山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

そして、もう一人

2013-08-29 11:02:50 | 山で出会った人
ひょいと行きついたHP。
山行記録など、読んでいたら、引き込まれてしまった。
山行記録というより、彼の青春記録といったほうがいいんじゃないかしら。
山と、友と、恋。
青春は面白おかしく、切なく、どうして?と歯がゆさが残る。

HPもブログも、去年の夏から更新されていない。どうしたんだろう。

ヒマラヤで遭難してしまったのかしら。

彼の名は
◯◯ー◯

内緒にしとこう。



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山男に惚れた!外人編

2013-08-28 15:58:32 | 山で出会った人

とろけるような美男子 ジョージ・マロリー(イギリス1924年遭難)
いかつい ラインホルト・メスナー(イタリア)

海外の登山家はこの二人しか知らない。

マロリー
なんて甘い響きの名前!
名前ばかりではなく、お顔だって優しいイケメンさんなのだ。
山男というよりは、まるでフランス映画にでも出てきそう。
モデルを頼まれたこともあったそうだ。
そんな彼のことを知ったのは夢枕獏の小説「神々の山嶺」を読んでからだ。

1920年代にイギリスが国威発揚をかけた3度のエベレスト遠征隊に参加。1924年6月の第3次遠征において、マロリーはパートナーのアンドルー・アーヴィンと共に頂上を目指したが、北東稜の上部、頂上付近で行方不明となった。(Wikipediaより)
「そこに山があるから登る」という名言を残したといわれるマロリー。
エヴェレスト初登頂者はマロリーなのか。
真相はどうであれ、この甘いマスクの彼があの険しいエヴェレストに、1920年代に挑んだということだけで圧倒される。
当時は今とは比べ物にならない貧弱な装備で、軽装としか言いようのないジャケットを着て、世界最高峰のエヴェレストに果敢に挑むマロリー。
彼の魂は、いまだにピークを目指しているに違いない。


メスナー
こちらは響きからしても尖ったナイフのように鋭い。
井原山の帰りに見た映画「ヒマラヤ」で彼のことを知った。
何しろ、山を登り始めたばかりの私は、登山のことも、登山家のこともまるで知らなかったのだ。
メスナーは現在69歳。
1986年に、人類史上初の8000メートル峰全14座の、無酸素での完全登頂を成し遂げた。(Wikipediaより)
映画はヒマラヤ山脈、8125mナンガ・パルバートの前人未踏の“ルパール壁”の初登攀を果たした際の衝撃の実話である。メスナーは過酷な条件の中、初登頂を果たしたものの、大切な弟を失ってしまった。
映画は、実際の場所で音を拾って作られた。本物の山がのしかかってくるようで、息をつめて観た。自分の体まで凍ってしまい、感覚さえ麻痺したようだった。
ヒマラヤ登山の過酷さを、映像で見て知り、震えた。

美しい山は、こんなにも「壮絶」なのか。

それでも人は山に魅せられる。









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山男に惚れた!

2013-08-27 22:11:31 | 山で出会った人
山男に惚れた!
初恋は加藤文太郎
愛しい植村直己
顔は山野井泰史
14座制覇の竹内洋岳
他にも、山田昇、長谷川恒男、森田勝、松田宏也~

何人もの男にノックダウンされた。
しかも何度も何度も!

うひ

彼らの生き様がたまらない!

井原山 2013年 キツネノカミソリ

2013-08-26 13:56:25 | 福岡県の山
2013年 7月2日(土) 井原山(4回目)983m

山に咲く花の美しさを知ることができて、本当にうれしい。
お花屋さんの店頭では、競うように色とりどりの花を見ることができるが、
ひそかに、美しく、ストレートに咲く山の花の魅力は、尽きることがない。

ミヤマキリシマの次はキツネノカミソリ!!

