飾り棚を整理していましたら、私が通っていた学生時代の帽子につける徽章(きしょう)がでてきました。ふりかえってみますと今の子供たちは?徽章をつける帽子は被らないようです。50年も過ごした時代が異なりますと、帽子の使い方、効用がまったく違うようです。私どもの時代は学校に行くときは必ず帽子をかぶりました。小学校の徽章の止め金具が鉛でハンダ付けになっている時代です。旧制高等学校の間に流行した弊衣破帽、ボロ衣装にボロ帽子の風習が、ファッシヨンとしてまかり通っていた頃です。当時、帽子は欠かせないものでした。今は小学生はフードのようなもの、を被っていますが、これでは徽章がつけられません。そして今、中、高、大の学生が帽子を着用しているのを見かけることは無いようです。これが現代のおしやれ感覚なのでしょうか?