が多くて、人の入らない写真を撮るのに一苦労。
それどころか、下りでは登ってくる人の多いこと、多いこと。
ずらーっと行列です!小学生もいました。
すれ違うために端によって待っていたら、後から後から、やってきて身動きがとれないよ~~。
「こんにちは~」の挨拶もおっくうになってくるほどでした。
私たちはスタートが早かったからよかったけど、この時間から登るとなると、狭い山頂は人だらけに違いありません。

さすがに人気の山です。

それともう一つ。
私のようにたらたら登るのではなく、ストイックにぐいぐい登って、さっさと下りてくる人たちが多いのです。
険しい山に登るための訓練でしょうか。
声高に聞こえてくる話の内容からも、宝満へ毎日のように登っている人、何百回も登っている人も多いようです。
宝満山はオタクの山かしら?
オタクになれたら、きっと北アルプスでも、日本中のどの山にでも登れるに違いないわ。
ほどよい疲労感に満足しているようでは、鍛錬登山にはなりませんね。

それでも、雨の合間を縫っての山歩きは楽しいものでした。















九千部岳から見るヤマボウシ

2014-07-06 11:36:40 | 長崎県の山


2014年 6月29日(日) 九千部岳 1062m

山肌をピンクに染めるのがミヤマキリシマなら、雪のように白く染めるのがヤマボウシ!
ミヤマキリシマのような派手さはなくても、初夏を迎える九州の山が、まるで残雪を抱えているような様子を見たい!!
見たい!見たい!!

九千部岳は5月に登った普賢岳や国見岳にも近い。
行こう!
行こう!!

山行の朝はいつもの4時起き。

登山口の田代原トレイルセンターの駐車場を8時30分出発。
遊歩道的な木道を快適に歩く。

でも気をつけないと、濡れた木道がつるっとすべりそう。
うれしくて飛び跳ねていると、おっとっと~~


杉木立の中から朝の光


少し単調とも思える山頂までの道のりで
ハッと目を引く青紫色の山アジサイ!私の背より高く茂って、たくさん花をつけていた。


こちらも背丈のあるシモツケ


山の花はいつも愛らしく、登る私を励ましてくれる


山頂に向かう途中から、ヤマボウシが見えてきた。


九千部岳山頂・1062m


霧が晴れる時にスーッと姿を現す山肌の白は、色っぽくて、ぞくぞくする!


うっわーー!
一面のヤマボウシ
これが、残雪かと見まごう初夏の白・白・白!


あんなところに人がいる。
あそこからだと、きっと素晴らしい眺めに違いない。
あの岩の上に私も立ちたい!
行ってみよう!     


さすがに胸のすくような眺めでした


下りはロープを使うところもあったけど、さほどこわくもなく、一気に下りてきた。

途中ではこんな珍しい木!幹の皮がめくれていて、それがきれいな模様になっている。
スタイリッシュなサマードレスを身に纏ってるみたいです。


登山口まで戻ってくると、牛さんたちがのどかに草を食んでいた。


九千部岳からのヤマボウシはさすがに綺麗でした!
今日の山行も満足、満足!


映画「春を背負って」を見てきました。
土曜日というのに、劇場館内はひっそり。観客はたった9人でした。
映し出される立山連峰はさすがにすばらしく、いつか私もあんな山を登ってみたいと思いました。

行けるかな~?
行ってみたいな~~!
私も、山に登りたい!!
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