金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

半分

2014年06月30日 19時37分48秒 | 日々あれこれ
半分か~・・・


何と今年も半分終わってしまいます。
神社では半分の厄落としということで茅の輪潜りをして
また新たな気持ちでスタートとか・・・

そうか・・・

夕方のお荘厳をさせていただきながら恩師の講義を拝聴しています。
ながらですいません…先生。

他人がどのようなモノを信じようとも批判してはいけません。
ただ…自らが阿弥陀さまのおはたらきに出遇ったことを歓ばせていただきます。

「親鸞一人がため・・・」

どこまでも苦しみのなかでもだえるように生きるコイツを
必ず救うと寄り添うおはたらき。

捨てはせん・・・

その御こころに出会う時、
かたじけなさに涙こぼる今を立ち上がる。

何気に窓の外を見上げると
西の空にホッソイ、ホッソイお月さんの姿。

あ~、今日も生かさせていただきましたって独り言つぶやくコイツ。

さあ、また気合入れて生き抜きます。
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完成

2014年06月29日 18時54分08秒 | 日々あれこれ

やっと・・・


長かったな~、この2か月。
あの人にもこの人にも大変な迷惑をおかけして
何とか完成しました。

長年の夢でありました、スロープ。
あの人の後姿を見てはこれではいけん・・・
この人の後姿を見ては何とかせんといけん・・・
これがあったらな~、楽に上がれるのに・・・スロープ。

場所的な問題として角度がちょっと高いのですが
車椅子も後ろから押してもらえれば十分に上がることが出来ます。


駐車場のスロープの横に車を駐車していただき
そのままスロープを上がっていただくと

本堂外陣にそのまま上がっていただけるスロープに通じます。

車椅子も外陣に常備しております。

あなたがお参りしたいと思い立ったとき
いつでもどのようにしてもお聴聞できるように一つ完成しました。

これでお参りの方が増えるなんて思っていません。
それどころか減少の一途・・・

それでもいいんです・・・
あなたがお参りしようと思い立つことの為なんですから・・・

本当にうれしいです!
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疼く骨

2014年06月28日 19時44分03秒 | 日々あれこれ
健康が一番・・・


回帰性リュウマチ。
数年前にそう診断されたコイツの身体。
今は脛内側に痛みが走る。
あっちこっちに移動しては関節に疼きをもたらす。
騙し騙しボツボツ・・・

痛いところがあるとしんどいものです。
腰の椎間板ヘルニアといいこれといい結構長い付き合いとなっています。

腰も手術しようと一度は決心して入院したものの
硬膜外ブロックを打ちつつジッとしていると少し良くなった感じもして
退院したものの変わったこともなく痛みと向き合う毎日。
そこにこの回帰性リュウマチが加わってきたものだから・・・

その時その時、湿布だったり塗り薬だったりお世話になっていることです。
今は自分の中で決めている塗り薬があり只管これを塗っていることです。

この痛みがなかったらな~・・・
考えない日はありません。

疼きが酷い時は触ることすらできません。
手当も儘ならんのです。
痛み止めのローションを垂れるほど塗って塗って・・・
触れない患部の周りを擦るように・・・

「くそったれが~」

自分の体なのに儘ならない今に歯を食いしばります。

「ご院さん、健康やったら何にもいらん」っておっしゃられる高齢のご門徒。
余程しんどいんだと思います。
そんな言葉を聞く度にいつもお聞きしたくなります、
「ホンマですか?」
痛みがなくなるとそんなことなんて飛んでしまいます。
次から次へといるもんが出てきます。
お陰さまって思っていたことも不平不満を言うようになる。

そう思うとちょっとくらいの痛みがあっていいのかもしれません。

コイツにおいては疼く骨を擦りつつ貪欲に求めますから・・・
汚いよな~、コイツの日常。
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この場所

2014年06月27日 18時51分18秒 | 日々あれこれ
寂しがり屋でして・・・


出張で出掛ける坊守。
コイツも出かける準備を本堂でしていると外陣で会いました。

布袍を膝に置き阿弥陀さまに「ナンマンダブ・ナンマンダブ・・・行って参ります・・・」
さあ、って感じで外陣を出た昨日。

人見知りの寂しがり屋のコイツです。
一人って嫌いじゃないんですけど寂しいのです。
情けないことです。

「月のひびき」のブログを読みつつ4年程前からの今日を読み返しています。
これ、結構いいもんで忘れていたことを思い出させていただけます。

坊守、本山常例の為に出発・・・
あ~、もうそんなになるのか・・・

息子の再スタート・・・

身体を壊し思うように動けない状態。
根本から見直しひたむきに歩み始める。
三門の梁にジャンプして着くように・・・
以前は出来ていたこと、
それが儘ならなくなりどれくらいの時間が流れていたのでしょう・・・
また着くようになった微笑む息子。

そんなことあったよな~・・・

早い晩御飯をいただきパソコンを点けると
坊守の好きな花が咲いたとのブログ。

あ~咲いてたんだ・・・

そうか・・・もうすぐだもんな~・・・

見てみようと思い立ち夕方の外に出てみました。



お~、咲いてる咲いてる!
ここら撮ったんだねって同じ場所に立つ。

涙でジャンプしていた同じ場所に立つ。
どんな思いで見上げていたのか・・・
「もう一度!」
歯を食いしばりしゃがみ込む足に気合いを入れる息子を感じます。

よっしゃ、オレも!
跳んでみるもかすりもしません。

同じ場所に立ちひたむきさを感じる。
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2014年06月26日 19時06分32秒 | 日々あれこれ
母がまだ若い頃~・・・


高台にあるご門徒のところに伺いました。
結構急な階段の坂です。
上を見上げるとしんどいのでこの一段を見つめつつ・・・

高齢のお婆ちゃんでしたが外出するのに思いつき悪かっただろうな~って思ったことです。
この家も空いてしまいました。
まだ家財道具そのままですのでご法事もここでということに。

遠近各地より帰られ母の香りするこの坂を上られながら何を思うのでしょう・・・

楽しいことがありルンルンで上がったこと。
悲しくて転げ落ちそうになったこと。

いろんなことがあったけど家の燈火を仕立て待っていてくれたよな・・・
お前が帰る家はここだよと・・・

さだまさしの歌「無縁坂」
結構泣ける歌。

ため息つきながら今日を生きる。
愛しい子どもの手を握り前を見つめ歩きゆく。
ささやかな母の人生。

いろんなことありますね、人生。
辛いこと、しんどいこと、痛いこと、悔しいこと・・・
嬉しいこと、楽しいこと・・・

そんな今日を重ねます。

今日、もの凄く怠くて夕方も立ち上がる気力もないのです。
しんどいな~・・・
どうしようかな~・・・
夕方の荘厳をサボろうとするコイツがいます。

「オリンピック行くわけではないんですからほどほどにしとかないと・・・」
ご門徒と話してて妙に納得したコイツ。
「なるほど!そりゃそうだよな~・・・」ってかんじで。
ご門徒にとっては身体を大事に相談しながらって意味なんでしょうが
コイツにおいてはどこまでも逃げの口実に使うのです。

そんな時には思うのです、ひたむきに生きる子供たちのことを・・・

すれば、立ち上がりますもんね、コイツ。
今日の坂を反省しつつ雑巾持ちます。

どこまでもカッコ悪い親父。
グウタラで怠け者の親父。

かっこわるいそのまんまで飾ることなく子どもたちに支えていただいています。
それがコイツのささやかな人生。
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