金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

叫ぶ

2014年10月31日 19時25分06秒 | 日々あれこれ
ヲリャ~・・・


息が詰まるような時間。
癒されない時間。
ストレスが溜まるような感覚を覚えます。

こんな時の車の運転は非常に助かります。
1時間程の道のりは「矢沢の世界の紹介」。
ガンガンに永ちゃんかけて叫んでいます。
勿論、そんなことをするのは自動車道だけですけど・・・

可哀そうなのはニコニコでして
うるさい車内に迷惑かけることです。

これだけでも少しは違いますもんね・・・
「サンキュウ、ニコニコ」ってところです。

坂また坂・・・

回り始めに雨がポツポツ。
しまった・・・
ニコニコまで傘を取りに戻ろうかって思ったものの
面倒臭いのでご門徒にお借りして山を上がります。
でも、降ったのはほんのちょっと・・・
後はコイツの杖となってくれたことです。

依るものがあるというのは楽ですよね。
コイツが歩まんならん一歩先に傘を突き
それに力を掛けながら一歩踏み込む。
そしてまた一歩・・・
雪駄で上がる坂道は滑って大変ですけど
傘のお陰で楽に歯を食いしばる。

そうして参ると
「よう参ってもろうて、まあまあお茶でも・・・」
「コーヒーでも・・・」
タップンタップンになりますけど美味しくいただきます。

日常のこと、
趣味のこと、
いろんなことを伺いながらひと時をいただきます。
一年に一度ですもんね~。

「ごちそうさまでした、それでは失礼しま~す」

コッツン、ザラザラ。コッツン、ザラザラ・・・
そんな音をたてながら
次へ次へ・・・

お宿でひと時お座を立てさせていただき
「それではお世話になりました~」

バタン、キュルバーン。
すっかり暗くなった道をニコニコのヘッドライトが明るくして下さいます。

カタカタコトコト・・・

「キツイ旅だぜ~、お前に分かるかい~・・・」
トラバス、シャウトしながら帰ってきました。

10月も終わっちゃいましたね。
如何でしたか、10月。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2014年10月30日 18時33分34秒 | 日々あれこれ
声が聞こえてきそうですね・・・


昨日の夜のテレビ番組でお馴染みの怪奇特集がありました。
一応、録画にしてっと。

寝る前のちょっと時間を利用して早送りでそれを見ました。
〇〇がビックリしたベスト5みたいな感じで進みます。
その中にお坊さんがビックリしたベスト5っていうのもあって・・・

首が無かったり、部屋の隅に座っていたり、ベットの下であったり・・・
いろいろと大変です。
別にその人がいたとか見たとか言うのですから
コイツがとやかく言うことではありませんが、
しんどいな~って思うコイツ。

段々と気温も下がり寒くなっている所に少々肌寒くなったことです。

亡くなられた方々をそういう風にしか見れないってのも寂しいことです。

続いてお取り越しのご縁に会わせていただいています。
「こんにちは~お寺で~す。」
「よう来て下さった。ありがとうございます。」
どこに参っても勝手知ったるってところでドカドカ上がらせていただきます。
先にご主人が参って下さっており一緒にお内仏の前に座らせていただきます。
「オジサン、ここに座るとオバちゃんの声が聞こえてきそうですね」
「そうですな~・・・」

ご夫婦一緒に常に案じてくださるおはたらきでした。
優しい笑顔でいつもいつも・・・

「よう参ってもろうて・・・」

コイツが言ったことでそのオジサンは霊的なところで妻を思われたのだろうか・・・
きっと、お念仏申しながら一緒におって下さると思って下さっていたと確信しています。
否・・・
霊でもいいから会いたい・・・
この目でもう一度・・・なのでしょうか・・・

お念仏って有難いです。
「ここにおるよ」って呼んで下さっているんですから・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゆっくり

2014年10月29日 18時58分12秒 | 日々あれこれ
優しいひと時・・・


「ご院さん、もうあの車も替えんといけんことないかな~
 もう一台買えるほどの修理を入れとるそうやけど・・・」ってご門徒。
そう、ニコニコを見て仰るのです。
「そうなんです・・・
 先日も故障して大変やったんです。その度に悩むのですが・・・」
「ま~、格好がいい車やもんな~。
 人があまり乗っていない車ってワシも好きよ。
 あの車、いいで~。最近は調子いいの?」
「いや~それがギアが滑っていけんのです。
 これは大きな修理になるので悩んでいるんです。」
「あ~、ワシのもそうやな~」

間の休みもこんな話となり話題が尽きません。
居心地のいいひと時でした。

お参りするのに玄関まで進むと「ワハハハ・・・」って笑い声がこぼれていました。
あ~、いいもんだな~
こんな和やかな輪の中に入らせてもらうとは有難い、そんなことを思いながら
「おはようございま~す。お寺で~す」

