金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

何のために

2016年05月31日 19時36分09秒 | 日々あれこれ
止める理由・・・


ラジオを聴いていると
今日は「世界禁煙デー」と気付く。
あ~そうだったな~って今をよろこぶ。


ビールがもの凄く美味しい、
そう感じ始めだしてどれくだらいでしょう。
以前は350もあれば十分で
結構いいくらいに酔っていました。

慣れるんですね~、
もう350なんて最初の一口でいけちゃう勢い。
別にお叱りをいただくこともないのですけど
やっぱり350、一本で続けております。

たまらなく美味しいです。

大体、ビールもカッコつけからでした。
味も何も分からないのに偉そうに・・・
それが今では・・・


煙草も好きでした。
味なんて分からないのです。
でも、あの雰囲気は最高に好きでした。
特にご縁いただいての帰り道、
車に乗り込み好きな曲聴きながら吸う煙草は何とも言えませんでした。

よく言う話なんですけど、
未だに吸いたくて・・・
もう十数年にもなるのに・・・

ネットのニュースの欄にも
何のために止めたのですかって大きな見出し。

「何のために・・・」か・・・

コイツの場合は
最初で最後の禁煙で今に至っています。

止めようと思って止めたんじゃないんです。
偶々、禁煙に踏み切る数か月前に煙草の値上がりがあったのです。
参ったな~って思いつつ出合ったのが医薬品の煙草でした。
これは、ぜんそくなど病気を抱えていても吸いたい人が吸うものでした。
これは、薬局で販売していたのですが値上がりがありません。
一日10本までって制約がありましたが
コイツの本数ってそれくらいでしたので迷わずこれにチェンジ。

それから何か月吸ったでしょう・・・
薬局の方が「もうそろそろ止めてもいいですよ!十分、ニコチンも抜けていると思いますよ!」
思いがけない言葉に
そんなものなのかなって禁煙するつもりもなかったのですが
初めて禁煙してみたことです。

確かに吸いたかったですけど
世間で言われるような禁断症状もなくすんなり今に至ります。

だから、「何のために・・・」って言われるとちょっと困るのですが
強いて言えばやっぱり自分のためなんでしょうね。

健康でいたいってところもあるでしょう。
これで少しはリスクも減るのであれば理想です。
でも、吸いたいっていう思いがストレスになるのなら
違った病をもたらすのかもしれません。
「それなら吸ったらいいじゃないですか」って言われたことも。

生きてどうするのってことになったら、
愛する人と一日でも多く一緒にいたいと思います。
減らせるリスクは減らしていき
坊守や子どもたちと一緒に歩みたいって思います。

勿論、この命尽きようとも仏さまのおはたらきとならせていただいて一緒にいられるのです。
知らせていただき分かったつもりでも
そこをよろこばず
煩悩に苦しみつつもこの今を
罪を作ってばかりの今を
愛おしく生かさせていただいています。

なかなかこの人生、止めれません。
あなたがいて下さるから・・・


さあ、明日から6月!!!
また一日を大切に重ねさせていただきましょう!
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感想

2016年05月30日 20時13分01秒 | 日々あれこれ
うまいね~・・・


「何か食べたいものありますか?」
毎日毎日そう訊いて下さり
コイツの好きなものを美味しくいただいています。

本当に美味しく・・・


坊守と買い物に出掛けました。
コイツも用事があったのでついていきます。
あまりついて行こうものなら
坊守が夫源病になったらいけませんのでほどほどに。

このスーパーには坊守の好きなレジ係のお方がおられます。
その人がレジにいるときには
他が空いていてもそのレジに並ぶほど。
以前から話には聞いていましたが
先日、初めてコイツもお会いしました。
納得です。
コイツでもそこに並びたくなるような優しそうなお方でした。

風貌も声も態度も・・・

プロなんですね・・・

いろいろとあるのでしょうけど
それを生業とするのですから
自分が接して気持ちいいな~って思えるような接し方を心掛けておられるのではないでしょうか。
いえいえ、もともとそういう優しいお方なのかもしれません。

世間的に、結構多くおられるように思うのですが
何かつまらんことでもあるのか
ツンケンするような態度
気怠い態度、
そういう状態で接客される方。
それをお客さんに向けては最悪でしょう。

接客するっていうことはその店の看板背負うっていうことですもんね。
恥ずかしいことはできません。

一人でも笑顔になれるように
接していければ最高ですよね。

な~んてことをレジ係のお方を見つつ
コイツも各ありたいと思ったことです。


スーパーへの道中、
車の中で夕食のメニューの相談。
コイツの好きな完璧メニューとなり食べてもないのに
「うまいね~!」って早々に感想を述べていました。

無意識とはいいながら
あまりにもお子ちゃま丸出しで大笑いしました。

食べずとも分かる定番の味、
やっぱり、うまいね~!
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楽しい人

