山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

雷山

2013-12-18 21:46:47 | 福岡県の山
2013年12月8日(土) 雷山

兵庫から帰ってきたばかりだけど、何とかお天気に恵まれたので、やはり山に登りたい!
どこに登ろう?近場であまりきつくなく、山らしさを楽しめて・・・山頂からの眺望も得られる山は・・・
そうだ!雷山に行こう!
帰りの温泉も魅力的だし、千如寺にも寄って雷山観音を拝観したい。

いつもなら早起きして出かけるのだが、この日はいつも通りの時間に起きて、ゆっくり出発。

登山口の駐車場。出発は9時20分


登山届は出さないまま…


杉林を歩いていく


清賀の滝


ここでちょっと休憩


落ち葉を踏みしめて歩くのは快適


上宮に到着
その昔、人々はどうやってこの大きな岩を運んだのだろう
信仰の力とはすごいものだと思う


登山の安全を願ってまた登りの開始


着いたぞ!山頂!
カッコつけてみる夫殿


遠くかすむ景色もなかなかよかった


アルファ米のドライカレーと雑炊でおなか一杯になった後、下山。
金貨のように色づいた木の葉


すたすた山を下りて、雷神社に着いた


銀杏の落ち葉が輝いて見える




とっとこ登って、すたすた下りてきた気がした今回の登山
山は登りさえすればいいのだから、やはり満足、満足!
雷神社の黄葉がとてもきれいだった。





天空の城・竹田城

2013-12-11 10:19:13 | 観光・他
2013年12月1日(土) 兵庫県朝来市和田山 竹田城

いよいよ日本のマチュピチュと言われる竹田城へ!



  (この二枚の写真は朝来市フォトギャラリーからお借りりしたもの)

竹田城は、播磨・丹波・但馬の交通上の要衝でもある古城山(354メートル)の頂上に築かれた南北約400メートル、東西約100メートルの山城。室町時代の守護大名、山名宗全が築いたとされ、関ヶ原の役(1600年)後、廃城となった。
現存する山城として日本屈指の規模であり、その縄張りが虎が臥せているように見えることから、別名虎臥城(とらふすじょう、こがじょう)とも呼ばれ、国の史跡に指定されている。(Wikipediaより)

竹田城へは和田山駅から播但線に乗り換えて一駅


こちらは竹田駅


駅から山を見上げると、わずかに城壁が見える!


本来は駅裏の登山口から登るのだが、トイレ設置工事中のため通行止


う回路で山頂まで登ろう!鄙びた景色が気持ちいい!


一両列車もやってきた


紅葉に励まされながら、高度をあげていく


見えた来たぞ、竹田城の石垣!


美しいなあ!


正に天空の城だ!






さすがに堅固な石組






山頂からの眺めもすばらしい 


アーチをえがく陸橋が遠くに見える


見るほどにため息の連続!
お天気にも恵まれ、気持ちよかった。
観光客が多く、ひっそりとした山城という雰囲気ではなかったが、人の力で積み上げた堅固な石垣と、壮大な景色に、今を忘れ、往時を偲んだ。

竹田城を下りて駅に向かう

寺町通りは昔のままのたたずまい


堀には鯉が泳ぐ


松並木が堀に沿う


こうした寺が数軒隣りあわせて、立ち並んでいる


これは竹田駅から寺町向こうの眺め


和田山駅まで戻って、夕暮れの山を見る


反対側


駅の陸橋の向こうに古い建物


趣があるなあ。国鉄の時代の倉庫か何かかな?



楽しかった兵庫の二日間
植村直己を訪ね、竹田城に登った。
景色の美しさと、人々の温かさに触れる旅であった。
あんまり空気がおいしいから、もっと年を取ったら、こんな田舎で暮らしたいな、なんて思ってしまった。もちろん、田舎暮らしの大変さは棚に上げての憧れなのだけど。
いいなあ、いいなあ、って思った。

おまけは和田山駅前の「和幸食堂」
おばちゃんが頑張っていたが、焼きそばを注文すると・・・できない・・・
カレーにして、と言われ、カレーを注文すると、せっせとレトルトの袋を鍋で温め始めた!
なんとも、お茶目である。気に入った!
浜坂も、江原も、和田山も、駅前食堂にはそれぞれの魅力がある。





















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城崎温泉・玄武洞

2013-12-10 14:07:32 | 観光・他
2013年11月30日(土)・12月1日(日)

植村直己冒険館を訪れたあとは城崎温泉にて宿泊
城崎と言えば志賀直哉の「城崎にて」を思い浮かべるが、読んだ記憶はない。
文字からすると、城と崎で歴史あるロマンティックな海辺を連想していたのだが・・・

・・・違った・・・いかにも温泉観光地だった

夕暮れの駅前


川べりの温泉街


風情もあり、若いカップルが多かった


宿で「蟹三昧」のはずだったのに・・・
二年前の浜坂の芦屋荘の蟹には遠く及ばなかった・・・残念!


