山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

福知山・七重の滝

2015-05-25 21:35:26 | 福岡県の山
2015年5月23日(土) 福智山901m

春の福智山へ!

福智山はその昔、山頂に大きな岩がいくつもあって、頭が重い重いと嘆いていたところ、英彦山に住む赤鬼の兄弟が助けてやったという民話があります。またそのお話の中に頂吉(かぐめよし)の言われもあり面白いです。

春の福智山にはどんな花が咲いているのだろう。
ゆっくりたっぷり山の中を歩きたいので、七重の滝コースです。

鱒淵ダムからスタートして、最初のお出迎えは岩に咲くウツギ
岩から顔を出しているというのに、優しく可憐な面立ちです。




たくさん咲いていました


舗装路からいよいよ登山道へと入ります。


なんでもこの赤い小さな橋を渡ると、「浦島太郎の逆現象」が起こって若返るらしい。
それって、ステキ!
飛び跳ねずにすすっと渡りました。
う~~んと若返れ~~!!


タツナミソウ


葉はこんなんですか?


七重の滝を楽しく回って、これは最後七番目の滝です。


傾斜が緩いのでひーひー言わずに景色を楽しみながら進みました。


ツボスミレさん


一人ぼっちのフタリシズカさん。さみしいの?


豊前越えからからす落まで行くと、カノコソウがたくさん!!


可愛いですね!


ナルコユリや


ツクシタニギキョウを見て、


冷たいたぬき水にほっとしました。


本当はあまり好きじゃないナツトウダイ
葉の上に小さな赤いクモが乗っかってるるみたいだから。


山頂手前でヤマツツジが咲き始めていました!


そう言えば今日はこの辺りで一組の登山者に会ったきりです。
山頂もいつもより人が少なく、帰りは誰にも会わず静かな山でした。




お昼ご飯はレトルトカレーを温めました。
減っている方が私。^_^;
フランスパンにハムを挟んだのもあったのですが、あっという間にペロリなので写真がありません。


下りは九州自然歩道(ケヤキ谷)コースです。
長く山にいたいので、お散歩気分でゆっくり歩きました。

ノアザミの蕾


少し開いたよ


モリイバラ


コバノガバズミは花盛りです


あ~、帰りたくない、かえりたくないよ~。
「この赤い小さなイチゴをそのまま指輪にして、私に送ってくださいな。」


そうして一人ぼっちだったフタリシズカは、指輪をもらって二人になりました。
もう、さみしくありません



ヤマボウシも咲き始めていました。


もっと花が開くと、これはなあに?←トウバナです。教えて頂きました。


こっちは?←ミズタビラコです。教えて頂きました。


サワギクが際立って、


急に明るいところに出たと思ったら、伐採されたところが広場のようになっていました。


あーあ、もう舗装路に出てきました。山も終わりです。


ますぶち橋を渡ったら、車に戻らなければなりません。


でも、でも、
今日は福智山のエビネランを見ることができました!!
とても綺麗でうれしかったです!
もう遅いかなーと心配でしたが、咲いててよかった!!
感謝です。






こちらは色違い






静かで楽しい一日でした。
たくさんのお花に会えたし、長~~く、8時間も山を楽しみました。(*^_^*)





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三瓶山

2015-05-10 19:10:15 | 九州以外の山
2015年5月5日(火)三瓶山(主峰1126m)

宿のすぐそばを流れる川の音を聞きながら、昨夜も「よいこの9時」に就寝。

朝、目覚めて顔を洗おうと部屋を出て洗面所に向かいました。
顔を洗って、コンタクトを入れようと水をチョロチョロ流していると・・・
なぜか排水口が揺れて見えます。

うん?

コンタクトを入れてはっきりしてきた視界の先がもぞもぞ動いている。

うううん??

えーーーっ!!!

黒くて、大きくて、体長は15センチもあろうムカデです!