それもこんなに近くの井原山が一番の名所だなんて、
なんてラッキー!
いつも通りの四時起き、五時出発で、十分いいスタートができる。
水無峠からが、一番早く群生地に行けるらしいのだが、私たちはいつものキトク橋からアンノ滝を通って、水無分岐へと向かった。

まだか、まだか、愛しいキツネノカミソリちゃんはまだか・・・

最初の花!みーつけた!これこそ、ひっそり一輪。


少し先に行くと、オレンジ鮮やかに咲いていた、


カメラの発色よって違うイメージ


群生


神秘的な風景


シャッターを使うと、妖艶な色を帯びる


美しさにため息をつき
数の多さに歓声を上げ、
写真を撮って、
また花を見て、うっとり。


先に進むのがもったいない。


おまけに群生地を過ぎてからは、かなりの急登!
よいしょと足を上げ、よいしょと反対の足を上げる。

山頂が見えてきた!もうすこしだ!


山頂はすでにたくさんの人。やはりキツネノカミソリは大人気!


下山道はいつもの大好きな尾根歩き


木巻く蔓がまるで小さな葉っぱの行進みたい


井原山にはキツネノカミソリばかりでなく、ほかにもたくさんの花が待っていた。
これはウバユリ


白い線香花火?イブキボウフウと言って、風邪の予防薬にもなるらしい。




この真っ赤な可愛い実はなんだろう。マンリョウかな?


最後はキンポウゲ


花には季節がある。
その花にぴったりの季節に会いに行かなくては、
その愛らしさ、美しさを自分のものにできない。
今年はぴったりの時に行くことができてよかった。
すくっと首を伸ばしたキツネノカミソリは、可憐な花だった。

さあ、次はどこの山へ!
どんな花に会えるかな?



















 

長者原から雨ガ池へ

2013-08-08 15:22:42 | 大分県の山
2013年 7月14日(日) 久住 雨ガ池まで

久住は花盛り!
山の花はみんな愛らしい!!

昨日黒岳に登り、今日は長者原から雨ガ池までゆっくりハイキング


駐車場にはタンポポのような黄色の花が一面に


山のガイド犬「平治号」

久住のガイド犬として有名な平治号はその名を「平治岳」からとったものだという。

1973年、長者原に現れた白い仔犬は、重い皮膚病を患い身体の約半分の体毛を失った状態だったという。
長者原バス停に勤務していたえのくまさんに保護されたその白い犬は、牧ノ戸登山口から入山した50代ほどの夫婦が山中で道を失い迷ったところを、長者原登山口まで導いた。
夫婦はその白い犬に心から感謝し、「せめてもの礼にその犬の皮膚病を治してやって欲しい」と金銭を置いて帰った。えのくまさんは皮膚病に効くとされる法華院温泉の湯の花を取り寄せ、犬の患部に繰り返し塗布したところ徐々に快癒すると同時に体躯も大きく成長し、冬になる頃には立派な体格の犬になっていた。成長した姿は頭から背中にかけて薄茶色、腹から前後脚は白い毛に覆われ太い脚と大きなたくましい身体を持つ犬だった。

登山客がバスから登山口に降り立つと目前に犬(平治)が座っている。登山客が平治に行き先を告げて歩き出すと、平治はまるで言葉が分かるかのように登山客の先頭に立ち、人間に合わせた歩調でゆっくり歩く。分岐点に差し掛かると停まり登山者が追いつくのを待つ。登山者が山小屋などへ入ると呼ばれない限り中へは立ち入らない。食事も登山者自身が与えたもの以外は欲しがらず、腹が空くと人知れず自力で狩りをしたらしい。人に対して吼えたり噛んだりも決してしなかった。

山中で道に迷ったり負傷するなどして助けを求める登山者が居ると、どこからともなく平治が現われて彼らを先導し、時には身体を支えるなどして登山口や山小屋へ案内した。山中で「すがもり小屋」なる山小屋を営む男性は「平治がしばしば危うい状況の登山者を連れて来た」と証言した。

平治と出合った人が平治のガイドぶりと感謝の言葉を書き込んだ「平治ノート」には5冊にもなり約2,000人の登山者が生き生きとその様子を綴っていた。

平治が「ガイド犬」として活動していた14年間は九重連山での遭難事故は一度も無かったと伝えられる。
(坂井ひろ子著「ありがとう山のガイド犬「平治」より)



長者原から雨ガ池に向かう道には、たくさんの夏の花が咲いていた


ハナショウブ


オカトラノオ




キラキラ光る川面に新緑が映る












イブキトラノオ


雨ガ池の木道




シモツケ


花菖蒲の群生


長者原に戻って、トンボと一緒にティータイム