山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

六甲山最高峰

2018-11-29 21:04:41 | 九州以外の山
2018年11月23日(金)晴れ

六甲山地は様々なルートでトレッキングが楽しめるようですが、今日は六甲山最高峰を目指して、一般的なルートを歩きます。

阪急芦屋川駅からスタート。
駅に着いてみてビックリ!
登山の格好をした人が多いこと!六甲は人気の山ですね。

都会ですねー。高級住宅街の中を進みます。


ロックガーデン入り口の滝の茶屋。


茶屋の横を抜けて、


直ぐに高座の滝


おやまあ、人が多くて渋滞になりそうです。


この辺りがロックガーデンといわれるところ。
もっと冒険チックかと思いましたが、たいしたことはありません。


楽しく登って、風吹岩



風吹岩からはもう岩場歩きは無く、森歩きで雨ケ峠に着いておやつ休憩しました。
人が次から次へと登ってきます。


この標識からぐっと下ると、急な階段登りが登場しました。
宝満山の百段ガンギを思い出し、数えてみたら八十八段でした。足りないよー!


やっとお花に巡り合う。ほっ。


急な上りも出てきましたが、お天気の良さと歩きやすさで快適に歩けます。

一軒茶屋が見えてきました。サイクリングの人も多かったです。


ここで「きつねうどん」を頂きました。
これが食べたかったのです!おつゆが美味しい!
ここでは水は貴重品のため、600円以上の食事をしないとお水はついてきません。
きつねうどんは500円でした。


一軒茶屋からコンクリートの舗装路を上がれば六甲山最高峰です!


やはり人が多い!!


鉄塔がたくさん立っているのが摩耶山かな?


下山は有馬温泉につながる魚屋道(ととやみち)を歩きます。


神戸の海で獲れた魚を、有馬温泉へ運ぶために利用したことから、魚屋道と呼ばれるようになりました。


ととやみちだから、とと、とと、ととと下ります。
歩きやすくて、景色もいい。
これまで人に抜かれることは当たり前の私達が、この下りでは人様を抜いたりしました!
とと、とと、とー!


そしてまた……
たった一歩で山から街へ出た。

足を踏み下ろせば有馬温泉。


数分も歩けば温泉街です。
これまた人が多い。




かんぽの宿や金の湯、銀の湯にて、立ち寄り入浴もできますが、九州の温泉とは風情も違ってその気になれず、すっ飛ばし。
午後2時過ぎに有馬温泉駅に着きました。


今日も楽しい一日でした。
都会の山事情というか、登山道と温泉街の境がたったの一歩だったことに驚きました。
山と都会が隣り合わせ。

秋の行楽登山最終日の明日は岡山の鬼ノ城山です。
楽しみ、楽しみ~。
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ケーブルカーで摩耶山へ

2018-11-28 22:04:45 | 九州以外の山
2018年11月22日(木)曇りのち晴れ

加藤文太郎や植村直己が愛した六甲山地とはどんなところだろう?
行ってみたい。

夫殿と私の休みを合わせて、何とかざっとの計画を立てて始発の新幹線に乗り込みました。
新幹線の中で計画の練り直し。
新大阪駅からJR神戸線に乗り換えて、六甲道で下車。
今日の第一目的、六甲ビジターセンターに向かうことにした。

「六甲ビジターセンター」では「六甲山全山縦走の先人ー加藤文太郎の追憶」という企画展が行われています。


「孤高の人」加藤文太郎に会いたくて、七年前に兵庫県浜坂の「加藤文太郎記念館」まで行きました。
遺品の数々を見ることができたばかりでなく、結婚式当日に登って式に遅れたという観音山に登り、妻となる花子さんと初めて出会った宇津野神社も歩いて、二人のお墓にお参りもしました。(観音山・兵庫県美方郡

その加藤文太郎に六甲でまた会える!
それは行かなくちゃです。

六甲道駅を出ると、目の前に六甲ケーブル下駅行きのバスが止まっている。
考える間もなく、ありがたい!と飛び乗る。
歩かずにバスに乗ってよかった、ケーブル駅までは結構距離があった。

ケーブル駅なので、当然ケーブルカーが目の前に!
乗りましょう!!




快適!
移る景色に興奮します。(10:00過ぎ)


降りたところが六甲山上駅で、ここからビジターセンターまでは徒歩で20分ほどで着きました。(10:45)
文太郎様に会えるかしら?