動いています!這い上がろうとしています! ひーーっ!
早朝なので、声にならない悲鳴でもって、部屋に駆け戻りました。
血相を変えてタオルを振り回す私に
「どうしたん?」とのんびり夫殿。
「ムカデが、大きいのが、あっちに、洗面所にぃぃー!」

夫殿を従えて洗面所に戻ってみると、敵はまだそこにいました。
洗面台のなかをぐにゃぐにゃ動いています。
…どうしよう…
咄嗟のことでこちらは丸腰、武器を持っていません。
「知らん顔して逃げようよ。」
夫殿の腕を引っ張ってぼそぼそ言う私に、
そこは男!果敢にもムカデを退治してくれました。
(夫殿の背中にかくれていましたので退治の一部始終は見ていないのですが…。)
「もう死んだよ~」
ティッシュにくるんでゴミ箱にポイ。
はふーー。
「デカかったね。写真撮っておけばよかった。」
とは、夫殿余裕のお言葉。
プンッ。ムカデの写真など見とうはござりませぬ。(-_-;)

朝からドタバタでしたが、今日は三瓶山に登ります!
宿から15分ばかり歩いた三瓶温泉登山口から孫三瓶、女三瓶、男三瓶を巡ります。
子三瓶は帰りの時間の都合でpassです。

8時にスタート。三瓶温泉からのコースは誰にも会わず静かです。


チゴユリさんおはよう!


これは桜に見えるのですが~?


一時間で孫三瓶に到着。
後左が男三瓶・右が女三瓶です。


孫三瓶から30分ほどで女三瓶の手前の大平山に到着。
うねるような中国山脈が見えます。こんな光景はもちろん初めてです。


山頂は広く気持ちよくしばし休憩です。
左のとんがったのが孫三瓶・となりが子三瓶、


男三瓶


ここで思いもかけない出会いが!
こんなことってあるのですね!もう、びっくりでした!
山頂標識の写真を撮っていると、一人の青年が「撮りましょうか。」
と声を掛けてくれました。
どちらからですか~、
広島からです~
などのおしゃべりをしていると~。
何と、その青年は去年雪の英彦山で出会った坊ちゃんクライマーにそっくり!
色白でひょろっと細く、雰囲気も話し方もそっくりです。
しばらくおしゃべりをして、男三瓶へ向かうという彼の後姿を見送りました。

東の原コースだとリフトでここまで来れるようです。


火口源湖の室内池(むろのうちいけ)


さあ、次はあの女三瓶です。


歩きながら、
「男、女、子、孫、とあるけど愛人三瓶というのはないのかな?」私
「愛人はね、隠しとるの。」夫殿
そおかーー、なるほどーー、隠してるのねーー。

だからか、女三瓶は頭にたくさんの簪をつけています。


女三瓶山頂 10時7分


女三瓶から男三瓶までにはこんな痩せ尾根も歩きました。
この先は犬戻しと言って、狭く少し険しかったりします。


ヤマルリソウ


ここから見る男三瓶、カッコいい!!


男三瓶到着11時19分
山頂にはやはり多くの人がくつろいでいました。




出雲方面、日本海はもやってるかな。


のんびりのんびり休憩をして、姫逃池コースで下山します。
オオカメノキ






降りてきました。


楽しかった4日間の山旅はこれでおしまい。

サヒメル館で着替えと休憩をして、予約しておいたタクシーで大田市駅へ。
路線バスは一日2本しか通っていないし、サヒメルに来てくれるタクシーは1台しかないとのことでした。
予約しててよかった~!
大田市駅から特急とはいえ、たった2両編成の「スーパーおき5号」に乗って新山口へ。
新幹線に乗り換えて博多まで戻ってきました。
登山も、お花も、人との出会いも、楽しい楽しい四日間でした。
お休みはいいなぁ。山はいいなぁ。

余談ですが、
9日(土)映画「セッション」を観てきました。魂のドラム!
この時ばかりは、頭の中が山からジャズに切り替わってしまいました。
凄かったよぉ!

