山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

四王寺の滝は水しぶき!

2017-01-30 19:49:30 | 福岡県の山
2017年1月29日(日)曇り&霧雨

青空の土曜日は夫殿も私も仕事で、山に登れず恨めしい。
先週も、先々週も山歩きをしていないよ。
今日も登れないなら、ぐれてやるーっ、荒れてやるーっ!

というわけで、どこに行こう?
天気予報は、どこも雨。一日中雨。

そうだなー、どこへいってもお天気が悪いのなら、行きたかった英彦山へ。
見たかった四王寺の滝へ行ってみよう。
雨予報だから、行けるとこまで。
凍ってなくても、滝まで!

別所駐車場に車はほんの数台だけ。そりゃそうですよねー。


霧雨が降ってきましたが、元気にしゅっぱーつ!
久しぶりに歩くだけでもうれしいから。(^^)

正面階段にも人はいません。


ミツマタの蕾はまだ硬いですね。


奉幣殿で今年も楽しい山歩きができるよう、しっかり頭を下げてお祈りしました。


雪、無いですねーー。雪道だとランラン歩けるのに。
雨だし、暖かいし、四王寺の滝は凍ってないだろうねー。
こんな日に来る人いないよねー。


四王寺の滝入り口からは雪が見えてきました。
ここでアイゼンを装着していると、後から来た人に追い抜かれましたが、やっと人に会えたって感じです。


滝までは結構距離があったよねー、と気合いを入れて歩きました。

うん?
見えてきたかな?
あーれ?
水音が聞こえてきました。

先ほど追い抜いていった方が降りてこられて、「上から水が流れてるからさっさと帰る」と言われます。

あちゃー、やっぱり水ですかー。

確かに
滝は水しぶきをあげていました。
氷は上部と右下にほんの少し残っているだけ。


でもここだけ見ると、氷結!?


喜んで写真を撮っていたら、
ガッカラ、ガララーと音がして、上部から落ちてきた氷のカケラが夫殿の足に当たりました。
一度バウンドして転がってきたものですが、15センチ四方の塊でした。
驚き、怖いですね。
滝に近寄れません。よく見ると、足元にいくつも氷の塊が落ちています。


氷の無い左端に移動しましょう。


ホットココアでゆっくり休憩しました。
滝は水しぶきを上げていますが、がっかりなんてしませんよ。
これはこれでいい眺めです!




そして、願えば叶う!
ほんの一瞬の青い空!


確かにこんな日に滝を見に来る人はいませんよね。
霧雨は降ったり止んだりです。一日中こんな様子でしょう。
もう帰ろうかとも思いましたが、超慎重派の夫殿が「よし、元気出して行こう!」と言いました。
ジャーン!
行きましょう!

氷が落ちてきませんように、と急いで滝の下を横切って南岳へと登り上がります。


木の根を掴み、夫殿の手も借りて、えんやら登り上がって、ホッとしました。
(必死なので写真無し)

ほっとしたものの、南岳山頂までが長い、長〜い。
何も見えやしない。
夫殿も。


まだか、まだかと頑張ってやっと南岳に着きました。やれやれホーッ(^^)


中岳に向かう縦走路も何も見えず。


晴れて樹氷が見えたなら、どんなにか綺麗だろうに。


中岳に着きました。


休憩小屋の中にいらした先客が出ていかれると、小屋は二人で独占です。


お昼ご飯。
私のおにぎりのほうが大きい!?


北西尾根から下山したいとも思いましたが、雨が降ってきたし、前が見えないので、安心の正面道で下りることにしました。


雪が積もっているので、歩きやすいーー。
夫殿が見えなくなりましたが、大丈夫!

風の音が耳に強くなり、木々が途切れるところは、ビュンビュン怖いほどでした。
「フードが脱げてるよ」「顔に泥がついてるよ」など、夫殿の細かいお言葉を
「いいの、いいのー」
とかわして、気分はブイブイ下りました。(^-^)

あー、楽しかった!
四王寺の滝の氷結は水となって流れ落ち、南岳の樹氷も落ちていましたが、それでも山を歩けて良かったです。
荒れずに、ぐれずに済みました。(^-^)

そしてこの日は家に帰ってから、とても嬉しいことがあったのです!
それは,ふぃずランドさんにアルプス遠征動画(DVD)を見せていただいたこと。
我が家での上映会はもう大興奮!
彼の胸に付けたアクションカメラでの動画は、まさに臨場感あふれた感動ものでした。
ありがとうございました。


