ちよ馬券、今週は古馬のマイル女王を決めるヴィクトリアマイルだ。
東京競馬場牝4歳上芝1600mで行われる。
注目は、昨年の牝馬三冠馬ジェンティルドンナの露払いをしたヴィルシーナ(牝4)だ。
三冠レースはすべてジェンティルドンナの2着で、惜しかったのは秋華賞でハナ差の写真判定で敗れている。
そのあと挑戦した古馬に混じってのエリザベス女王杯(2200m)でも2着に健闘した。
GⅠレースは現在関東馬が4連勝だが、このレースにも関東馬の候補はめじろ押しだ。
ヴィルシーナが2着だったエリザベス女王杯を制したレインボーダリア(牝6)、阪神牝馬S(1400m)を勝ったサウンドオブハート(牝4)や京都牝馬S(1600m)を勝ったハナズゴール(牝4)。
さらに、中山牝馬S(1800m)を勝ったマイネイザベル(牝5)と昨年のこのレースの覇者ホエールキャプチャ(牝5)など。
対する関西馬は、ヴィルシーナと福島牝馬S(1800m)を勝ったオールザットジャズ(牝5)。
秋華賞(2000m)でジェンティルドンナ・ヴィルシーナに次いで3着だったアロマティコ(牝4)など、出場数では関西馬の方が多い。
話題性でいけば、ブエナビスタの妹ジョワドヴィーヴル(牝4)やジェンティルドンナの姉ドナウブルー(牝5)も出場してくる。
本命は・・・。
昨年の牝馬三冠レースでジェンティルドンナをさしおいて、すべてのレースで本命にした11ヴィルシーナ(牝4)を推す。
前走の大阪杯(2000m)は6着だが、このレースにはオルフェーヴル・ショウナンマイティ・ダークシャドウなど最高レベルのメンバーが揃っていた。
ヴィルシーナが唯一牝馬のうえ休み明けで上位5頭にはさすがに敵わなかったが、そのあとの集団からは粘り込んで6着をキープした。
土曜は一日中雨降りでパンパンの良馬場は望めそうにない、先行して粘り込むヴィルシーナにはもってこいの馬場になりそうだ。
ジェンティルドンナのいない牝馬戦なら怖いものなしで、今週は関西馬(ヴィルシーナ)が勝つ。
相手は・・・。
まずは「牝馬は調子」ということで、前哨戦の阪神牝馬Sから1着の17サウンドオブハート(牝4)は2連勝中だ。
2着10イチオクノホシ(牝4)は強烈な末脚が武器で、馬場状態が微妙だが・・・。
もう1頭4着ながら4ハナズゴール(牝4)はマイルで4勝を誇り、この距離に戻れば。
福島牝馬Sからは、Mデムーロで1着の2オールザットジャズ(牝5)は鞍上岩田康誠に替わるが勝負だ。
2着の1マイネイザベル(牝5)は、前々走中山牝馬Sと昨年は府中牝馬S(1800m)にも勝っている。
4着だった14アロマティコ(牝4)は、イチオクノホシと同じ末脚勝負の馬だ。
昨年の重だったエリザベス女王杯を制した13レインボーダリア(牝6)は、重得意で馬場が味方するか。
最後は、骨折で挫折したがこの世代最初に出てきた大物3ジョワドヴィーヴル(牝4)。
昨年のこのレース1着8ホエールキャプチャ(牝5)や2着6ドナウブルー(牝5)は、「牝馬は調子」ということで消し。
今週は、府中に乗り込む。
結論
三連複軸1頭流し 11-1・2・3・4・10・13・14・17 28点
結果追記する。
結果追記
見たか、11ヴィルシーナ(牝4)のド根性を。
直線、インをついた1マイネイザベル(牝5)が抜け出すとヴィルシーナはそれを捕らえにかかる。
捕らえた瞬間、外から矢のように伸びてきたのは何んと芦毛の8ホエールキャプチャ(牝5)だった。
最後は、ヴィルシーナとホエールキャプチャ2頭の壮絶な叩き合いとなる。
11ヴィルシーナ(牝4)は、ここで勝負根性を見せハナ差ホエールキャプチャを抑えてGⅠ初優勝を達成した。
昨日の雨が嘘のような晴天の中、観覧席から見るヴィクトリアマイルのスタートは切られた。
ヴィルシーナはスタート抜群でハナに立つも、それを9アイムユアーズ(牝4)がかわしてハナを主張。
ヴィルシーナが2番手、そのあとにマイネイザベルと16メーデイヤ(牝5)が続く。
17サウンドオブハート(牝4)はそのうしろ、ホエールキャプチャや4ハナズゴール(牝4)は中団からの競馬となる。
アイムユアーズが先頭で直線に入る、マイネイザベルがアイムユアーズをかわして一旦は先頭に立つも・・・。
ここからは、始めにもどる。
ヴィルシーナは牝馬三冠レース2着ばかりと言っても、負けた相手はJCを制したジェンティルドンナだ。
抜群の競馬センスと最後まで食らいつく勝負根性が、祈願のGⅠ初優勝を引き寄せた。
オーナーの大魔神も、笑いが止まらんだろう。
2着の8ホエールキャプチャ(牝5)は昨年優勝した時は3番手だったのに対して今年は中団からとなり、結果的には位置取りの差で勝敗が分かれた。
それでも最後はハナ差まで来ているので、今までの5戦連続の二桁着順は何だったのか・・・。
3着は一旦先頭に立った1マイネイザベル(牝5)が粘り、4着には鋭い末脚で3ジョワドヴィーヴル(牝4)が突っ込み復活は近い。
5着は5ドナウブルー(牝5)で、6着に直線内によれた2番人気4ハナズゴール(牝4)が入った。
3番人気だった17サウンドオブハート(牝4)は14着に沈んだが、ゴール後歩様の異常が発覚している。
なお、直線で競争を中止した15フミノイマージン(牝7)は関節脱臼で安楽死された。
ホエールキャプチャの2着が意味不明で、馬券はハズレた。
三連複 1-8-11 35,770円 ハズレ
次週は、いよいよオークスだ。
追記
このレースで4着に入り復活のきざしを見せていたジョワドヴィーヴルが、5/29日の調教中に粉砕骨折をおこし予後不良の診断が下され安楽死された。
ジョワドヴィーヴルは、昨年の阪神JFを制しJRA「最優秀2歳牝馬」に輝いている。
父ディープインパクト・母ビワハイジ、姉にはブエナビスタがいる超良血だっただけに残念でならない。
ご冥福を、お祈りいたします。
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