四年に一度の誕生日

ようこそ、一緒に・・・



「なんで一日多く学校行かんといけんのよ！」
夕方のニュースを観ていると
そんなコメントを言う女子高生。

あ～、こんな時代でもコイツと一緒のようなことを言う子がいるんだと
苦笑してしまいました。
学生だった頃のコイツも間違いなく思っていたことでしょう。
否、そんなことすらも思わずに惰性で学校に行っていたのかもしれません。
嫌でも行っていましたから、コイツ。
当然のことなんでしょうけど唯一誇れたりすることです。

つまらん男です、コイツ。


今年は閏年。
一年は３６５日と６時間。
四年に一度、暦と季節の調整で一日多くなるようですね。


四年前の今日、二月二九日に『しょうじんくん』が誕生しました。
当時のブログ「月のひびき」に誇らしげに登場しています。

『しょうじんくん』とは、
ディズニーのキャラクター、ダッフィーに着せ替えしたものです。
いろんな大きさがあるようですが
娘がお土産に鞄に着けるサイズのモノを買ってきてくれ、
それに坊守がオリジナルの住職スタイルに仕上げて下さったものであります。

世界に一つだけのもの・・・

結構こんなの大好きです、コイツ。
その時からず～っと法事の鞄に着けさせていただき
一緒に歩んで下さっています。


初めて迎える誕生日です。

どこもかも汚れてしまっています。
顔も黒くなり、
七条袈裟もヨレヨレ、
袴の裾も擦り切れ、
二連珠の房も黒くなっています。

四年間、ず～っとコイツと一緒にお礼に着いてくれていました。
鞄の置き方で
コイツと一緒に阿弥陀さまの方に向きを向けたり、
ご門徒の方に向きを向けていたり、
兎に角、一緒にコイツの横に居ってくれることです。

だからご門徒の涙も沢山知っているのです、『しょうじんくん』

生きたかったんですね・・・
この今日を・・・

そう知らされるご縁の数々。

そう思いつつ、改めて『しょうじんくん』を見ると
この日に誕生した意義が見えてくるようでした。

「ご縁を大切に勤めさせて頂こう！」って。


結構、人気者なんです。
「これ、可愛いですね～！いつも思うんです！」
「あれ見て、見て！お坊さんの格好してるよ！」
って、いろんな声を聞かせていただきます。

可愛い女子高生でも提げている鞄ならともかく、
提げているのコイツですから・・・

このギャップがいいんですよね！

それ分かっているからこそ坊守が拵えてくれたんだと思うのです。
力の無いコイツだから・・・
言葉足りないコイツだから・・・
眉間に皺寄せるようなコイツだから・・・

チットはご門徒に気に入られるように相棒を就けて下さったのでしょう、
って、いつも唯一不安定なところにある中啓を
軽く押し込みながら思うコイツがいます。


さあ、今日もよろしく！って
鞄斜め掛けにして原チャリに跨いだコイツでした。

『しょうじんくん』は聞いているんでしょうね、コイツのトラバス。

「キツイ旅だぜ～、お前に分かるかい～」

こころのストレッチ

ウッ、タタタタ・・・


過去のブログを読んでいると
ウグイスの鳴き声を聞いたって、この時季。
まだ今年は聞けてないのですが天候が不順だからでしょうか、
それとも、コイツが聞けてないだけでしょうか。

庭木の花々も咲き方が今年はおかしいって総代長さん。

それでも今日は暖かな一日でした。
お陰で楽でした。

車で移動するもポカポカの車内、
ウトウトしそうになるような陽気。
このままって思うもそうはいかず、
三寒四温っていうやつでしょうか、
明日は雪マークも・・・

身体がついて行きません、コイツ。

ふざけたような格好でしている夕方のお荘厳。
気持ちいい汗が流れます。
ダラダラ、ダラダラ・・・

キタキタって感じでとても喜ぶコイツ。

軽～いトレーニングをしているのですが
寒くてコリコリに固まった身体をゆっくり解します。
ジワ～って・・・

ウッ、タタタタ～・・・て感じで。

でも、これが痛、気持ちいい。
ゆっくり、ゆっくり・・・

煩悩で凝り固まった我がこころ。
なかなか解すことなんてできませんが
偶にはそのこころを擦りながらゆったり座らせていただきたいですね、

阿弥陀さまの御前に・・・

こころの栄養

南無阿弥陀仏・・・


今朝も冷え込みましたね～。
辛いです、コイツ。

時として外より寒い時がある本堂。
コイツは慣れているのでいいのですが
参り慣れていない方々は
暖かな車から出て尚のこと辛い状態になられます。

きれいなお花をお荘厳下さいました。
今にも咲こうとする花を見つつ
きれいなもんだな～ってお勤めさせていただいたことです。

「散り際にもう一度開く花弁はあなたのように
　聞こえない「がんばれ」を握った両手に何度もくれた・・・」（コブクロ『つぼみ』）

久しぶりに思い出しウルウルするコイツ。
いい曲ですね。

数年前に桜咲く桜並木の道を御７日のご縁で通いながら
いつもこの曲聞いて止めどなく涙が流れたことでした。

やっぱり、願生るんだと・・・


今日が誕生日の仏婦のお方。
今では皆さんをひっぱてくれて有難い存在。

この度のお母さんのご縁からでした。

お通夜、お葬儀、還骨・・・
続くご縁の間、ず～っとお念仏申されていました。
有難いな～ってその声を背中に聞かせていただいていました。
それからというもの、
法要にも参って下さるようになり
お手伝いや仏婦活動も積極的にしてくださいます。

