金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

空腹

2017年10月31日 22時46分50秒 | 日々あれこれ
早よ、お帰りよ・・・



夕方、国道を走っていると
沢山の中学生が帰っていました。

楽しそうにお喋りしながら、
疲れ切って下を見ながら、
黙々と歩きながら、

それぞれの家の方角に帰っているのでしょう。

もう、暮れるのがあっと言う間。
こんな時って思いっきりお腹空くんですよね。
明るい時ってそうでもないんですけど

お腹が空きます・・・

早よ、お帰りよってブツブツ。


思わず重ねる愛する子どもたち。

まだ、願生っているのかな・・・
まだ、帰ってないのかな・・・

温かいものを食べて温もってるかな・・・


玄関を入ると満面の笑みの坊守。
胸いっぱいで立ち上がる力となる。

勿論、最高の食事とビールを頂きつつ
思いっきり肩の力を抜いています。


胸いっぱい
お腹いっぱい


さあ、明日から11月。
願生ろうで~!!!
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道中

2017年10月30日 20時44分07秒 | 日々あれこれ
昔話を繙くように・・・


1時間ほどの道のり、
それでもいろんなことを思いながら。

気分が重くなることもあり
楽しみでルンルンの時もあり

好きな曲を聞き流しながら・・・

車の運転っていいですよね~。
気分をリフレッシュしてもらいながら
その時を走っています。


話すことを楽しみに待っていてくれるご門徒。
「コーヒー飲む?」ってお誘いいただきつつ、
「スンマセ~ン、いただきま~す!」

美味しそうなおはぎ付き!

遠慮して食べずにいると
心配して下さる・・・

「これいいかな!って買ってきたのよ!
 食べて、食べて!」
「スンマセ~ン、いただきま~す!」

以前は疎遠になりつつあったご門徒。
門徒離れる・・・

そんな感じでしたが
徐々に・・・

今となっては
大きな力をいただいています。

そんな遠い昔のことを繙きつつ
ほろ苦く、
されど甘~いご縁のひと時。


「お寺さんの新聞の写真を見ながら
 いつもご院さんの姿を探すの。
 また、痩せたのかな~って思いながら・・・
 でも、今日の写真はとっても楽しそう!」
「ありがとうございます。
 その時は楽しいご縁でした!」

「月のひびき」秋冬号に掲載されている「シチュー&カレー」の小さい写真。

ドキドキしながらも
とても楽しかったひと時。

参っていただけなくても
それとなくご縁の空気感感じていただけるようです。


いいことばかりでもなく、

働き口探しているところなのに寺どころではないって
門前払いされたり
目の前で新聞も折りたたまれたり

いろいろありますけど
ボツボツ・・・

少しずつ、少しずつ
焦らずアプローチ続けていきます。

一緒にお茶飲みながら
笑いながら
仏さまの話や日常の話しができるまで

ボツボツ・・・

この道、歩ませていただきます。
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なぜ

2017年10月29日 19時36分00秒 | 日々あれこれ
儚き夢を掌に・・・


「何故、殴られてもいないのに その場所も知らないのに
 心がこんなにも 痛がってるの
 何故、母に抱かれた子供や 愛し合う恋人たちは
 あんなに穏やかに 安らげるのだろう」     
                            stardust revue[僕らの本能]


愛媛新聞のコラム、

「戦車を造るのは極めて易しいのに
 なぜ学校を建てるのは難しいのか」 マララ・ユスフザイさん(当時17才、ノーベル平和賞の受賞演説)

