山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

障子岳~親父岳~黒岳

2018-10-30 21:11:39 | 宮崎県の山
2018年10月28日(日)晴れ

今日は九合目小屋から祖母山に登り返し、障子岳~親父岳~~黒岳を回ります。
ロープや鎖の急な岩場を下り、美しい絶景の繰り返しに絶叫したいほどでした。

九合目小屋(7:21)~祖母山(7:43)~天狗岩(9:11)~障子岳(10:09)~親父岳(10:44)~黒岳(11:22)~一の鳥居到着(14:19)

早朝の祖母山頂は霞んでいます。


「ストックをしまった方がいいですよ、ここから急な下りですから」とリーダー。

確かに、確かに…

足を置くのがちょっとしかない岩を下ったり、トラバースしたりで。


緊張に次ぐ緊張で、写真など撮る余裕がない。


ほっとして見上げると、おお!


大きな自然の中にいる!!


あれが、天狗岩。「あれに登りますよーー」だとさ。


凄いねーー! もちろん私は待機。


気持ちよかったけど、風が強かったと、夫殿。

たった一つシコクママコナがひっそり咲いていた。


これは鹿による食害でしょうか。
ひどいものです。枯れて横たわって、何年が過ぎたのでしょう。
幹の皮を食い荒らされた、痛々しい樹々も目にしました。


障子岳の一部が崩壊していますね。


障子岳


障子岳から親父岳までは絶景の連続。


デンと聳える祖母山が見えてきた!カッコいい!


童心に帰りますよねっ!




B29墜落記念の地。


プロペラローターとあります。


親父岳到着。1644m いろんな山岳会の山頂標識がありますね。ちょっとごちゃごちゃ~。


黒岳が見えてきたよ。


40分ほどで、黒岳についてお昼ごはんです。1578m


これでもう、ゆっくり下るだけだと思っていたら、「ここから急ですよ、まだまだ~」とリーダー。
確かにすッ転ぶような急な下りが続き、岩場もあり、落ち葉もあり、「もう、半分来ましたか?と」尋ねると「まだまだ~」だって。

でも、ここまでくると、谷筋の美しい景色です。


川沿いの白い石も珍しく、左右前後に首を回して眺めました。


うっとり、綺麗です。




何度か渡渉もクリアして、下山口に近づくと名残惜しい。


一の鳥居到着。お疲れ様でした!


鎖やロープ、急な岩場の下りや渡渉もありましたが、素晴らしい景色に出合い、何度も感嘆の深呼吸をしました。
良かった!頑張った!
Yさん、Tさん、楽しい二日間をありがとうございました。大変お世話になりました。
是非またご一緒させてください。





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祖母山

2018-10-29 23:05:20 | 大分県の山
2018年10月27日(土)晴れ

往還の会Y女史とTさんにお誘いをいただいて、祖母山を歩いてきました。
一日目 29日(土) 一の鳥居から風穴コースで祖母山、九合目小屋で宿泊
二日目 30日(日) 障子岳~親父岳~黒岳

29日(土)福岡を6:30出発
一の鳥居(9:50)~北谷登山口(10:35)~風穴(11:43)~祖母山頂(13:25-13:38)~九合目避難小屋(13:58)
風穴コースの北谷登山口は工事中のため、一の鳥居駐車場に車を止め、登山口まで標高差100m、2.3㎞を歩きます。(祖母傾情報

一の鳥居スタート
既に満車かと思われましたが、運よく止められました。


道路も工事中です


北谷登山口。駐車場が広げられるのでしょうか。


トイレなど、支度を済ませて
では、行くよーー!風穴コースの入り口


ホッホッ!紅葉が綺麗!