気を取り直して、翌日は玄武洞へ


玄武洞は160万年も前に起こった火山活動によって、山頂から流れ出したマグマが冷えて固まる時に規則正しいきれいな割れ目を作り出したのだという。それが6000年前、波に洗われて姿を現し、人が石を取ったために洞となったもので、数知れない六角形の玄武岩が積み上げられて不思議な美しさを見せている




これが自然のなせる技なのだから不思議だ

こちらは青龍洞


水に映るさまが美しい


そしてやっぱり目を引かれるのは空と山と紅葉


光る田園


たった一両の赤い電車


さて、城崎駅で玄武洞のゲンちゃんに別れを告げ、いよいよ竹田城にいくぞ!





植村直己冒険館・その2

2013-12-09 13:48:57 | 観光・他
2013年11月30日(土) 兵庫県豊岡市日高町「植村直己冒険館」

館内をゆっくり見学して外へ出た。
冒険館の外回りは初冬の景色がすばらしかった。

メモリアルウォール


夕暮れのお散歩には絶好の景観




しばらく歩くともみじの絨毯


枯れ木の姿が水面に映り込んでいる


突き出た眺望テラスは ヒマラヤの氷の絶壁を思わせる




さらに歩くと


一本のもみじの木が光っていた


鮮やかに


里山の風景




そろそろ帰途につかねば・・・

植村直己の言葉


これはおまけ
城崎温泉へ向かうタクシーを呼ぼうと、冒険館の方にお願いしたら、今ならバスがありますと親切に教えてくださった。
田んぼの中のなんとも可愛いバス停!




やってきた小さなバスは貸切状態だった(笑)


植村直己も、故郷の方たちも素敵だった。
この土地の空気のように私の心も澄み切っていく気がした。






植村直己冒険館・その1

2013-12-09 09:36:14 | 観光・他
2013年 11月30日(土) 兵庫県豊岡市日高町「植村直己冒険館」

二年前、加藤文太郎記念館を訪れた。加藤文太郎の軌跡をたどるだけでなく、うどん屋さんのおじちゃんや、図書館(記念館)の方、宿泊先の大将、お母さん達とのふれあいがとても心地よく、是非またこうした旅をしたいものだと思っていた。

そして、今回は「植村直己冒険館」!
参りますよ!直己ちゃん!
どんな出会いや発見が待っていることだろう。

博多から姫路までは新幹線。
姫路から「特急はまかぜ号」に乗り換えて、江原へ。
山陰へ向かう車窓からの眺めは、山々の紅葉が美しく、見ていて飽きない。
心がどんどん弾んでくる。



山々が連なっているから、「山脈」というのだと感心する。
こんな景色がずーーっと続く。いいなあ!


江原駅前!快晴!ここからタクシーで10分くらいのところに冒険館はある


その前に腹ごしらえ。お昼ご飯を食べたいな。
見つけたよ!江原駅前の「たにやま食堂!」


ここがまた、素晴らしく良かった!
年配のおばあちゃんが一人できりもりしてて、お店には常連のやっぱり年配のお友達がくつろいでいらっしゃる。おかげでこちらもゆったりくつろいでしまう。

食事がまたいいのだ!
田舎のおばあちゃんの家に来たという感じ!
これで700円!煮魚、小松菜と油げのお浸し、おでん、ごはん、みそ汁、お漬物。


おでんがこれまたおいしい!



たにやま食堂でおいしく楽しい時間を過ごして、いよいよタクシーで「植村直己冒険館」へ!
なぜ「記念館」と言わず、「冒険館」なのだろうと思っていたが、それは植村直己を世界を代表する冒険家ととらえているからなのだ。
冒険に使った数多くの装備品の展示や記録映像は、植村直己の人柄や強い意志を知り得て、さらに感慨深いものだった。

入口では犬ぞりと一緒にお出迎え


遠くの山々を背景にしてあたり一帯はきれいに整備されている


遠近法が美しいユリノキ


周辺の山並みを背景に取り込んだ約200mに及ぶまっすぐな通路は、氷河を切り裂くクレバスをイメージしたという


入口のドアを開けると、雪洞を思わせる通路


展示室では係りの方が丁寧に説明をしてくださった

まずは北極の犬たち さすがに毛が深い


くぎを使わず、木を組んで作った犬ぞり


服装はダウン、セーター、毛皮で作った上着もある






アザラシの皮で作った靴や手袋
太い糸での手縫いだった。




アザラシの皮を細く引いて、撚って作ったロープ


ウル 剥いだアザラシの皮に残っている皮下脂肪をこそげ、毛皮を作るために使う


水か、油を貯蔵したのであろう、皮袋!なんと!右下には「手」が見える


ザックの重さ体験
植村直己はこの重さを担いで、ヒマラヤの山々を登ったのであろうか・
何とか担いだものの、歩けませーん!


こちらは体験コーナー


帆をつけた橇


植村直己が実際に使用したテント


すごいなあ!
植村直己をすぐそばで実感できたようでうれしかった。

ボルタリングもちょっとだけ実感!



植村直己の大きさはとても一言では表せない。
「青春を山に賭けて」「極北に駆ける「エベレストを越えて」「植村直己 妻への手紙」
を読んでその偉大さと、謙虚さ、人懐っこさを知り、すっかりファンになってしまった。

ありがとう!直己ちゃん!