今月も

どうでしたか・・・


今年も折り返しか～って
一人、ブツブツ・・・

毎日毎日、今日が最後って思いつつも
また明日のことを考え憂いている愚かさ。
無常なんて・・・
コイツはまだまだなんて思っているのでしょう、
ホンマは。


この命尽きる時、
最後の力を振り絞ってひと言言えるとしたら・・・

「愛してる」

愛している人へそう言って命尽きられたという女性。
役者さんの目からは大粒の涙がこぼれていました。

コイツは何か言えるのか・・・
言えるどころか
顔をしかめて辛くあったっているコイツが見えてしょうがないのです。

大きいのは顔ばっかりで
気持ちの小さなコイツですから・・・


いつもいつも優しい笑顔で
温かく包み込むように支えて下さる坊守。

ありがとういっぱいなのです・・・

なんだけど
痛いところ、
疼くところ、
次々出てくると辛さでいっぱいいっぱい。

「ありがとう」て言えればいいんですけど・・・


さあ、明日も大切に願生ろう。

何がそう言わせるのか

恥ずかしいよな～・・・


しかし、話題は尽きませんね。
いろいろ話題が上がってきますが
この国、大丈夫かってブツブツコイツ。

余程、この方も据えかねたのでしょうね。
録音までするくらいですから
日常的にしんどかったのでしょう。

ニュースで報道されているところしか知らないのですから
ひょっとしたら議員にも言いたいこともあるのかもしれませんが
にしても酷すぎると思う。

高慢な一言一言は、
何がそう言わせるのでしょうか・・・
何がそうさせるのでしょうか・・・

名誉・地位・財産・・・

あんなになっていませんか・・・
他人のことはよう見えますけど
なかなか自分の姿とみる人は少ないのでしょう。

気を付けんといけんですね。


地位・名誉等々を振りかざす世の中。
下手に権力を握ると恐ろしきことになる。

今の政治ってどうなってるの・・・

報道される内容が内容だけに
大丈夫なん・・・

真面目にされておられる方もいらっしゃるのでしょうが
同じような目で見られるのですから悔しかろうと思います。


どの人もこの人自分が可愛い・・・

年下の高慢な議員でも生きるがために頭を下げる。
忖度だなんだっていいつつもやっぱり自分のポストが気になる。
忖度された方はされた方で自分の人気を気にして二転三転。

いやですね・・・


坊さんも大概に態度改めていかないと
いつまでも「お寺さん」なんて持ち上げてくれません。

真宗だから「仏恩の深きことだけを申したらいい」って
偉そうに言われても何にも響きませんから・・・
初めて仏法に触れる方々は仏さまの前に坊さんを見るんですから・・・
そう思うと坊さんの責任って大きいですよね。

坊さんの姿で本当の温もりに気付かず終わってしまう人もいるのですから・・・

人の姿を見て恥ずかしいと思ったら
自分はどうだか見ていくことも大切ですね。

自分の姿が見えてくると
この何にも入っていない頭も自然に下がります。

拒否

乗れませんよ・・・


コイツならどうなるのでしょう、
「歩けない人は搭乗できません」なんて言われたら。

様々に拒否される状況の中で
這って階段を上がられたという・・・

どういう周りの状況の中で這って上がったのかって思うだけでも
歯を食いしばっていました、コイツ。

まだ、そんなことをする企業があるのか・・・と。

当事者のお方が仰る、
「階段でもなんでもいいんです。
　でも、乗れませんってことだけは言わないでほしい」と。

そりゃ、企業にも規則は必要でしょう。
何でもかんでも裁判沙汰になるご時世でしょうから。
でも、相手がいるこの人間世界ですから

こうしたらどう思うか・・・
ああしたらどう感じるか・・・

そんな心配りは必要でしょう。


人間は一人では生きていけませんから・・・
どんなに屈強な人でも脆いものですから・・・

たった一言で人を傷つけ殺してしまう。
余程、口の中で言ってみて吐き出さないと
吐いた言葉は飲み込めませんもんね。

仕舞った！ってなってももう遅い。


大切にしたいですね、
お互いを想い合う心。


しかし、阿弥陀さまのおこころは温かい。
コイツみたいなものでも
決して拒否することがないのですから・・・
決して・・・

「お前をこそ我が船に乗せずにおけない」と・・・

そんなにコイツを・・・

荷物

重たいね・・・


大変多くの荷物。
いい具合に畳めるリアシートを持っている、
そんな母の車を借りました。

可愛そうに大層重たそうです。

そんな状態ですから運転も慎重です。
いざという時に止まりませんから
車間距離開けて
十分に止まれるスピードを維持します。

上り坂では前のめりになり
下り坂ではハアハアゼエゼエの声を聞くように。

ハンドル擦りながら・・・


多くの荷物を置いて帰る道中の軽いこと。
オイオイ、って言いたくなるほどに軽快。

でも、往路と変わりなく車間開けて安全速度キープです。

お陰で意義あるドライブだったと
坊守からお褒めのお言葉をいただいたことです。


この人生で抱える荷物もどこかに置ければいいのですけど・・・

置いたつもりでもやっぱり抱えている、
強欲なコイツ・・・

チットは車間開けな止まれなくなって暴走しそうです。

そんなコイツのこころ・・・

かたちあるもの

いつかは・・・


遠方から帰られた方がよく仰る、
「この辺りも寂しくなりましたね。」って。

ドンドン家の灯りが消えていきます。

この寺の周りも空き家ばかりとなって久しい。
中には、屋根も壁も崩れ落ちながらも
ようやと建っている家もある。

そんな中の一軒が崩し始めました。
バリバリ、ガリガリ、ガッシャ～ン・・・

痛そうに響く音に耳を覆いたくなる。

この家も
いろんな夢を、
想いを持ちながら建て維持してこられたんでしょうね。

壊すとなったら早いことです。
どんな家があったのかさえ忘れられ
更地になっていくのでしょう。


どれもこれもみな、
かたちあるものはいつか・・・

分かっているつもりなのですが追い求めますよね。
追い求め、追い求め
やっと手に掴んではみたが
これもまたいつかは・・・

でも、
たとえ儚く消えていき
空しい思いが残ろうとも
あの時出会えたよろこびの涙は
決して消えることはありませんから・・・



「忘れないで　泣いているのは
　君に逢えて　うれしいから」　　　　　stardust revue「いのちのこたえ」