この身に浸み込んでいた仏さまの薫りが
お念仏の川となって流れ出て下さるのでしょう。
そう感じるお姿です。

母のご縁に会いつつ自らの誕生日を思う時、
ようこそ、今生に生んでくださってありがとうございますって
愛しき孫を抱きしめながら感じるひと時・・・

寒い本堂でしたが温かな空気に包まれました。


願生りましょう！

単純

お元気ですか・・・


夕方のお荘厳をさせていただいています。
最近はラジオ聞きながら・・・

ある番組では「トレーニング」がテーマ。
でも、コイツが聞いている間では
脳トレとかトイレトレーニングとか・・・
そういう話題で進んでいました。
そういうのもいいんだけど汗感じる話題ないのかな～ってコイツ。

「ここらで一曲ロッキーのテーマソング、『Eye of the tiger』」
おっ、キタキタてなもんです。

単純ですよね、
「ウッワ～！！！」って歯を食いしばるコイツ。
とても重たいものを持ち上げる訳でもないのですが
遠～い昔に歯を食いしばりながらトレーニングしていた頃と重ねるように
成りきっているコイツがいました。

現役の頃はそれなりにできていました。
腕立、腹筋、機械ものの筋トレ・・・
何ともないこともないのですかそれなりに歯を食いしばっていたその頃。

ロッキーに促され
その時を爽やかに過ごせました。
低いレベルでも歯を食いしばる感覚嫌いじゃありません。


暫く、ご無沙汰していた法友に連絡をしました。
法友と言っても随分年上の先輩です。

本山での住職補任式で知り合ったお方です。
偶々、同じ部屋になって・・・

数年前にお身体を壊されていたので失礼したことでした。
５月に勤めさせていただきます「永代経法要」のご縁をお願いしたことです。
快く引き受けていただき安心しました。

お元気そうな声です。
それでも、この度は危なかったってしんどさも仰る。
「遠方ですけどどうぞよろしくお願いします！」
「大丈夫です！」

単純ですから、
懐かしき声、
懐かしき曲に奮え立つコイツ。

笑顔

きれいにされていますね・・・


昨日、工場に置いて帰った我が相棒。
また、ちゃんと直してもらおうなって暫しのお別れ。
電話一つで準備万端に整えて下さっていることに頭が下がることです。

用意して下さっている代車で寂しく帰った昨日の夕暮れ。

この度お借りした車は「ダイハツ　ミラジーノ」
もう結構な古い車ですが
クラッシクな外観が受けているのでしょうね、
今も尚、人気があるようでとてもよく見かける車です。

久しぶりの軽４、
懐かしい感覚を探すように帰って来ました。
やっぱり軽４いいよな～・・・

午前中に用事があり外出していました。
ついでにＣＤ借りて帰ろうってコイツが思い付く。
前々から聞きたかった曲があったものですから・・・
しかし、そのアーティストのＣＤは残念なことにその店には置かれてなかったのですが、
お陰で永ちゃんの「ＡＬＬ　ＴＩＭＥ　ＢＥＳＴ　ＡＬＢＵＭ　Ⅱ」発見。
ファンでありながら買ってなかったコイツは迷わず手に・・・
他、ユーミンのアルバム３枚ほど借りて帰って来ました。


帰ってみると
今日のお昼すぎに「修理完了」の連絡を頂いたようで、
携帯電話を置いて出ていたので帰って気付いたことです。
「お～っ！もう終わったんだ！」って速攻で迎えに行きました。

工場の奥に向こう向きに止まっています。
低い後姿も大好きです。
お～、おるか、おるか」ってひとり言。

症状をお聞きすると、
「窓を上げ下げするレーンに古いグリスが固まっており
　それの摩擦で鈍くなっていたのでしょう。
　それを掃除して新しいグリスを塗っていますので様子を見て下さい」とのこと。

ちなみにモーター一式を交換するとなると３７０００円程だとか・・・

スムーズに窓が上下することを確認して下さる工場の方々、
もの凄く優しい笑顔。
よかったですね、まだ乗れますよ！って感じの笑顔。
コイツの気持ちになってくださるように・・・

うれしいものです。

「きれいにされていますね」って古い相棒を褒めてくれます。
そんな笑顔に見送られながら帰って来ました。
ハンドル擦りながら・・・

なんででしょうね、ハンドル擦るんですよね・・・コイツ。

いいもんです。