5日三瓶山の軌跡






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石見銀山(観光)

2015-05-08 20:20:19 | 観光・他
2015年5月4日(月)

昨夜は宿をスキー客に人気の大山ホワイトパレスに移し、「よいこの9時」に就寝。

ホワイトパレスを始めた人は元国体のスキー選手だったそうで、昔のスピードスキーの板や、数々のアルプスバッジなどが展示されていました。






また、食事の際には「ハナイカダ」が添えてあり、感激しました。


さて、
またループバスで米子に戻り、「特急スーパーおき」に乗って大田市駅へ。
大田市駅からは路線バスで石見銀山に向かいます。
1時間に1本しかないローカルなバス旅です。


とはいえ、このバス、すんごいスピードで走りました!
止まるバス停も殆どなかったし、山の中を一直線に走るので乗用車並みの速さです。

石見銀山は、1526年博多の豪商神屋寿禎に発見されて以来、約400年にわたって採掘された日本を代表する鉱山遺跡だそうです。
ここで博多が出てくるとは!
知らなかったなあ。

世界遺産センターや資料館には寄らずに、遺跡の間歩(まぶ)と呼ばれる坑道を歩くことにしました。


シャガや


こんなにたくさんの花をつけているのはセイヨウキランソウ?違いますか?


龍源寺間歩の中に入ってみましょう。
当時のノミの跡がそのまま残る坑道(本来の長さは600mですが、観光用に157mが公開)


真っ暗でとても狭い


水抜き、通気用、試掘を含み600カ所以上の間歩(坑道)があったのだそうです。
ふむふむ~~。
往時の苦労と繁栄を思いながら~~

遊歩道はどこまでも緑です。


この季節は新緑が気持ちいいですね。


小さなお花が気になります。セントウソウでしょうか?


咲いた後


こちらは?さっきのとは葉の形が違います。


もうこれはさっぱり(-_-;)


楽しい2時間の散策でした。
またローカルバスを待ちます。
バス停前の風景。こいのぼりが泳いでいます。


バスに乗って大田市駅に戻り、今度は三瓶温泉行のバスに乗ります。
揺られて50分。
今夜の宿、湯元旅館は「奥の湯入口」からすぐと聞いていたのですが…

降りたところは・・・ 


どこへ続くのでしょう?この先に宿があるのでしょうか。
ちょっと泣きそう。


川沿いの坂を登っていくと、ぽつんと一軒のおうちがありました。ここです。


そして、次の日の朝は声にならない私の悲鳴から始まりました。

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頑張ったよ!大山!

2015-05-07 21:56:33 | 九州以外の山
2015年5月3日(日)伯耆大山1729m

憧れの大山に登ります!!
登るんです!!

わくわく嬉しくて、
ドキドキ緊張もして、
今日は大山に登ります。

夏山登山道は宿泊した「大山館」からすぐです。7時20分のスタート。


こんなちっこい子も登るのでしょうか。すごいなあ。


大山は山頂まで一合目から九合目まで表示があり、その都度深呼吸をして気合が入りました。


薄曇りですが、緑の中を気持ちよく歩きます。


避難小屋のある六合目まで来ました! 8時51分。


ここからの眺めがすばらしく、ため息の連続です。






休日ですものね。人も多いです。


20分休憩して後半戦です!
おおっっ!!
イカツイ顔をした大山でショウジョウバカマに会いました!
可愛くてホッとします。
「ここに可愛いお花が咲いているよ~」と通り過ぎる人たちに言いたい気がしましたが、皆さんフッフッ、ハッハッと登ってらっしゃいます。
邪魔にならないようにパシャリと撮って、サッと動きました。(^^)/


絶景を楽しみながら歩くので、あまりきついと感じません。
九合目まで来ました。9時47分


ここから山頂まではず~~っと木道です。
木道だから楽勝かと思いきや、これが結構きついのです。ふううー。


ヤッホーッ!9時57分、大山山頂です!
さすがに眺めがすばらしい!!
剣ヶ峰はさらに高く遠いです。
今ここに自分がいるなんて!
この絶景を自分の目で見て、頭で、心で感じているなんて!!
凄い、凄い、感激です!




