よう開けてもろうて・・・
徳正寺寺報「月のひびき」夏号をお配りしています。
今日もお参りついでにその近所数か村を回ってきました。
玄関を網戸にされている家が多く、
家によっては奥の方まで見えてしまう、そんなお家も。
田舎っていいですよね。
ご主人を近くに亡くされた奥さん。
キッチンのテーブルの椅子に座って
テレビでも見ながら食事されているのが分かりました。
「こんにちは、お寺で~す。」
「・・・」
お気付きになられません。
いつもであれば隣に座るご主人が
こちらに気付き挨拶して下さっていました。
もう一度、もう一度・・・
数回繰り返し気付いて下さった。
「ま~、暑いですね~」って優しい笑顔。
「こんなに暑い時にご迷惑をおかけするのですが・・・」
って、時報配っていただくお願いをしました。
あまり長く話していると
手持無沙汰に他の方の寺報も丸められ始めましたので
ここはすぐに退散です。
「よろしくお願いしま~す!」って。
帰ってみるとテーブルの上に浄土三部経の経本が積まれています。
「どうしたの、これ」
「今日、お参りさせていただいたところで
『浄土真宗の救いのよろこび』の紙が破けてるよって言われたもんだから
修理しようと思って・・・」
早速、コピーをして新しいものと張り替えました。
まじまじとお経本とお経敷一組を手に取り眺めました。
表紙も汚れ、紙のお経敷きもビリビリ。
擦るように眺め
一枚捲ると「浄土真宗のみ教え」より
坊守が打ち直してくれた「浄土真宗の救いのよろこび」を貼り付けています。
紙が大きいので折りたたんで貼り付けています。
その折り目から自然に破けていったのでしょう。
あ~、よう見ていただいたんだ~ってビリビリの紙を愛おしく擦りました。
お勤め前に一緒に唱和する「浄土真宗の救いのよろこび」、
今では定番のようになっていることです。
参っている他の寺のご門徒も一緒に唱和するほどに。
いいもんです・・・
別に強制する訳ではありません。
手に持つ人は持つし、持たない人は持たないし。
読まれる人は読むし、読まない人は読まないし。
でも、こんなに汚れるほど
ビリビリになるほど
その時々のご門徒をそっと支えるように一緒にいてくれたかと思うと
勿体なく思うし
愛しいお仏具です。
本堂に備え付けてあるお経本も貼り直したり、貼ったり・・・
7月も終了ですね。
明日から8月、
暑さ本格的ですけど汗流しながら願生ります。
徳正寺寺報「月のひびき」夏号をお配りしています。
今日もお参りついでにその近所数か村を回ってきました。
玄関を網戸にされている家が多く、
家によっては奥の方まで見えてしまう、そんなお家も。
田舎っていいですよね。
ご主人を近くに亡くされた奥さん。
キッチンのテーブルの椅子に座って
テレビでも見ながら食事されているのが分かりました。
「こんにちは、お寺で~す。」
「・・・」
お気付きになられません。
いつもであれば隣に座るご主人が
こちらに気付き挨拶して下さっていました。
もう一度、もう一度・・・
数回繰り返し気付いて下さった。
「ま~、暑いですね~」って優しい笑顔。
「こんなに暑い時にご迷惑をおかけするのですが・・・」
って、時報配っていただくお願いをしました。
あまり長く話していると
手持無沙汰に他の方の寺報も丸められ始めましたので
ここはすぐに退散です。
「よろしくお願いしま~す!」って。
帰ってみるとテーブルの上に浄土三部経の経本が積まれています。
「どうしたの、これ」
「今日、お参りさせていただいたところで
『浄土真宗の救いのよろこび』の紙が破けてるよって言われたもんだから
修理しようと思って・・・」
早速、コピーをして新しいものと張り替えました。
まじまじとお経本とお経敷一組を手に取り眺めました。
表紙も汚れ、紙のお経敷きもビリビリ。
擦るように眺め
一枚捲ると「浄土真宗のみ教え」より
坊守が打ち直してくれた「浄土真宗の救いのよろこび」を貼り付けています。
紙が大きいので折りたたんで貼り付けています。
その折り目から自然に破けていったのでしょう。
あ~、よう見ていただいたんだ~ってビリビリの紙を愛おしく擦りました。
お勤め前に一緒に唱和する「浄土真宗の救いのよろこび」、
今では定番のようになっていることです。
参っている他の寺のご門徒も一緒に唱和するほどに。
いいもんです・・・
別に強制する訳ではありません。
手に持つ人は持つし、持たない人は持たないし。
読まれる人は読むし、読まない人は読まないし。
でも、こんなに汚れるほど
ビリビリになるほど
その時々のご門徒をそっと支えるように一緒にいてくれたかと思うと
勿体なく思うし
愛しいお仏具です。
本堂に備え付けてあるお経本も貼り直したり、貼ったり・・・
7月も終了ですね。
明日から8月、
暑さ本格的ですけど汗流しながら願生ります。