梅雨入り直後の天候の異変に、ホタルはまだ一匹しか飛んでないとの事でした。
ここ『そよ風』さんの在る大阪の奥座敷は普段でも山間なので下界と比べて涼しい場所ですが、
確かにこの日は例年に比べてかなり気温が低い。
空梅雨の影響で、傍を流れる渓流のせせらぎもカジカの啼く声もいつもよりは聴こえません。
でも、リハーサルではピアノの音色に鶯が啼き始める。
そして、『そよ風』のオーナーそよさんは数日前に転倒して圧迫骨折で大変な事に・・・
それでもリハーサルを終え食堂に向かうと、
既に田舎料理の御膳が完成して並べられていました！
今回も素敵な御馳走でした！
流石『そよ風』さん！
一日中曇天の大阪には闇が早く訪れている感じがしました。
それが開演と同時に、後ろの窓から観える山の頂がまるで紅葉に彩らかれた様に真っ赤に焼け始め、
次第に漆黒の闇が訪れ、
「天と地のレクイエム」のst.ver.の時に、
パキッ！という大きな音を立てて鍵盤の上に灯されていたキャンドルの入れ物が吹っ飛ぶ！
終曲の「五色の虹」では沢山のホタルが乱舞してくれました。
演奏後は美味しい田舎料理を堪能。
これまでにも、満月が昇ったりホタルが会場の中まで入ってくれたりした事もありましたが、今年は特に大自然の不思議を体感させて戴きました。
御参加戴いた沢山の皆様、
心より感謝致します。
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