厚い雲

おっ、出てるじゃん・・・


「緑のビストロは、どうされたんですか？」
「えっ・・・」

緑のビストロっていうのはスバル・ビストロっていう軽自動車。
当時レトロっぽい車の流行でして
スバル・ビビオをベースに顔とお尻のデザインを変えていた車。
人気のあった車で今でもたま～に走っています。

愛車候補でしたが
今一、動かなかったんですよね・・・食指

そう、ニコニコと勘違いされているんでしょう。
取り敢えず、うちのは紺色だったんですよって・・・

あ～、もうすぐ３年だな～・・・

言いながら心ブルーになるコイツ。


疲れ切って玄関に出るとまんまるお月さん。
少し、薄雲にかかって霞んでいますが
その優しき姿にホッとします。

帰り道、ず～っと確認しながら・・・

でも、宇和島に着くと厚き雲に遮られて見えなくなりました。
あ～、観れないか・・・皆既月食。

ニュースの映像ではきれいに映し出されています。

お～、欠けよるな～ってボエ～って見ていました。

それでも雲の合間からって淡い期待を抱きつつ出てみたが・・・
それどころか
雨なのか、雪なのか
大きな顔にポツン、ポツン・・・

あ～、降ってきたか～

明日は大変ですよ、雪で！


それでも
それぞれの場所で
同じ思いで
同じ空を見上げるっていうのはいいもんです。

寒いけど
寒くない！


南無阿弥陀仏、ナンマンダブツ・・・

低温注意報

しばらくの間・・・


冷たい日が続きます。
なかなか身体が動き難いですね。

この寒気、しばらく続くそうです。
なんとか耐えましょう！


ここ宇和島は、今日も雪景色。
薄っすらと積もった雪はすぐに溶けていきましたが
断続的に細かな雪が降っていました。

こう寒いのも珍しい・・・


しかし、炬燵が有り難いですね。
冷たさに痛みを伴う箇所をじわ～っと当てつつ、です。


ま～るいきれいなお月さんが出ていました。
お月さん、観ながら深呼吸。

願生りましょう！

ひやいね

なおのこと・・・


最近、お参りなされた方々を見て思うのです。
畳に座る人がいなくなったよな～って。

若い方でも、ほとんど・・・

別に、それがいいのか悪いのかっていうことではないのです。
楽に座れるようにしてお座りになられたらそれでいいことです。

ただ、こうも寒いと
畳の上に座布団敷いて直に座る方が暖かいのにな～って思うだけで。
畳の上って結構冷たいですから・・・

ま～、痛み抱えるお方は椅子に座って
畳の上に座布団敷いて
その上に足を置き
その足の上に座布団置いて・・・

それでいいのです、
暖かくしていただいて聞きやすい状態でいて下さることが何よりです。


事情があって大好きなテレビが見れない状態。
しょうがないので本屋さんにでも・・・

冷たい空気の中、原チャリ「ビーノ」

ネックウォーマーを大きな顔へと持ち上げます。
鼻から口を隠して走り出すのですが
これが風に戻されるのか
大きな顔に無理やり広げている所為か
ジャッキー・チェンもびっくりの大きな鼻が出て
アナゴ君も腹立てるタラコ口も出かかります。

これは大変とばかりに
口を尖らせてネックウォーマーを口元でズレるを止めていました。

イメージすると可笑しくて
こんな変顔でって。

だったら、車で行けよって話ですよね・・・

でも、市内ならばビーノが動き易くて・・・

そうや！
願生っている坊守にドーナッツ買って帰ろう！
って、思い立ち
チト、離れたところでこうも寒い状態の中でキツイ旅となるのですが
満面の笑みのためにネックウォーマーを鼻まで上げました。

お陰で心温まる笑顔を見ながら
炬燵の中、
美味しいドーナッツいただいたことです。


ひやいけど
こころ温かく・・・

燻る

お香さんの薫りが・・・


凍てつく、
そんな感じでここ数日。

手や足が痛い・・・

「手袋をお忘れなく！」ってラジオのパーソナリティー。
手袋って身体を温めてくれるはたらきとなる、っていうのです。

間近に迫った愛媛マラソンに向けての応援からなのでしょうね。

今週は、また寒気が入ってくるといいますから
体調管理に気を遣われることでしょう。

コイツもここ数日の寒さに
ず～っと手袋を着けて夕方の本堂にいます。

痛くて力も入らないのですが
それでも手袋のお陰でボツボツできています。


夕方、本堂のお参りすると
外陣の香炉からお香の煙が燻っていました。

あ～、どなたかがお参りなされたのかな～って
その香りをいただいたことです。

お香っていいですよね、
大好きです、コイツ。

薫りは勿論なんですが
煙が燻るのを見るのも好きなんです。

ボエ～って
一時としても同じ流れのない様を眺める。

すればいつの間にか時も流れていて・・・

仏さまの薫りに包まれて、いつの間に・・・

そう気付くだけで
よっしゃ！って思います。


いいもんですね。

タクシー

有難いことです・・・


ご門徒宅にお伺いするのも
用事で出るにも
愛車「バリ」か原チャリ「ビーノ」

何の気兼ねもなく
気儘に運転して
何よりの気分転換にもなります。

ホッとするんですね・・・


電話をいただきました、
「ご院さん、タクシーを回しますので何時がよろしいですか？」って。
以前、その家に坊守がお参りさせていただいた時に
車を駐車するところがないものですから
その家のご親戚に一緒に連れて行ってほしいと電話したことがありました。
コイツがお参りするのならビーノで行けば済むことなのですが
坊守は原チャリ乗らないものですから・・・

その時のことがあったのでしょうか、この度も・・・

タクシーって乗り慣れないのです。
年に一度乗るかってところでしょうか、
兎に角、乗ることってないんですよね。

こんな経たっているサスの車、久しぶりに乗ったな～。
そりゃ、サスもへたりますよね。
何十万キロって乗るのでしょうし・・・

跳ね上がる身体を抑えつつ
願生ってるんだって思うコイツ。


時間数分前に玄関を出るとタクシーが待ってくれていました。
「よろしくお願いします」って乗りながら挨拶。
物言いの優しい運転手さんで
安全運転で無事送っていただきました。

フッと思うのです・・・

どうやってお参りしようか、
寒いししんどいけどやっぱりバイクだよな～、
雨やったらどうしょう、

案じ患うコイツのところに一報・・・

それからは、そのこととも思うことなく、
コイツのために待っていて下さるタクシーに乗ればいいのです。

頼むこともなく
行き先を告げることもなく
何の心配もなく
乗せて行って下さる。

あ～、なんと有り難いことか・・・

阿弥陀さまのおはたらきを思わせていただきました。