今日の軌跡
別所駐車場(8:01)~奉幣殿(8:25)~四王寺の滝入り口(9:08)~四王寺の滝(10:02)休憩~南岳へ(10:24)~南岳(11:16)~中岳(11:32)昼食~下山開始(12:15)~奉幣殿(13:46)休憩~別所駐車場

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今年も逢いに来ました

2017-01-23 19:54:18 | 福岡県の山
2017年1月22日(日) 降ったり、晴れたり、曇ったり

今年も逢いに来ました!!
四王寺山のセリバオウレン。

秘めやかに咲く愛しいあなた。


冷たい風に揺れて、なかなかピントが合いません


こんな立ち姿がとても好き。


セリバオウレンは、雄花、雌花、両性花があるのですね
これは?両性花?


ポロロンと金平糖がこぼれてくるよう。


木陰の中にも、時折うっすら筋のような光が差し込みます。
すると、生き生き輝いてきます。


白い花びらに惹かれてしまうよ。


風は冷たく体が冷えましたが、そんな中で春を待つスミレを見つけました。


何度もシャッターを押しては、何度もうまく撮れないよと嘆いたとき、水仙が笑ったようでした。


峰入り最終回(補完)は悪天候のため延期となりましたが、好きな場所で好きなお花を見ることができ、よい一日でした。
さっぶっ、さぶぶーっだったけど。
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角島へ

2017-01-16 20:43:43 | 観光・他
20171月14・15日 角島観光

山はお休み。
寒波襲来予報で、お天気が心配でしたが九州はまずまず大丈夫!
(雪景色を求めて山に登られて方も多いだろうな)

かねてより楽しみにしていた下の娘ちゃんと夫殿との三人旅。
山口県の角島へ、GO!!

角島は大学一年生の時に、部活動のキャンプで行ったところ。
そのころは橋は架かっておらず、揺れる小舟で渡ったのです。
もちろんひどい船酔い。
そんな甘くほろ苦い青春の地へ娘ちゃんも一緒にドライブ旅行です。
 GO,GO--!!

ダルマギクの群生地である角島へは11月に行くべきでしたが、1月も中旬、ましてや寒波襲来の日に行って果たしてダルマギクを見ることはできるのでしょうか?

車のCMにも使われる、角島大橋の美しいラインに吸い込まれるようです。


コバルトブルーの海と空


橋の下は岩を渦巻く白波
(寒いのです~~寒い寒い~)


展望所で振り返る


西長門リゾートホテルへ


ホテルの部屋の窓から


夜景


何もかもがロマンチックで贅沢!!
どこか遠い海外のリゾート地にでもいる気分でした。
(夫殿と娘ちゃんは獺祭を飲みまくり

翌朝は海岸沿いをお散歩した後、角島に向かいます。
響灘・日本海に浮かぶ美しい角島は、島の北部に突き出た2つの岬が、牛の角のように見えることから角島の名が付いたとされています。

水仙に囲まれた角島灯台


この時期の角島は水仙ですね。


ダルマギクの群生地へいってみましょう!


ヒュルリーヒュルリララー
演歌の世界だと娘が言います。
とにかく寒い!!


一輪でいいので!
どうかダルマギク、咲き残っててほしい!と願って強風の中を歩き回りました。

あったー!!




嬉しくて~、さらにないかと~。

見つけました!