企画展は一階フロアの一部にひっそりと展示されているだけでした。もっと大掛かりかと思っていた。


文太郎の登山靴とピッケル。


飯盒と、登山した時に記念スタンプを押印した扇子。


(七年前に見た)自筆のメモや、さび付いたアイゼン、スキー板等は展示されておらず、寂しい気がしましたが、文太郎様に会えたというだけで十分満足できました。
寂しいと言えば、私達がゆっくり時間を過ごしている間に、一人も来館者がいなかったことです。
今日は平日ではあるのだけど。

第一目的が果たせたので、次は摩耶山まで歩くことに。
ビジターセンターの管理人さんに、行きかたを尋ねると「あの鉄塔が見えるのが摩耶山だから、その方向に向かっていけばよい」とのアバウトなお答え。

ならば、その通りに行きましょう。


穂高湖では子ども達が野外学習。(12:45)
水の温度を調べていました。


摩耶山へは殆ど水平か、緩やかな下りで、翌日行われる六甲縦走路の、ほんの一部を反対から歩くことになります。


摩耶山天上寺。


本日始めての登りは掬星台(きくせいだい)への階段。


明日の縦走のための準備でしょう、テントが張られています。(13:17)


ほーっ!
いい眺め!お天気もよく最高!!
「掬星台」とは、夜になると、無数の星を手で掬えるがごとく絶景が広がっているということから付いた名前です。


夜ではないけど、神戸市街が一望できる素晴らしい眺めです。


ロープウェイもありましたが、もう少し歩きたい気分です。
新神戸駅につながる天狗道を下ることにしました。

少し歩いて、左手に入ったところに摩耶山三角点。702m。(13:50)
掬星台が摩耶山の山頂と思っている人も多いようです。


下山は六甲縦走路を天狗道で布引貯水池~新神戸駅へと向かいます。しかし、しかし~~~。




ハーブ園・ロープウェイ乗り場の分岐まできたところで、時間は午後3時になっていました。
このまま新神戸まで歩いて下ったら、日が暮れてしまいそうです。九州よりも日没は早いしね。
地図を見ながら夫殿と相談。


ロープウェイに乗ろう!

10分ちょっと森の中をアップダウンして着いたところは~~!
裏門から入るとーー。


何とそこは別世界!


どういうことでしょ?
ついさっきまで森歩きをしていたのに。

登山道からいきなり、ここはどこ?
ヨーロッパ?
はたまた、ハウステンボス?


登山道とハーブ園が、たったの一歩で隣接していました。
恐るべし都会の山!恐るべし神戸!
鄙びた小さなハーブ園と、それに隣接するロープウェイ乗り場を想像していたら、とんでもないハイセンスな場所でした。


何か、落ち着かない……。
周りはお洒落な格好のカップルばかり。
汗じょろで、登山ザックに、山靴の私達には似つかわしくない場所でした。ギャハハー!

お土産店をのぞいても落ち着かないし、しゃれた店内でコーヒーを飲む気にもなれない。

美智子皇后陛下献花のスイセン。(ドライフラワーに加工されています)
阪神大震災からわずか半月後、被災地で両陛下が黙礼された後、皇后陛下はその場に膝まづいて瓦礫の上にそっと献花をされました。その花束は17輪の水仙の花。その日の朝、皇居の庭で皇后陛下自ら摘み取られたものでした。


休憩したら、ロープウェイで下りましょう。(15:30)




おーーー!!
これは素晴らしい!!
都会のビルの上を飛んでるみたい!!




高いところ苦手の私は緊張。夫殿は大喜びで動画撮り。


思いがけず大興奮!!楽しめました!

ロープウェイを降りて、三ノ宮駅まで歩いて、今日一日が終わりました。


ケーブルカーに乗って登り、下りはロープウェイに乗るという、何ともへなちょこ登山の摩耶山でした。
それでも、10kmくらいは歩いたかな。
都会の風景と山が隣り合わせている不思議な山域でした。
文太郎様にも会えてよかったです。

明日は六甲山最高峰へ!




藪払い・力持ちになりたい!

2018-11-19 20:00:52 | 往還の会
2018年11月18日(日)晴れ

今日は往還の会が、新しく整備・使用許可をいただいた土地の藪払いです。
夏場の作業をさぼっていて、トリオは久しぶりの参加です。

~~、~~とはいえ~~。
とんでもない藪です。先が見えない~。
どうなってるんでしょ?