いいですねー。


歩くのが楽しい。


~と思っていたら、、歩くのが厳しい。


三年前、初めて登った時、こんなにきつくなかった気がするのに。
三年分、年を取ったせいもあるけど~~
いやいや、今日は小屋泊りのためザックには寝袋や二日分の食料が入っていて、10キロの重さ!
夫殿は11キロ。
荷物が重いから、足も重い。
しかも、三年前よりも今日は歩くスピードが速い。

祖母には何度も登り、今年の春には祖母傾縦走もされているお二人。
風穴の中には入ったことがないということで、中へ。


風穴を過ぎたところで、お腹がすいたので風を避けてお昼ご飯を食べました。

元気を出して、GO、GO!
こんな梯子やロープは、翌日の下りからするとなんてことないのでした。


とうとう山頂です!


ふぅ!
ヤッタネ!!


たっぷり写真撮影。
ヤッホーッと叫びたい。

古祖母方面


傾山方面


阿蘇もはっきり見えます


風が強く寒くなったので、九合目小屋へ。
本日の一番乗りです。


今年4月から無料の避難小屋になりました。
水場も近くにあります。


中は整っていて、毛布もたっぷりあり、ゆっくりできました。
宿泊者が少なかったので、寝室を独占できました。


時間が余って退屈するかと思いきや、山談議はとどまることを知らず~
それなのに、翌日は何をしゃべったかちっとも覚えておらず~。

Y女史特製の豪華レモン鍋はさっぱりして、とても美味しい!
パクリ、パクリ、お代わりを重ねます。
ペットボトルの中身は、めんつゆではなく、赤ワインです。煮卵、里芋煮をツマミにぐびぐび~~。


向こうの部屋では、ソロの若者がコーヒーを淹れている。
白い湯気がほわりといい感じ。


夜8時には寝袋に入り込みましたが、Y女史、Tさんの寝つきの早いこと!
横になったと思ったら、もう寝息(軽いいびき)が聞こえてきました。

明日は祖母から天狗岩に登り、障子岳、親父岳、黒岳、そして北谷へと下ります。

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清掃登山・井原山

2018-10-23 21:31:10 | 福岡県の山
2018年10月21日(日)

はー、長かったなー。15.5km、6時間40分よく歩きました。
秋の清掃登山は想山会の方達と一緒に井原山です。
野河内無料駐車場に集合。参加者は20数名。
鉄塔尾根~井原山~水無林道コースと、炭焼き尾根~井原山~沢沿いの下りコースの二手に分かれての登山です。


私達は往還の会事務局長であるY女史をリーダーに、曲渕小学校の先生2名、想山会の方2名、ガック隊長、夫殿と私の8名で、炭焼き尾根~井原山~沢沿いの下りコース。(これ、きつそうなのよねー)
距離が長いので、もう一組より30分ほど早く8時35分スタートです。

駐車場からしばらく林道を歩き、途中から炭焼き尾根を歩くべく、沢に下りましたが渡渉が難しい。
丸太の橋が流れ、このまま行けば足は水ボチャです。
適当な石を見つけては、バケツリレーのように手渡しで運び、川底に置いて渡れるようにしました。
(私は写真を撮るだけでごめんなさい)


驚いたのは、石をびっちり詰めて置くと、水の流れをせき止めてしまうので、間を空けて置くようにしたことです。
自然を守る心ですね。教わりました。

そして、隊長の頼もしいこと!
水の中にジャバジャバ入って働き、女性が渡りやすいようにと優しい心遣いです。


炭焼き尾根は往還の会でそっと整備してきましたが、中々の急登です。
地味な上りをせっせと歩き、今日は鋸を使いませんでした。


ここは綺麗な自然林ですね。ほっとします。


これが炭焼き窯の跡。ここから「炭焼き尾根」と名付けたのです。


そしてY女史がロマンを感じるという二本杉。
昔、ここで炭焼きをしていた夫婦が目印のために杉を二本植えたのではないかしら?と、勝手に思いをはせて「夫婦杉」と命名。(笑)


鉄塔尾根との合流地点。ここから先も長い。


後発の鉄塔尾根組に追いつかれたくないよねーと言いながら。


やっと山頂が見えてきました!