みなさん絶景に大感激です。


カッコいいなあ!!


宿で作っていただいたおにぎりを一つだけ食べて、30分休憩しました。
ずっと景色を見ていたいけど、空は曇って寒くなってきたので、下山です。
下山途中も絶景を楽しめるので快適です。


六合目に戻ると、可愛いちびっ子の兄弟さん!
そう、大山登山でびっくりしたのはこんなに小さい子たちがたくさん登っているのです。
幼児さんや小学校低学年と思われる子供たちにたくさん会いました。
「偉いね~」「強いね~」と声を掛けたくなります。(^^)


五合目まで戻ると、行者谷コースで下ります。
これがもおぉぉぉ~~っ!!
最高に素敵な歩きでした。
このまま、このまま、帰りたくない。
ずっとずぅぅぅ~~っと歩いていたい。
もしかすると、私にとっては大山山頂の絶景よりも好きだったかもです。


こちらは行きかう人も少なく、それはそれは静かで新緑に包まれていました。
傾斜は急ですが、ブナ林の中を落ち葉を踏みしめ歩いていると、自分が一人の人間ではなく、一本の木、あるいは一枚の葉っぱになったような気がしてきます。
いえいえ、森の精にでもなったような気さえしてくるのです。
え?、森の魔女ではありませんよっ。
あ、魔女でもいいや。森に溶け込んでしまおう。


雨に濡れたチゴユリ


これは?これは何でしょう?
もしかしてサンカヨウ? 今まで見たことないのです。




こちらはエンレイソウ


日が差さないので開いていないコミヤマカタバミ




そして、そして、これは何?
天の神様、お父様、どうか教えてください!!
このピンクの実は何ですか?
調べても調べてもわからないのです。
とってもかわいいでしょ。
ね、愛らしいでしょ。
この色、この形状、初めて見ます。教えてください。


そんなこんなで、緑の中を胸いっぱいに空気を吸い込んで、気持ちよく機嫌よく歩きました。

元谷まで降りて北壁を振り返ります。
やっぱり大山は素晴らしい山です!


雨は降ったり止んだりでしたが、雨のおかげで行者谷からの新緑歩きが美しく感動的でした。
雄々しい山も優しい緑も、心に残る嬉しい一日でした。

午後1時半に宿に戻りました。お腹がすいてきたので、おにぎりの残りやおうどんを頂き、お風呂も使わせていただきました。
気持ちよかった~!

明日は島根に移動して、石見銀山の観光。
そして最終日は三瓶山に登ります!

今日の軌跡。頑張ったよ、(^^)







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大山の麓

2015-05-06 21:45:42 | 観光・他
2015年5月2日(土)

今年のゴールデンウィークは山陰の山へ!
憧れの大山と三瓶山に登ります!

5月2日(土)
新幹線のぞみで岡山まで。岡山から特急やくも乗り換えて米子へ。
米子からは大山ループバスで約40分、大山の麓に着きました。

あれが大山!
明日登る大山!!


きょうはゆっくり散策しましょう。


歩きながらも大山の北壁に目を奪われて~~


わくわく胸が高鳴ります。
憧れの大山!

まずは大山寺に登山の安全祈願です。


七百段の石段の先には、国内最大の権現造りの大神神社奥宮があります。




柱などの金色は白檀塗りで、龍の壁画は鮮やかでした。


下りは石段を下りずに、佐陀川沿いの散歩道を歩きます。


見上げるとやっぱり大山!


大きいなあ、高いなあ!
私に登れるかな。
期待と不安で気持ちが落ち着きません。

日が落ちてきました。


モンベルと大山。


もうすぐ夜が来る。
夜が明けたら朝だよ。
朝が来たら大山に登るよ!
憧れの大山に登る!!

登るよ!





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