8時集合で行ってみると、もう鋸や鉈を手に作業が始まっていました。


しかしなあ~~。
前が見えんよ~。

ひたすら藪払い。笑顔のままで、黙々とーー。


人の力は凄い!


だいぶ進んだ。対面のアジサイ植栽地が見えるようになった!




お宝発見?


さらに奥まで。


広さは200坪くらいあるそうです。
国道を挟んで、アジサイ植栽地に相向かうこの土地をどう整備活用していくか。
往還の会の夢は広がります。


しかし、しかし~~。
肩や上腕が痛い痛い。僅か3時間ちょっと働いただけなのに、山より疲れた気がする。
だって、非力の私でも百万回鋸を引きましたもの。

嗚呼、もっともっと力持ちになりたい!!
力持ちになって、整備作業をどんどん進めて、この土地に花を咲かせ、お茶屋も作ってお団子作り名婆になろう!!

……と、とんでもない夢を勝手に広げております。

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福岡マラソンとオリンピックデーラン

2018-11-12 18:32:38 | 九州オルレ・その他
2018年11月11日(日)

10日(土)はおチビの七五三で薦神社へ。
夕暮れの紅葉が綺麗でした。

11日(日)はガック隊長が「福岡マラソン」に出場!
私達は、大分中津で開催の「オリンピックデーラン」に参加しました。

「福岡マラソン」
8:20 天神スタート!(今年のフルマラソン参加者は11,674人)
這ってでも完走したいという執念のもと、隊長は軽快なスタートを切ったに違いありません。
9:05 5キロ地点も通過して順調な走り出しのようです。


「オリンピックデーラン」
9:30 開会
夫殿は娘や孫娘と2キロを走ります。(婿殿と長男はバスケの試合で遠征)
私は一番下のおチビのお守りです。

体操の田中和仁さんやウエイトリフティングの三宅宏実さんも参加して聖火が入場し、点火されました。


と、同時におチビが鼻血を出しました。たら―リ。
ありゃま、困った。
どうしましょ。
私、うろたえる。
おチビはティッシュを鼻に押し当て、泣きもせず。

何とか鼻血が止まったと思ったら、また出る。
また、ティッシュ。

おちびは「今度はすぐ止まった!」とケロリと喜んで、観客席から外へ飛び出しました。
もう、2キロマラソンはスタートしていたので、おチビと一緒に、チビお姉ちゃん達の応援に向かいました...(このおチビ、鼻血を出したくせに早い、早い~~。こら待て、待て―――!)

10:18
チビお姉ちゃんが「おーい!」と手を振りながら、颯爽と駆け抜けていきました。


ん?
夫殿は?
まだ?


来ました、来ました!
嬉しそうです。


ん?ん?
娘は??

こちらもニコニコ。


そんなわけで、一番早かったのはチビお姉ちゃんで、夫殿は2キロのランニングで、足首をひねってしまい、捻挫のお土産付きでした。痛い、痛い。

福岡マラソン
11:28
走り始めて3時間経過。25キロ地点を通過したみたい。
隊長の体調はいかにあらんや。
きついよねー。よく走るよねー。


12:50
海が見えてきたのかも。頑張れー!!


アプリ「応援ナビ」でタイムリーに参加者の走りを知ることができます。
気持ちだけですが、ずっと応援していました。
走っている間にどんなドラマがあったのか、今度聞いてみたいですね。

14:17
ついにゴール!!
隊長、完走おめでとうございます!!
しかも6時間を切っています。お疲れ様でした。


隊長の完走証明書。
おめでとうございます!!素晴らしい!


スポーツの秋を感じた一日でした。






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黒峰~トンギリ山~小川岳~向坂山

2018-11-06 22:19:52 | 宮崎県の山
2018年11月4日(日)快晴

二日目は黒峰~トンギリ山~小川岳~向坂山の縦走です。
人気の山々ではないので、山岳会でもあまり計画しないルートだそうです。
脊梁のせの字も知らない私達ですが、一緒に楽しませていただきました。

黒峰登山口駐車場スタート(6:32)~から松の平(6:54)~黒峰(7:31)~トンギリ山(8:08)~小川岳(10:42)~向坂山(13:06)~霧立越(13:24)~五ケ瀬スキー場下の駐車場着(13:53)

今日もお天気はよさそう!どんな歩きになるのやら。
黒峰登山口駐車場をスタートです。


から松の平から黒峰へ。この辺りは杉の植林地ですが、直ぐに原生林へと入りました。


第一展望所はすっ飛ばし、


第二展望所で一息入れます


見るものすべてが美しい!
朝の景色に向かって、たっぷり深呼吸。


落ち葉を踏みしめ歩きます。紅葉の時期だったら、どんなにか綺麗だったことでしょう。


それ、ホイっと、高いところに出るよ!