鉄塔尾根組とも合流して、全員で記念写真を撮った後、昼食休憩。

青い空っ!遠くに雲仙が見えました。


下山は来た道を少し戻って、沢沿いを下ります。
ここも島田さんやHさんが、整備されたそうですが、藪だったり、踏み跡など見えなかったり、左右に渡渉したりしました。




でも、少し開けたところや、道らしいところもあって、これは旧三瀬街道につながっているのか、昔の人が歩いた道なのか、などと考えながら歩くのは結構楽しかったです。

ツリフネソウや


キツリフネ


生まれたての白いツチグリ。艶やかで綺麗だったのでちょっと驚いた。


レイジンソウを見つけたのに、撮った写真はドピンボケで残念。
橋の手前で林道に上がると、林道そのものも結構荒れていました。

そして、そして、やっと帰ってきたよ~~。


長かったです。
拾ったゴミは少しだけ。
マイナーなルートというか、あまり歩かれてないところなので、ごみも落ちていない。
一升瓶が3本転がっていたのを、曲渕小の若い先生が回収してくださいました。お疲れ様でした。

曲渕小学校の5.6年生は、11月に炭焼き尾根を登って井原山まで鍛錬遠足をするそうです。
先生方はその下見だったそうですが、子ども達があの道を歩くなんて凄いですね!!
さすがに今日の下りは歩かないそうですが。

15:20 駐車場に戻りました。
鉄塔尾根チーム共にそれぞれのごみの重さを計量して、散会です。

「地味できついばっかりで嫌だ!こんなとこ、二度と歩くもんか!」と思いながら歩いたのでしたが、なぜか今気分は爽快!!おかしなものです。きっと皆さんと一緒だからですね。
ちょっとしたお喋りや、ケラケラと笑ったりがとても楽しく、良い一日になりました。

今日のご褒美です。豪華版ですね!


皆さま、大変お世話になりました。お疲れ様でした。





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歓喜の三俣山!

2018-10-22 21:59:58 | 大分県の山
2018年10月20日(土)

今年はくじゅうの紅葉を見に行けるかな~と思っていると、mamatiasさんから「三俣山の紅葉が綺麗だから行っておいで――!」のラインが来ました。
実は翌21(日)が清掃登山で井原山の予定です。
しかもコースがきつそう~~、というわけで土曜日は体力温存のつもりでいました。
でもmamatiasさんが送ってくれた写真は美しく、「今行かなくてどうする!」という感じで背中を押してもらったので、行ってきました!!

行って大正解!
初めての三俣山大鍋・小鍋巡りも大感動で楽しかった!


朝6時半頃には長者原の駐車場はもう車でいっぱい!
トイレなど、支度を済ませて6:58出発です。


でもずっとガスって何も見えない。
スガモリ越えへ


スガモリ峠から三俣山を見上げるも、山頂はやはりガスの中。


西峰山頂でも人がたくさん。相変わらず何も見えないよ。(9:05)


では、南峰へ登ります。
やはりガス~~(9:59)しばらく待ちましょう。


っっと!!一瞬の青空!


皆さん端っこに駆け寄ってパチリ!


でもすぐにまたガスがかかってきた。

晴れるはずだけどねー。どうしようねー。

南峰からお鉢を周りたいものの、どこからどう行けばいいのかわかりません。
山頂で立派なカメラを持った方にお尋ねしました。
その方は大船山へ行こうとなさっていたようですが、大鍋へと案内してくださいました。

景色が見える度に、歓喜の声を上げます!


大鍋へは「こんなところを下りるの?」と黒土に滑りそうでしたが、


足元の「小さな秋」をキャッチ!


底に下り立ち、大興奮!(10:47)


美しい!!


