あんなこと、こんなこと

昔話を繙くように・・・


「懐かしいね～」
「もうそんなになるのね～」

こんなことってあるんだって感じで
二人よろこんだあの日。


1月終了ですね。
なんと早い。

いろいろあります・・・

うれしき出会いもあれば
悲しき別れも。

歯を食いしばらなければならないようなことも。

あんなこと、
こんなこと、

きっと、笑って話せるときも来るのでしょう。


しあわせを掴むんだってあるミュージシャン。
自分の手で掴め！って。

掴もうと
守ろうと
握りしめる拳を
そっと包み込んでくれる温もりに気付くことこそ

本当のしあわせなのです。

如何でしたか、1月？


また、願生りましょう！

かたむすび

解け難く・・・


先日の愛媛新聞の投稿に
かたむすびした結び目が解けにくくって
こころの結び目って感じで投稿なされていました。

解け難いかもしれないけど
切れやすくなるってこともありますよね。

こころの結び目・・・か～。

人間が作る安心なんて脆いものです。

でも、阿弥陀さまがしっかりとこの手を握って下さっていると思うと
安心なんですよね～、これが！

いやいや、どして

まだまだ！徳正寺！・・・


強風の影響が続いています。
竜巻だったのではって話を聞きつつ
現実を見つめます。

今までニュース映像でしか見たことのなかった風景。
ブルーシートが屋根を覆っています。

瓦職人の御門さんが早朝より来て下さいました。
「結構酷いですね！」って優しき笑顔。
大丈夫ですよ！って微笑んでくれるよう。

「本堂にお参りさせていただいていいでしょうか？」

うれしかったな～！
ホントにうれしかった！

今までいろんな職人さんが来て下さいましたが
お参りさせてくださいって仰ったのは彼だけです。

今日は一日作業と決めていましたので本堂の鍵も閉めたまま。
急ぎ坊守に開けていただきお参りしていただいた。

外陣香炉の前に座られて合掌礼拝されました。

その背中を外から見ながら
あ～、彼のお父さんを見るようだな～って。
お育てだよな～って！

「徳正寺！まだまだ！」って思いました。

正直、過疎化高齢化で打ちのめされることばかり。
もう、どうでもいいやって思うこともしばしば。
でも、ちょっと下の弟くらいの彼の姿を見つつ
まだまだいける！
こんな人がひとりでもいてくれることのうれしさ！

本当にうれしかったな～！

こんな人が増えるように、
阿弥陀さまの前を
よろこんでいただけるような人がひとりでも多くなるように
願生ろうって！


ザっと掃除し終えました。
どなたが来て下さっても可笑しくないように、
嫌な思いをされないように、

ヘロヘロ・・・

すると「お～い！ここここ！」ってGsann。
強風に煽られ
飛んでくる木々や砂、石、建材、・・・

痛い思いをしつつ耐えていたかって思うと愛しくて
スポンジ持ちますから、コイツ。

こんな時に不謹慎かなって思いもしたのですが
家や庭といった身の回りをきれいにすることと一緒なのです、コイツ。

タオル絞りつつ空見上げると
お月さんが、「お～い！ここここ！」って呼んで下さっていました。
愛する人がコイツを呼ぶように

ず～と呼んでいてくれてた今をよろこびました。

先先日のこの頃、強風が酷かった頃。
それでもそこにいてくださっていたのですね！

願生れ！って。


そう気付くとうれしくて・・・

爪痕

マイッタナ～・・・


凄い風でした。
VR映像でも見ているのかって思うほど
恐ろしき光景。

いろんなものが空を舞い飛ぶ・・・

これからは自然災害が大きくなるのでしょう。


パッと見、分からなかったのですが
結構大きな被害。

それでも昨日のうちに
瓦職人のご門徒さんに連絡していましたので
今朝、見に来てくれていたようです。

コイツも坊守も出かけており留守でしたので
話すこともできませんでした。

電話があり、
「結構酷いですね！
　明日から行きますね！」って。

忙しい状況の中、万障繰り合わせて下さったようです。

守って下さるんだって心強く思いました。


これからはこんなことの繰り返しなんでしょうね。
でも、大丈夫だよの一声に
立ち上がれます、コイツ。


ご縁いただき阿弥陀さまの前。
お仏間中に響く浄土三部経。

みなさんがきれいな声でお勤めして下さった・・・

それはあたかも
お浄土のお荘厳のような優しさに包まれたひと時。

ありがたかった～

生かさせていただこうって思いました。


この身体を
このこころを
掻きむしるようなやるせない現実。

でも、手をつなぎながら
想いを通わせ合いながら

願生ろう！

静寂

無常の風・・・


「ご院さん、虹が出てますよ！」って弾んだ声の坊守。
小さなピクチャーウインドウから
眺めよろこんだシャンパンゴールドの朝の空。

きれいなもんやね～・・・って。

玄関を出ると総代長が切って来て下さった梅の木。
辺りに優しくなれるような香りが漂います。

いいもんだね～・・・


夕方近く天気が荒れだします。

これまでに感じたことのないような強風。
トタン、波板、建材、木々、葉っぱ・・・

空を飛び
地を滑走しています。

ス、スゴッ！！！

本堂の大屋根の瓦の一部が浮いており、
エ～ッ、マジかっ！！！

横見てみると小門の瓦が落ちています。
アリャリャ～！！！

夕方、出掛けるのに気が気ではありません。
外には出んといてねって
坊守に伝え出かけました。

車屋さんの看板は折れ曲がり
自転車屋さんのシャッターはめくれ上がり
住民の方でしょうか民家の壁を打ち付けていたり

Gsannも飛ばされそうになったり・・・


お勤めの間中、強風の鳴き声。
暗闇に惑い
不安の中でたじろぐようなコイツ。

でも、フッと見上げると阿弥陀さまの御絵像。
「大丈夫だよ！」って聞こえてまいります。

安心して不安抱えようと思いました。


いつまで続くのか、
心配していましたが外が静けさを取り戻しています。

沢山、咲いていた梅の花も大分散ってしまったのでしょう・・・


さあ、傷んだところを直していただかないといけません。