ダルマギクは日本海側の岩場という厳しい環境下で、綺麗な花を咲かせます。
11月に来ていればその群生の美しさに圧倒されたはず。
葉っぱしか見れなくて残念。


どんなにか美しかったろうと想像しました。


白や紫の濃淡、花弁も密でヒメジョオンなどより一回り大きな花のようですが、今日は寂しいお花です。


ホソバワダンも咲き残ってくれていました。


この花も角島には群生しているそうです。ニガナに似ていますね。


もう一度空と海を眺めて帰りましょう。


青春のほろ苦さはどこへやら、自然の美しさに圧倒された角島でした。
寒かったよ~。

帰り道の驚き!
豊田町へと寄り道していたらーーー。

あ、あれ!
猿じゃない?!
車の中から撮影。カメラを出すのがもどかしい。


拡大してみるとーーー、
野生の猿の集団でした。
全部で20頭くらいいました。びっくり!!
最後にボスと思われるデッカイ猿が、ノッソリと道を横切っていきました。

そんなこんなで親子三人楽しい旅でした。
夫殿、運転ありがとう。
娘ちゃん!また一緒に旅しようね。
山へ行こうって言わないから。  





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初登りは宝満山~三郡山

2017-01-09 18:09:43 | 福岡県の山
2017年1月7日(土)晴れのち曇り

遅くなりましたが、
明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします


昨年は良き先輩方に恵まれ、峰入り、野河内と充実した一年でした。
ご指導、ご鞭撻いただきましたこと、心より感謝申し上げます。

今年の目標は
自分に合った身の丈登山をルンタッター楽しんで
時には背伸び登山にもヒーヒー挑戦する

年末年始はおチビ達と賑やかに楽しく過ごしました。  
やっと、七日に初登りです。
初登りなので頭を下げてお詣りしたいと思い、宝満山に正面から登り、三郡山までの往復です。

五時過ぎに竈門神社を出発。
暗闇に浮かぶ竈門神社。


ヘッドランプを付けて、手にもライトをもって歩き始めましたが、何しろ暗いのと、体がまだしっかり起きていないのとで足元が不安です。

早速、痛っ!
初コケ、やってしまいました。

気をつけて歩きましょう。

夜景の美しさに歓喜! 6時33分

二人で何度もシャッターを押したのですが、なかなかピントが合いません。
ぶれないようにしっかり構えるには、やはり三脚が必要でしょうか。

日の出予想時刻は7時24分なのでそれまでには山頂に上がって、朝焼けも見たい。
早く歩きたいけど、宝満の石段はきついし、もうコケたくない。

「道はわかるから、大丈夫だから、先に行って」

「よし、じゃあ先に行くから気をつけておいで」

夫殿のランプが遠くなりました。
さらに、見えなくなりました。
私はとにかく気をつけて、慎重にゆっくりゆっくりー。
木々の間から朝焼けも見えてきたころ


暗がりから、ライトが私をめがけてやってきた。
うん?
もう下りてくる人がいるんかな。

「道間違えた!戻る!」

え?
先を急ぐあまりか、夫殿、女道への分岐を進んでいたのでした。
そのまま女道を進んで山頂を目指すより、ひき戻って登り上がるほうが早いということで、夫殿またどんどん先に行ってしまいました。

急げ!
急げ!

日の出に間に合いますように。
少し明るくなってきたので、私も急ぎます。

山頂直下の最後の急な階段を登り上がると、夫殿いました!
大岩の上で場所取りをして構えています。


朝焼けが綺麗です。


7時24分、太陽のてっぺんが顔を出しました。


だんだんまーるくなって


感動!


皆さん、感動のパチリ、パチリ!


山頂には20人くらいいたでしょうか


遠く英彦山が美しい


宝満山に来てよかった
美しい朝焼けと、ご来光に感激でした!

もう、そろそろ下りておいでよ。お茶飲もうよ。


熱いお茶とおかしで休憩して、三郡山に向けて出発です。
仏頂山(心連上人の祠)


三郡への縦走路はいつも気持ちいい。


三郡山山頂です。鉄塔越しの眺めも悪くない。


まだ九時過ぎですが、英彦山を眺めながら昼食です。


帰りには頭巾山にも寄りました。気温は六度。暖かいです。


キャンプセンターまで来て、大岩を見上げる。


女道から帰ります。
階段を降り始めると、石垣が! 座主跡を思いました。


すぐそばには再会の木。これも今まで気づきませんでした。

神功皇后が朝鮮出兵の折、宝満山に登ってサイカチの木を植え、「凱旋の後、再会しましょう」と言われたことに由来します。その故事に習い、このサイカチの木に向かって好きな人と再会できることを願えば、願いが成就できるようです。
再会の木は竈門神社境内にもありますが、どっちが本物なのでしょう?(^-^)

静かな女道です。


法城窟


もうコケたりしませんように。オタオタ下山。


登山口まで下りてくると、ロウバイが美しく咲いていました。




初コケや道間違いもあり、疲れましたが、美しいご来光を見ることができて、大変嬉しい初登りでした。
今年も楽しく元気に山を歩きたいと思います。

竈門神社で引いたおみくじは「小吉」。(お腹の底におみくじが入っています)
謙虚に山を歩きましょう。謙虚に生きてまいります。(^-^)


家に帰ると、年末におチビ達が作った門松が「お疲れ様」と出迎えてくれました。ニコッ!


本日の軌跡
竈門神社(5:13)~宝満山山頂(7:16-7:52)~仏頂山(8:16)~三郡山(9:14~9:46)~頭巾山(10:10)~キャンプセンター(11:15~11:30)~竈門神社(13:27)

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