今月も

終わったね～・・・


大して忙しくもないのですが
気分だけはお盆月、
一端にドッと疲れだけは出ています。

キンキンに冷えた最高のビール、いただいたことです。


今日も予定通りには回れません。
行って、ハイサイナラ～ってなことにはなりませんから。

「２，３日涼しいですね～、身体も楽な気がしますね～」
って、コイツの一生懸命の通り一遍のあいさつ。
「お茶でも」って出して下さるのですが
お勤めさせていただいてからお茶等もいただきました。
それでも、家によってはコイツみたいなものでも
話も盛り上がり時間が遅くなっていきます。

日常のこと、
身体のこと、
趣味のこと、
あれこれ、あれこれ。

話しながら時間が気にならない訳ではないのです。
話しながら次の家のご門徒の顔が浮かぶと
声も聞こえてきます、

「大丈夫ですよ！」って。

それに甘えては少し時間をいただいて遅れて参ります。
「すみませ～ん、遅くなりました！」
「大丈夫ですよ！大変ですね！今日は、バイクですか？」
「は～い。お参りしやすいもので！」

頭の中で聞こえていた声そのまんまでして
優しいよな～ってうれしくなったりします。

遅れて参るなんて失礼なことです。
それでも、お参りするお家は待っていてくださいます。

案じつつ・・・コイツを。

そんな日々をいただいた盆月でした。

如何でしたか、８月。
明日も大切に送日させていただきましょう。

年を重ねる

寂しさに会う・・・


娘さんの死、
どれだけ辛かろう。
年月を重ねてもやっぱり涙が溢れ出る姿。

Ｖサインで微笑む写真に何を語っておられるのでしょう・・・

コイツにも大切な娘あり。
重ね合わせて考えるだけでも涙が溢れ出ます。


弟さんの死、
何かできることがあったのではないかって
御歳を重ねられたお兄さんがポツリと仰る。

「年を重ねるっていうのはこういう寂しさにも出会うことなんですね・・・」
人生の先輩のお言葉に重きを感じたことです。

そうだよな～・・・

でも、このご縁、
寂しさだけで終わらないのですね。

寂しさを縁としてまた会える世界があることを聞かせていただく。
寂しさがよろこびに変わっていきます。

ジワ～・・・って。


「死んでもまた会おう、そう言える愛でこそ本当の愛
　その愛こそお念仏です」　　　　　　　　　　　　　　　（龍谷大学教授　鍋島直樹）

爽やかな風

１０月頃の・・・


「住職、元気やったか？
　坊守さんは？皆さんは？」

フレンドリーなご門徒のスーパー爺さん。
満面の笑みでコイツを迎えて下さる。

「もう９０になるぞ！」
「オジサン、出会った頃と変わらんけど年は重ねてるね」
「そうぞ！」

いろんなものを自分で作るのが趣味なお方。
趣味に生きる姿は元気ハツラツ。
スーパ－爺さんだねって笑うことも・・・

でも、奥様を見送られガクッて力を落とされた。

それでもこんなコイツを案じて下さるのですから
ありがたいです。


今日は一日、涼しかったですね。
ラジオを聞いていますと１０月頃の気温だとか。
「あ～、秋って気持ちいいんですね」ってパーソナリティー。

それも今日だけ・・・
また、明日から３０度越えとか。

夕方、本堂のお荘厳を整え洗車しました。

ここ数日、パラパラパラと雨に降られました。
ホンのパラパラ・・・

きれいだって言えばきれいなのですが
明日からまた晴れが続くというものですから・・・

愛しく、撫でるように・・・

やっと車検の予約を入れました。
まだまだ、バリバリに走ってもらわなければなりません。
ってんで、交換パーツの多いこと。
もの凄く大変ですけど
先手先手で・・・

こんなコイツを運んでくださるのですから・・・

バリの中もエアコンも必要ない状態。
朝は窓を開けると爽やかな風が吹き込んできました。

暑くて汗ダラダラ嫌いじゃないですけど
やっぱり
気持ちいいですね・・・

汗掻けなくなるのはストレスたまりますけど
爽やかな秋を待ちながら
今日もいい汗、悪い汗流しま～す。

おさがり

エッって思う・・・


長い夏休みも最後の日曜日。
ニュースを観ていると必ずこのフレーズ、

あ～・・・ってため息のコイツ。

痛～いほど分かります、この辛さ。
って、コイツだけなのでしょうか、
ひょっとして待ってましたとばかり
学校が楽しみの子もいるのでしょう。
みんながみんな、コイツと一緒ではないですよね。

学校が超嫌いだったコイツ、
嫌で嫌でたまりません。
未だにその思いは消えません、
ですから、
学校って聞くだけで蕁麻疹が出そうです。

すみません・・・


高校時代の子どもたち、
休みというものがないような日常。
補習と部活の毎日・・・
それでも続ける姿がありました。

立派なもんです。

そんな当時の息子のおさがりを着ています、コイツ。
バスケ大好きで
とにかく、ひたむきに歩む姿・・・
思い出しただけでも涙が出ます。

誰よりも早く学校に着く、
校門すら開いてない状態。
息子が開けてたとか・・・
コイツには考えられないことでして
遅刻することはないにしても
門を開けるような勢いはコイツにはありえないことでした。

走って、走って、走って・・・

何かを取り戻そうとするように
汗、汗、汗・・・
ひたむきに走る姿は格好よかったです。

どれだけ汗を掻いても耐えうるようなバスケのシャツや短パン。
これがサラサラで気持ちがいいのです。
コイツのためであるのなら買うこともないものですけど
結構いいもの着ている息子。

部活が終わり着なくなったものをいただいたことです。

サラサラのシャツに短パン。
気持ちよく暑い日常を過ごしています。
そんな恰好でウロウロするものですから
坊守が驚くのです、

エッ！
も～う、びっくりした～！
Ｋ君かと思った～！！！

爽やかに生きることができんコイツ、
せめて息子のおさがり着て雰囲気だけでもって安易なコイツ。

バリ

車、替えたの？・・・


こんなコイツでも丁寧に接して下さる。
そんな姿を目の当たりにさせていただきますと
コイツも恥ずかしくないようにしないとって・・・

御袈裟や御衣のお陰です。
身に着けることのできるコイツじゃないのに、

有り難いことです・・・


ご縁をいただきつつ
改めて時が流れている今を思います。

早いですね～・・・

生き難い今を重ねて、
ようこそ、ようこそ。

大切にしなければ・・・今日。


お墓のご縁のご案内をいただきましたので
帰り支度をして鞄をバリの中に置き
ご門徒の車に乗せていただくのに待っていました。

「住職、車替えたの？」
「いえいえ、もう８年なんです」
「あのミニは・・・」
「あ～・・・断腸の思いで別れたんです」
「大事にしとったのにな～・・・」
「そうなんです・・・」

なんて話しつつ目が遠くなるコイツ・・・

公用車ニコニコがいなくなってフル活動のバリ。
ニコニコがいるときにはバリが出ることはありませんでした。
殆ど、坊守の布教の共。
だから目新しいってところなんでしょうけど。

もう、距離数といい年数といい
ボロボロですけど
玄関先に止めさせていただいても
不快に思われないように
せめて、外見だけでもきれいにして
「おっ、住職きれいにしとるな～」って
言ってもらえるようにしときたいものです。

外面住職たる所以・・・


ニコニコのようにどこでもスイスイって訳にはいけませんが
大切に共に歩ませていただきます。

今日もありがとう。