出た!黒峰山頂です。1283m


遠くどこを見ても山また山が連なっている!
雄大なる景色にどっぷりはまったようです。


凄いなあ!
近くも、向こうも、そのまた向こうの向こうも、とにかく山また山です!
初めて足を踏み入れた脊梁山地のほんの一部ですが、迫力に圧倒されました。


目の前に尖がった山が見えて来ました。
円錐形が綺麗なトンギリ山です。これは登りたくなりますよね!


ススキも輝き、とても気持ちいい!
軽快に歩けました。


夫婦ブナの木。


トンギリ山山頂です。1250m


もちろん360度ぐるっと見渡せます。山また、山~~。
向坂山って、あんなに遠いのだろうか?
(そんなん、行けるわけないと思ってしまう)


トンギリ山を下ります。
下りは気持ちいいけど、下っていくと上りが待っているのよねー。
あの向こうまで歩くのよねー。


小川岳までがきついとのこと。

「行けるよー、大丈夫ー!」とHMさんがほんわか励ましてくれます。
このHMさん、背振山系が大好きで、道のあるとこ、無いとこ、尾根も谷も藪も、網の目のように歩きつくしているのだそうです。

大きな森の中をせっせと歩きました。
山先輩にとってはゆっくり歩きでも、私にはものすごく必死歩きです。


でも、きついばかりではなく、ご褒美のような広くて、美しいところに出ました!
疲れを忘れて、わーっと走り出したい気分です。

サッカーでもできそうだね、と夫殿。

見上げると、マユミの実が!ピンクで可愛い。
ザックを下ろして、腰を下ろして、おやつを食べて大休止。
大いに気分転換できました。




空が青いよねー。


また登って、登ってーーー。
まだか、まだか小川岳はまだ先か。


ようやく小川岳に着きました。1542m
もう、ヘロヘロで足が攣りそうでした。ここまでが本当にきつかった。


11時前ですが、ここでお昼ご飯です。
ゆっくり休憩時間をいただきました。

さて、向坂山へ向けて出発。お昼ご飯も食べて元気回復です!


確かに小川岳までの辛い登りに比べると、気持ちよく歩けます。
でも、長い。


お、スキー場が見えてきた!向坂山は右奥。


しかし、しかし、日差しも強く、我慢の歩きです。

リフト乗り場まで上がると、風も感じて、ほっと一息。
もう、向坂山はすぐそこでした。


着いたよ!向坂山。1684m
ヤッタネ!
とうとう歩き通しました。ここまで来れて嬉しい!
達成感は大きいです。


これから先は、もう登らなくていいのです。
もう下るだけです。


ほーっ、ほっ、ほっー!
歩きやすい~。上機嫌!


霧立越(杉越)まで下りてきました。
この標識に「カシバル峠」とあるのを「ガンバル峠だ!その通りだ!」と読み間違えて大笑い。


ゴボウ畠駐車場を過ぎて~
もう、もう、下るだけ~!


ふー、やっと五ヶ瀬スキー場下の駐車場に着きました!!


あー、頑張った!
よく歩いた!!ありがとうございました。

皆さま、大変お世話になりました。心に残る山行となりました。
手加減、足加減もしていただいたことと思います。
いつもゆっくり歩きの私にとっては、大変貴重な体験でした。
初めての脊梁。山々はどこまでも雄大で美しかった!
またいつか、ご一緒出来ますように。
どうぞよろしくお願いいたします。

~帰りの車の中で~
山の帰りはいつも、私は車の中で寝ているのですが、この日は気持ちも体も興奮が冷めないのか、ハイテンションになって、ずっと夫殿とおしゃべりしていました。

来週はおチビの七五三とオリンピックデーランで山はお休み。
ガック隊長は11日(日)福岡マラソンに出場です。頑張れーー!
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