金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

時代

2015年09月30日 20時02分38秒 | 日々あれこれ

遅ればせながら・・・


昨晩、外が明るいので「これは」って思い外に出ました。
丁度、本堂の屋根の真ん中に出ていました。

きれいに観えました。
一日遅れましたがきれいなお月さまに出会えたことです。

スーパームーンを観たと坊守も子どもたちも言っていました。
「きれい、きれい」
チト焦ってしまいましたが、
観えないけど、そこにある。
薄い雲間から輪郭だけ確認。
これで良しとした一昨日の晩。

外はもう寒いです。
今日に至っては夕方も寒く
そろそろ長いものをって低体温のコイツ。

寒くなってきますのでお風邪をひかれませんように。


「福山ロス」って現象が起こっているとか・・・
凄いですね~、どんだけ人気があるのかって思ってしまいます。

久しぶりに・・・って言うと大袈裟なんでしょうが
出張先から帰って来た坊守とお茶しながらその話に・・・

「福山、結婚したね」
「そうそう、私でも流石にテレビを点けたよ」

って言いながらする坊守のジェスチャー・・・
「時代が出るよね~」って笑ったことです。

言ったことはないのですが
子どもたちにテレビを点けるってジェスチャーしてもらったら
リモコンのボタン押す動作なんでしょうね。

でも、思いっきり昭和の時代の坊守は
ツマミを引っ張る動作。
勿論、コイツもそうなんですけど・・・

二人で大笑いしました。
やっぱり引っ張るよね~!

時代ですよね~・・・

電話でも黒電話なんてサザエさんの廊下にあるものとして認識しているぐらいでしょう。
多分、どうやって回すのかも分からないと思います。

コイツの京都時代は黒電話。
大きな音で飾り気など皆無。
これが当然だと思いきや
友だちんちは留守電機能付きのコジャレタ電話。
この時も結構ショックでした。

今では、固定電話もなくなってしまってますもんね。

電話持って歩くとか・・・

しかし、今の子どもたちは何もかも充実した中に生活させていただいています。
勿論、コイツの時代もそれより前に比べるとみたされた時代、

何もかも揃っていると感動も何もありませんが、
テレビ一つ取ってみても、
足つき扉付きの家具調テレビ、
画面の向こうに本当に人がいるんじゃないかってくらいのブラウン管テレビ。
白黒からカラー、ハイビジョン、3Dだのなんだの・・・
ビデオが出来て、DVD、ブルレイ・・・

これからどんなになっていくんでしょうね・・・
間違いなく映画みたいに立体映像が普通になっていくのでしょうね。

凄いな~・・・


(一昨日の夕方、撮影)

いつの時代でも・・・
どんな人間の有様になろうとも・・・

ず~っと御立ち向かいのあなたが一緒にいてくださいました。

その眼にはいつの時代も変わりない人間の心の有様が映ってるんでしょうね。
でも、お月さまが闇を残しそこに一緒にいてくれるように
煩悩抱える有様を晴らそうとせず、
そっと、ずっと・・・支えて下さっていたあなた。

すみません・・・
便利になり何か置き忘れて生きるコイツがいるようで愚かなことです。

一緒に笑える・・・
満足することの欠片もないような時代に
今日のひと時、有難くいただきました。

また、願生ります。
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FAN

2015年09月29日 18時49分13秒 | 日々あれこれ
重いよな~・・・


ロバート・デニーロの映画「FAN」。
デニーロの悪役は絶品で大好きです。

内容的には、
あるスポーツ選手の大ファンの一人の男性が
何気ないそのスポーツ選手のひと言に激怒していくのです。

何の選手だったのかも
どのようにストーリーが展開していったのかも覚えていません。

何の世界でもそうなんでしょうが
ファンってありがたいですね。
自分のこと以上に一喜一憂するのですから・・・


「エッ~~~~っ!」
「ウッソ~~~~!」

どの方もどの方も断末魔の叫びのように驚かれていました。
そうです、昨夕のニュースでコイツも知りました。
福山さんが結婚されたっていう報道。

ま~、この人はカッコいいですよね。
男でもそう思うのですから女性は尚更でしょう。

非の打ちどころがないっていう人でしょう。
たま~にご縁の行き帰りとかにFMでDJされているのを聞いていました。
全然、気取らないんですね。
だから好感が持てるのでしょう。

