掛け声

ファイト、ファイト～・・・


もう６月も終わります。
半分終了です。
如何でしたか、６月。

先月はもの凄く長く感じた月でしたが、
今月は早かったような気がします。
バタバタしたということでもないのですが・・・

中、高校時代にしていた部活。
総体等にも参加していました。
数分の試合時間、
時間が分かるように掛け声で知らせます。

「半分、半分！」
その通りで半分経過ってことでしょう。
まだ、半分かよ・・・
もう、半分かよ・・・
その時の体調でしょうか、
いやいや、対戦相手次第でしょうか、
いろんな感じで聞いていました。

あと一分になると、「ラスト、ラスト！」
ってラストを繰り返す。
あと３０秒になると「ラスト！」

何とま～分かりやすい掛け声でして、
当時は結構真面目に考えて
これだと相手に分からんかも・・・って。
でも、考えてみると相手も時計持っているのですから
関係ないんですけど・・・

今となると馬鹿丸出しなんですけど
当時はそれはそれで結構励みになってたりして・・・

小難しい暗号はいらんのです。
造ったところで分からんヤツばかりでしたから。
そんなもの声掛けられても
何だったか気になって試合になりません。
コイツを筆頭に・・・

さあ、半分半分！

気合い入れて、声出していきましょう！

願生ろうぜ～！「ウリャ～！！！」

架橋

お～・・・


今日も気持ちのいい天気でした。
また、明日から梅雨空ということですが
晴れた空気を思いっきり吸い込みました。

ご近所に御年忌のご案内を原チャリで配ってきました。
いつもは車で走るバイパスへの道。
そうや、海岸沿いを走ってみようって思い付きました。

向かいの島へ橋が架かります。
来年にはってことを聞いているのですが
全然通らない道ですので工事すらしているのか分かりませんでした。

バイパスのインター登り口を右に見ながら
左に下って行くと海が目の前。
きれいなマリンブルーって言えればいいのですが
かなり汚れた海が出現します。
どうしても慣れない海の匂い、
頭が痛くなりそうな中をミ～ンミ～ンと進めます。

どう見ても学生の子どもが何ヵ所かに別れて釣りをしています。
テストでもあったんでしょうか、
楽しそうに釣糸を垂れています。

工事していました。
橋げたが座っており
あ～、あの場所とこことが繋がるんだ～って
暫し、原チャリを止めて出来上がりをイメージしていました。
便利になりますね。

橋が架かると制約がありません。
船の時間も待つことも乗り過ごすことも乗り遅れる心配もいらなくなります。
いつでも行くことが出来る。

坊守の里に行く時にはいつもフェリーでした。
松山～広島のフェリー・・・
兎に角、時間を気にしました。
飛ばして飛ばしてスピード違反で検挙されたこともありました。
今ではしまなみ海道がありますので
向こう岸に渡る時間的な心配は一切ありません。
坊守が言うには、
「車だと服装も気にせんでいいからいいよね～」
「なるほど・・・」