太陽の光が当たると、紅葉の輝きが違うのですね。
誰もがカメラを構え、喜びの声を上げていました。


「ここで昼食にするといいですよ、これから先はゆっくりするところが無いので」とカメラの方にアドバイスをいただき、腰を下ろしてのんびりお昼ご飯にしました。
食べ終わっても、鍋の底をうろうろ散歩しながらゆっくり景色を楽しむ。
こうした時間の過ごし方は贅沢で、甘ったるく感じるほど幸せでした。


さて、カメラの方にお礼を言って出発。


小鍋、北峰へと向かいます。


初めての道は、小枝に顔をばしばし叩かれながらも、ルンルン~


今日は人が多く活気があります。
いつもなら静かな山がいいと思うのですが、今日ばかりはお祭りのような賑わいが三俣山に合っている気がする。

岩の上に上るのも順番待ち。夫殿が登って来いという。
この岩、40センチくらい間が空いているし、斜めになっていて勇気の一歩が出ません。
先にいた方に「ここにストックをついて、ここに足を置いて~」と教えていただきながら


見て!これ、ワタクシよ!やったね!
(腰が引けて、引きつり笑いをしてますが)


エイヤラ登るのも、ウックク下るのも、今日は最高に楽しい!!

紅葉がこんなに素晴らしいのですもの。




北峰標識がひょこっとあったよ。(12:51)


本峰に上がると由布岳も綺麗に見えた。(13:38)


おっとと、本峰の標識を撮り忘れるところだった。
振り返ってパチリ。


いいなあ三俣山!


名残惜しみながら登山口まで戻りました。16:15
リンドウさんにほっと一息。


素晴らしい紅葉登山でした。
mamatiasさん、情報をありがとうございました。



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大人の遠足・平尾台

2018-10-15 19:34:35 | 福岡県の山
2018年10月13日(土)

素敵な一日でした!
秋の日差しを浴びて、風に吹かれて、いっぱい笑った平尾台でした。

平尾台が庭同然の信ちゃん&俊ちゃん、山帽子さんに案内していただき、茶が床から9時にスタート。
参加者はポンちゃん、風来坊さん、higeさん&mamatiasさん&エルちゃん、隊長、へこさん、そして夫殿と私です
(人もお花も風景も順不同です)

空と同じく気分も晴れて、足取り軽く、お喋りも軽い軽い~


秋の平尾台、いいですねーー!
気持ちが広がります。


ススキが綺麗。




なんてったって、センブリ


なんてったって、ムラサキセンブリ


なんてったって、ウメバチソウ


もうね、どれもこれも可愛くて~~
小さな小さなヒナノキンチャク


緑色の巾着がぷっくりと。


名カメラマン三人は密談中。


何?何? 
何のお花が咲いていますかーー?


お花を探して


みっちり撮影です


夫婦のお手本
お二人は11月に金婚式を迎えられるそうです。
おめでとうございます


エルちゃん、どっちの背中が気持ちいいい?


小さくて可愛いお花もたくさんですが、でっかい景色も素晴らしい!


でも、帰り道はやはり寂しいです……


最後の休憩では、ゆったりとお喋り!

ずっとずっと笑いましたね。楽しかったです。
皆さま、大変お世話になりました。ありがとうございました。
山も花も人もデッカイ気がしました。

平尾台にはほかにもたくさんのお花が咲いていました。
こちらはうふふのふ 
タカネハンショウヅル


遠くて写しにくかったのですが、白も綺麗です。


アカバナ


キセワタ


ヒメヒゴタイ


リンドウ


アキノキリンソウ三姉妹


ヤナギアザミ姉妹

ハバヤマボクチと白のサイヨウシャジン

ナンバンギセルとノダケ


アケボノソウ…蟻さんが好きなのねーー


サワヒヨドリ


シオガマ


ツリフネソウとホソバノヤマハハコ


そしてもう一度
センブリ


ムラサキセンブリ


ウメバチソウ


笑顔とお花でお腹いっぱい、感謝と大満足の一日でした!
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