あれだけ何でもでき外見もバッチリでしたら
チットは気取りそうですけど。
テレビやラジオからはそれが感じれません。

でも、デニーロの映画じゃないけど
本音のところはしんどいところもあるんじゃないでしょうか・・・

ファンの夢を壊さないように・・・

大変な世界なのでしょうね。


コイツも追いかけます、66歳のオジサン。
66歳のオジサンをお金出して観に行くんですから・・・

その2時間弱のためにガンバってるってところもある。

お決まりの化石と呼ばれる定番の白の上下のスーツ、
杖を突いたお爺ちゃんが着ておられる。
ステージのスーパースターに力をいただくのでしょう。

力頂く代わりに支えていくから・・・

ファンってありがたいですね。
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のに・・・

2015年09月28日 19時03分45秒 | 日々あれこれ
切ないよな~・・・


この思いが伝わらない。
したくてもしてやれない。
どうにも変わらない現実。

あまりの切なさにシャウトしまう、

~のに・・・

悔む思いで言葉がこぼれる。
「今だったら〇〇してやれたのに・・・」

我が恩師がおっしゃった、
「悔んで別れてそれでいいんや。
 その悔む思いを、今、涙される人にそっと手を差し伸べればいい・・・」

今日を歩もう・・・
今日を重ねよう・・・

今日、できることを大切に。

スーパームーンとやらを観ようと何回も境内に出ています。
あの雲、ちょっと除けてくれたらいいのに~!
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名月

2015年09月27日 21時44分29秒 | 日々あれこれ
オレも観たよ~・・・


疲れ切って見上げる夜空に真ん丸お月さま。
あ~・・・
肩の疲れがス~って楽になったような気がします。

車に乗っていようと
境内で見上げようと
一緒にいてくださる。

コイツも思いました、
みんな、観たかな~って。


今日が中秋の名月であると先日帰っていた娘から教えていただいていました。
それを聞いてから空を気にしていたことです。

そんなことで
今日のご縁の法話は「月愛」ということで・・・

坊守の里で聞かせていただいた恩師の「月愛」
たとえ話が良寛さんのお味わい。
これは、泣けたな~・・・

思いっきりカンコピです。
恩師に「すいません、いただいてます」って申し上げると
「どうぞ」って微笑まれる。
どうせ自分も味わうのでしたら好きな話を聞きたいですもんね。

寄り添ってくれる、
一緒に涙してくれる、
背中を擦ってくれる、

出会ってよかった・・・

何ら変わらない今を
安心して生き抜けます。

きれいなお月さまが微笑んでみえます。
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オイオイ

2015年09月26日 21時07分14秒 | 日々あれこれ
おいおい・・・



こちらの思いを踏みにじられるようなクレーム。
おいおい、あんなに感謝してくれていたのはなんだったの。

しんどいですね。

長~い説明に追われる電話、
吃音に閊える足らない言葉がもどかしい。
分かっていただけたのかどうだか・・・
不服そうに結末を迎えた。


別院からの封書が届きました。
本山の10年計画に対する懇志額が決まった様子。
一応は知っておきたいので直ぐに別院に連絡したのですが
担当の方が不在で聞けず。
しょうがないので自分で計算してみたのですが
マジっすかって感じの額。
ため息しか出ません。

でも、質問させてもらうとこの額が過疎化に寄り添った額ですってことでしたので
もう何も言うことはありません。
このまんまをご門徒に提示して
分からないところは本山に直接連絡して尋ねて下さいって言うことにしています。
これが本山の優しさなんだって・・・
正直、なんでこんなに生きることが大変な時代に
こんな大きな予算になるのか分かりませんから、コイツ。

おいおいって感じです。


そんなことが重なり重たい思いを抱えながら
ご縁の時間待ちに一人待合ロビーでボエ~っと外を眺めていました。
すると最近お寺が近くなったご門徒のお姉さんが横に座り話しかけてくださる。

お寺の空気がありがたいこと、
ご法要や常例、沙羅の会等々でお勤めも一緒にさせていただくようになり
ご縁いただいて法事等のお勤めでは一緒に口ずさむようにお念仏を申させていただけること、
昨日、「SONGS」に永ちゃんが出ていたこと、

楽しそうに、うれしそうに話して下さる。
その微笑に勇気を頂いたようにひと時モヤモヤを忘れていました。


金、金、金、金・・・

何のために生きているのやら・・・

若かりし矢沢永吉曰く、
「金が欲しい!なんで欲しいかっていうと底辺固めたいんだ!」
66歳の矢沢永吉、その当時の自分に曰く、
「お前、怖かっただろ・・・怖かったんだよな・・・」

金さえあれば・・・

でも、稀にそれを掴めたとして鼻持ちならない人間になると
人は群がるんでしょうけど
そっと寄り添って下さる人っていなくなるんでしょうね。
否、いてくれたとしても気付かないんでしょうね。

映画やドラマでしかそんな世界は知りませんが・・・

そうとでも思わないと押しつぶされそうです、
今日のコイツ。


寄り添ってくれるお姉さんが仏さまの温もりに感じました。
オイオイ、それでいいのか、お前!
こんなことで潰されるのか、お前!

願生ろう!
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