たま～にしか走る橋ではありませんが
「ある」ことに感謝することです。

この勢いでブラ～っと市内も流して帰って来ました。
なかなか、引きこもり住職の活動的なひと時でした。

オリンピック

あれ、オリンピック・・・


なかなか花を咲かさない紫陽花。
咲かない訳ではないのですが
沢山咲かないのです。

毎日毎日、居間から見える坂道の一本の紫陽花。
ボエ～って見てしまいます。

もの凄い勢いで木は大きくなるのですが
切り方が悪いのでしょうね・・・

近所のご門徒のお兄さん、
いろいろと気にかけてくださるお方で
助けていただいています。

「あれは、オリンピックやな～」

それほど咲かないっていう喩。
坊守から聞いて大笑いしました。

正しく、オリンピック。

でも、一つだけ大きく咲き誇っている花。
暗黙の了解で、
「これは尊前に・・・」ってことで誰も触りません。

今日、御尊前にお荘厳させていただきました。

やっと咲き、大きくなったものを・・・

ま～るく見えるフワフワの花。
沢山の花が一つになりま～るく、優しく。

そんな生き方が出来ればいいのにな～・・・

久しぶりに晴れましたね。
カラッとした空気は暑さを感じさせません。
どこもかしこもジメ～ってしていたので気持ちいい。

夕方のお荘厳も雑巾やモップの滑りが気持ちいい。
あ～、きれいになってる！って感じ。

空気だけでなく
目で感じるものも触れるものも
ま～るく、優しくなれるような一日でした。

つまらん顔

そんな顔・・・


朝から本山からの手紙が届く。
「重要」・・・
先日起きた事件についてのことでした。

「ん～・・・」
何かかったるいな～って思いつつ
読み終えたそれらを片づけていたところ、
「どうしたん？そんなつまらなそうな顔して・・・
　子どもがつまらん時にしているような顔、
　そんな顔、久しぶりに見たよ～」って坊守。

二人で大笑いしました。

ま～、内容が内容なので笑うようなことではないのです。
尊い命が奪われているんですから・・・

偶々、コイツが加害者になっていなかっただけ。
恐ろしき縁に触れればコイツも・・・

そんなことでも考えていたんでしょうかね。

笑えるひと時があってよかった。

朝の連ドラ「まれ」を見ています。
勿論、再放送されている「あまちゃん」も。
一日の楽しみのトップです。
この時ばかりは楽しそうに観ているコイツがいることです。

昨日観た「まれ」では、
ホンマの自分に出会い苦しむ主人公「希」
その苦しむ希に田舎での下宿先のおばさん「文」さんが言うのです、

「汚いところがあるのだったら隠したらいい。
　隠して生きたらいい。
　でも、自分には隠しらいけん。
　汚いものを抱えていることを自分だけは知って生きなければいけない」ってことを言うのです。

頷くコイツ。

何をもってしてつまらんのか・・・
何があったらつまるのか・・・

煩悩抱えて生き抜く一日。
笑ったり、泣いたり、怒ったり、悩んだり・・・
いろんな縁に触れて
腹のドロドロのさじ加減で顔に出すコイツの有様。

そんな中にも

大切に生きよう！
願生ろう！
って涙を流し微笑んでくださる縁に触れていました。

ず～っと触れていました。

にぐるもの

タタタタタ・・・


降ったり止んだりの雨。
ジメっとした外気。
鬱陶しいですね。

明日から３日程、晴れマークも出ていました。
チョット乾かしてほしいですね、すべてを・・・

夕方、さあ、着替えて動こうって思っていると
チャイムが鳴ります、「ピンポ～ン」
声も裏返る勢いで、「ハ～イ、どうぞ～！」って外面マックス。

すると、足音が素早く遠ざかっていきます、
「タタタタタタ・・・」
何も言わず、
ただ足音のみ残して遠ざかります。

そうなんです、寺子屋の子どもたちなのです。
優しき声を思い来るのでしょうね。
優しき微笑みを求めてチャイム押すんでしょうね。

聞こえた声は聞きたくない声。
あ～、いないんだ・・・
あ～、あのオッサンだ・・・
そう思うと同時に示し合わせていたようにダッシュで帰る。

チャイム押したんだから断りぐらい言えよってブツブツコイツ。

子どもには外面の奥のホンマが見えるんでしょうね。
だから、ダッシュで背中を向ける。

コイツのホンマが見られたら皆背中を向けるでしょう。
「あの住職、腹汚いよ～！」って。
だからこそ何重にも外面被ります、コイツ。

そんなコイツのホンマを知り抜いて
立ち向かい下さる阿弥陀さま。
恥ずかしくて逃げるコイツを追いかけてくださる阿弥陀さま。

阿弥陀さまは円で背中がないのです。
コイツに見せる背中はないのです。

いつでもどこでも立ち向かい下さるおはたらき。

「タタタタ・・・」の足音に日常のコイツを重ね、
そして、どれだけ追いかけることのしんどさを思ったことです。

申し訳ありません。