金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

イッセ~ノセ!

2015年06月19日 20時00分49秒 | 日々あれこれ
ピンポ~ン・・・


きれいなお花を頂いたので尊前に。
夕方のお荘厳の時に活け替えます。

手首、人差し指に関節痛、
回帰性リュウマチなのかカルシウム痛風か分かりませんが
少々、重たいものを持つのにしんどさ抱えます。

ローカの流しでゴソゴソしていますと聞こてきます。
キャキャ言いながらかけてくる足音。
来た来た、寺子屋の連中・・・

「イッセ~ノセ!ピンポ~ン!」数人が口をそろえて言ってるのです。
「ハ~イ!来たの!」
「ワ~イ、オッタオッタ!」

そんな声、音を横の方で聞きつつ、
あ~、本当に楽しみで来ているんだな~ってひとり言。

どれだけ、寄り添ってくれる温もりが
感じ伝わっているかってことですよね。

改めて、坊守の優しさに出会うことです。

ご縁いただいた後、
ある女性がコイツにこんなことを話して下さるのです。
「大切な人を亡くし悲しんでいるお方に
 どんな言葉をかけてあげたらいいのでしょうか?」
「かける言葉が見つからないってよくありますよね・・・」
「そうなんです・・・」

またまた、力のなさを感じます。
いい言葉でもうかべばいいんでしょうけど・・・
何一つうかばず・・・

「でも、かけてあげる言葉がないのであれば
 そっと、その場にいてあげるだけでもいいんじゃないでしょうか・・・
 その温もりに出会うだけで安心して泣けることもありますもんね」

寺子屋の連中が毎日来るのは
そこに寄り添い、一緒にいてくれる優しさがあるからでしょう。
美味しいお菓子をいただきながら
優しく微笑んでくださるおはたらきがある。
さあ、急いで学校から帰って行かなくちゃって思いながら帰ってくるのかも。

娘にいつも言われます、
「毎日、お母さんと居れていいね!
 あんなに優しく楽しい人といつも居れることに感謝せんといけん!」って。

なるほど、そうだよな~・・・
あの声、あの駆けてくる音を聞きつつ
そう思いました、コイツ。
コメント
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