その壇上に今年立たれた被爆者のサーロ節子さん、
核兵器廃絶のために・・・

政府が国連に提出した核兵器廃絶決議案、
「核兵器のあらゆる使用」から「あらゆる」を削除され
人道的に許される核使用があるのだと読める表現に後退したことを怒る。

核の傘・・・

コラムは、最後にこう締めくくる、

「誰もが平和を願っているのに
 なぜ、核兵器を手放すのは難しいのか」と。


それぞれの人生の中で
思い描くそれぞれの夢。

自分の掌に書いては掴むことを夢見る。

これがあったらいいだろうな~・・・
あれがあったらすばらしいだろうな~・・・

縁あって、
稀にそれらのひとつが掌の中に、
そして、握りしめる。

もう絶対に離さない・・・

それを守るために
握りしめる拳をそのまま人に向ける姿になっていくのでしょう。


核も怖いけど
コイツの握りしめる心の有り様のなんと恐ろしきことか・・・


夢のひとつを手にしたからといって
いつまでもよろこびに浸ることもない。
少しずつ、少しずつ
よろこびも薄れ
いつの間にかまた新たなものを掌に書いている人生。

一体、何のために生きているのか・・・


その握りしめている拳も
ご縁頂いて仏さまの前に座ると
胸元の前に開かれて温もりを感じるひと時となる。

なぜ、そうも心愚かで頑なに生きるのか・・・


阿弥陀さま、
今日もコイツのこの手を
包み込み温めていてくれてたのですね。


ほんもののしあわせって
金銭、財産、地位、名誉・・・
そういったものではないんだと自分に言い聞かせているコイツ。

でも、欲するのです・・・

これがあれば
もしかしたら笑えるんじゃないか、
みんな、しあわせ気分になれるんじゃないか、

確かにそうなんです、
それらがないと正直辛いのですから・・・

でも、きっと
あなたはそんなものなんてなくても
微笑んでくれるのでしょうね・・・

よかったね、
今日も何とか生かさせていただいて・・・って。

南無阿弥陀仏、ナンマンダブツ・・・と。


有難いね、
気付くことのしあわせ。

頑なに拳を握りしめるコイツを
いつも呼んでおって下さったことに・・・
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怠さ

2017年10月28日 21時00分12秒 | 日々あれこれ
疲れが取れない・・・



先日、ご縁に会わせていただきながら
疼きだした左腕。

引き千切れそうになる痛さ・・・

「痛みビフローゼ」塗りたくり
この今の痛みを耐えます。


昨晩は、左手人差し指の付け根が疼く。
それに伴い両ひざの内外。

最近は数か所同時ってざらになりました。

疼くと眠れません・・・


毎度のことながら
疼くと疼く箇所が辛いです。

他に慢性になった腰痛もあるものの
それよりも今疼くしんどさを擦るのです。

痛いよな~・・・って。


コイツは阿弥陀さまの疼きの源。
苦しめ続けています。

すみません、申し訳ありません。


擦って下さる温もりを手に感じつつ。

ありがとうございます。
大切に生き抜きます。
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腕まくり

2017年10月27日 23時05分53秒 | 日々あれこれ
爽やかな・・・



ちっちゃな、ちっちゃな
モミジみたいな可愛いお手々。

ガラにもなく、お手々なんて書くと引かれそうですけど
まぎれもなく、お手々。

そんな可愛いいお手々を胸の前に合わせて仏さまの前。

なんとかわいいな~・・・

ご縁って有り難いです、
こんなかわいいお手々を合わせて下さるのですから。


遠い昔、
我が愛しき子たちの手を包むように握りしめたことを
思い出していました。

絶対、離さない・・・
そう誓いつつ・・・

っては思うものの
力のないコイツを奮い立たせていたのは
この愛しき小さないのちだったのですから・・・

未だにそうですけど、
支えられています、コイツ。


「男性の方、お力を貸してください」
誰かに言われたわけでもなく
その声にいち早く反応した曾孫ちゃん。
中学校1年生くらいでしょうか、
まだあどけなさが残る制服の香り漂わせる少年。

制服の袖をたくし上げるように
そこに立ち
両腕に力を込める。

お~っ!爽やかだな~・・・
嫌いじゃない姿です。

俺も何かしてあげたい!
俺も何か曾婆ちゃんにしてあげたい!

そんな思いを感じました。

いいもんですね。


悲しいご縁なんですけど
そこにうれしさがある。

そのうれしさに気付ける人生でありたい・・・

ありたい・・・
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