2016年05月29日 20時14分56秒 | 日々あれこれ
慣れっこ・・・


坊守に出会う人々が微笑まれます。

こんなにウケたの初めてでした、また来てください・・・
こんなに楽しいことって初めてでした、次はいつ来るのですか・・・
ご縁に会われた方々がおっしゃられる。

布教先でも変わることのない姿が知らされます。

「なんか楽しいことあった?」って娘。
「ん~・・・何にもないで」ってコイツ。
「お母さんと一緒に居って楽しいことがないとか・・・」って呆れられる。

確かに明るく、楽しく、優しいお方です。
そんなはたらきの中で生かさせていただいているんですね、コイツ。
そう気付くとコイツの日常って素晴らしく幸せなんだと・・・

「私が出張しているときは静かなの?」
「ん~、シ~ンとしてるね。」

シ~ンとしている日常も嫌いじゃありません。
でも、どこかで音を探している慣れっこのコイツがいることも事実。

にぎやかな足音、口笛、歌声・・・

暗~いコイツですから
やっぱり明かりが必要です。

寄り添って下さるように明かりが灯されているこの日を
感謝しなくてはいけません。

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淡い光

2016年05月28日 19時10分38秒 | 日々あれこれ

こんな鬼なら・・・


映画「男はつらいよ」
録りだめていた寅さんもいよいよあと4本。
この頃から寅さんの首にマフラーが巻かれ始めます。
体調も良くなかったのでしょう・・・

でもやっぱりプロですよね、
そんなことなんて微塵も感じさせません。

かっこいいよな~・・・

くるまや(この頃から「とらや」改め「くるまや菓子店」)のおばちゃんが言うのです、
「別れるときにはどうしていつも心が通い合うのに・・・」
会えば喧嘩ばかりの甥っ子を優しく見送る老夫婦。


明日は「沙羅の会」が勤まります。
徳正寺仏婦の趣味の会。
趣味は手立てで阿弥陀さまの前に座ることができる自分にさせていただくひと時となります。

いろんなことをされています。

如何に簡単でよろこんでいただけるか!
そのためには下準備が必要なのです。
坊守のお針の師匠とともに
毎回、毎回せっせと拵えていきます。

目の前でその準備をしている坊守の表情は真剣です。
明日の小道具的なものを日常のものでさらっと作っています。

「それいいね!」
「そうでしょ!工作の鬼ですから!」

確かに手を抜くことがありませんし、
真剣に向き合い妥協ということがありません。

ま~、こんな優しき鬼なればいいよな~って思うコイツ。


一期一会、
これが最後のご縁となるかもしれない。
そう思えば力も入るし大切にせんといけんと思うのでしょうし
優しく心通わせるようなひと時になれるのでしょう。


昨日、勝手口のガラスの向こうが淡く光っていました。
エッて最初はビックリしましたが・・・

蛍でした。

お~、今年も会えたな~って一人ブツブツ。
しばらくガラス越しに柔らかな光を楽しませていただきました。
毎年、一匹は見ることができます。
境内を気持ちよく飛んでいたり、
ベランダで飛んでいたり、
きれいな水もないようなこんな地で会えることをうれしく思います。

オバマさんの演説があった夜でしたので
尚のこと、うれしく、優しく、温かく見ることができました。
(訂正、昨日のオバマさんの一言、「not want more war」でした)

戦争といえば、いつも「火垂るの墓」が重なります。

もう、あんなことあってはならないのです。
あんなやるせないこと・・・


優しく生かさせていただきなさいって照らし出して下さる温もりの真ん中。 


また来年・・・会えるかな~
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もう、争いは・・・

2016年05月27日 19時39分19秒 | 日々あれこれ
優しくなれたら・・・


今日も生かさせていただきました。
ぐうたらでどうしようもない日常、
これでいいのか・・・
そうつぶやきつつ
この大切なひと時が過ぎている。


オバマさん、広島行ってくれましたね。

コイツは戦後生まれ。
戦後の苦しさも知りませんし
勿論、身体で受ける痛さも知りません。

知らないことだから
語れませんし、語りたくもありません。

でも、やっぱりコイツ日本人でして
夕方から食い入るようにテレビを観ていました。

コイツに至っては
謝罪がどうこうってところではありませんでした。
ただただ、
ようこそそこに行かれましたね、
ようこそそこに立たれましたねってことだけでした。

広島・長崎の縁ある方々には叱られるのかもしれませんが・・・

素直にコイツはうれしかった。

激務の中だからでしょうか、
原爆資料館も数分で出てこられた。
たとえ数分でも、
人間としてその一つに触れれば感じるところは大きかったのではないでしょうか。

献花されての後のスピーチ、
生放送で聞いた、「no more war」の一言。
英語なんて少しも分かりませんが
その一言は耳に飛び込んできました。

うれしかったし感動しました。

予め書かれていた原稿なんでしょうけど
そこに立ち
そう一言発しながら
偽りのないオバマさんご自身の思いであると聞かせていただきました。

本当にそうですよね、
「もう、争いはいい・・・」

といいながら、
世界ではやっぱり殺し合いの現実が起こっている。
テロ・侵略・・・
また、それらを防がんがために・・・

世界だけではありません。

この国の中でも、
近所でも、
家庭でも、

やっぱり争っている。

コイツも、そのど真ん中。
止まることも、消えることも、絶えることもなく・・・
燃やし続ける煩悩の炎。

消せることができたらいいのに・・・


どこまでも愚かです、コイツ。
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