或いは、
お母さんとお嬢さんの二人でのご縁。
お父さんは身体を悪くされており介護がいる状態。
お嬢さんは、コイツと同年代で市内に結婚しておられます。
だから近いお里には度々来ておいでになられる様子。
お母さんを助けてあげておられるのでしょうね。

お姉さんのご縁でした。

だから、一人娘は大切に大切に育まれたそうです。
「私がしようかな~って思うと横からパパパってしてもらっていました」
って、オットリ口調で優しく話される。
そのオットリとした口調に癒されるように座るコイツがいたことです。

悲しいご縁ではありましたが
親子で力を合わせて乗り越えてこられたのでしょう。

時間が過ぎるのを忘れるような優しいひと時がそのことを教えて下さるようでした。

ギスギス生きるコイツは優しさを求めてしまいます。
勝手なことですが・・・

お立ち向かい下さるあなたを前に・・・
今日もお立ちでしたね・・・
明日も明後日も・・・

ず~っと。

涙の味を知る人の微笑は尊い
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな車

2014年10月28日 20時00分21秒 | 日々あれこれ
昔はここを・・・


先日のニュースで北海道も本州と新幹線で繋がっていくという。
ここ宇和島ではホビー列車の新幹線モドキが走って話題になる。
四国はおいてかれてばかり・・・

今はお取り越しも車があるので泊まるということはありません。
当然、コイツもそんな時代は知らない訳で・・・
「宿」と言われるように迎えるご門徒も大変だったでしょう。
でも、そんなにまでして親鸞聖人のご遺徳を偲ばせていただく姿も勿体なく思います。

2年前のブログにはニコニコが20万キロ達成ってことで喜んでいました。
年式もいっているものの
ようもま~20万キロまでって思ったことです。

今で22万7千強ですので1年で1万3千5百程・・・
考えてみると入院も多かったのでこのくらいなのか・・・

田舎は車がないと回れません。
都会と違って田舎は車を置くところの心配がありません。
どの家も一台ほどは置けますし
ニコニコならちょっとしたスペースがあれば十分です。

自分で歩いたりバスに乗ったり汽車に乗ったりって考えると
本当に車って有難いと思います。

最近、燃料ポンプの故障で止まったことなんて忘れて乗ってしまいます。
ハンドルの感覚も慣れたのかニコニコの調子がいいのか苦になりません。
ギアは・・・

まあ、それなりに走ってくれているこの頃です。

小さな車に沢山の思いを詰め込んで今日もカタカタコトコト。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

痛み

2014年10月27日 19時25分50秒 | 日々あれこれ
あ~、痛いんだろうな~・・・


関西地方では木枯らしが吹いたとか、
遠くにいる子どもたちを案じることです。
ことにもならんコイツですが一端に案じてみたりします。

コイツは寒いの苦手でして
木枯らしなんて聞くとパーカー着込んでみたりします。
息子に至っては初めて一人で迎える冬、
大丈夫か・・・
って、独り言のコイツ。

こちらも明日から寒くなるとか・・・
気合入れなくては・・・

気持ちいい秋晴れの中
お取り越しのご縁をいただいています。
「おはようございま~す。お寺で~す。」
「は~い。どうぞお参り下さい。」

この「どうぞお参り下さい」って言葉をいただくといつも思うのです、
有難いな~って。
親鸞聖人のご苦労を思えば
なんとこの一言の勿体なさ・・・
当然のようにお家に上がらせていただくことの楽さ・・・

全部が全部ではありません。
中には、ウチは結構ですからってそっけない言葉が返ってくる時もあるのですから。
こんな時は少々へこむのですが、
「ここに寺報の『月のひびき』を置いときますからよかったら読んで下さ~い」
って、力のないコイツは寺報に一途の望みをかけて玄関で失礼するのです。

いろいろあります・・・

「あれ、今日はオジサンは?」
「先日、急なことで入院しました」
「エ~、それは大変でしたね~」

もう大分回復して安心していること、
奥さん自身の病気のこと、
いろんな話を聞かせていただきながら
ベットサイドにある関節痛の塗り薬が目につきます。
このオジサンも酷い足の関節痛を患っておられます。
どのような状態でも直ぐにそれを取れるように
右左上といたるところに設置してあるのです。
エアーサロンパス、アンメルツヨコヨコ・・・

あ~、痛いんだろうな~・・・

コイツも同じだから分かります。
コイツの場合、『痛みビフローゼ』一本ですけど、
サッと動けませんので手の届くところに置いておき
疼きだしたらジワ~って塗っているのです。
否、塗りたくっている状態。

情けないような~って思いつつ眠れない夜があります。

そんな姿を重ねていました。

寒くなると関節痛持ちは大変です。
そんなことを話しながら
お互いに言葉を掛けながらお参りを続けているところです。

同じように痛みを抱えて長い夜を過ごす人もいる・・・
そう思うと
満更、一人痛みに耐えて歯を食いしばっていても寂しくないですね。

オレも願生ろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする