人間の顔もそれぞれに個性があり千差万別ですが、鬼瓦の面相も部品の配置や、その形によって、どれもが同じように見えても違いがあります。この瓦、太い角が一本のように連なっていて、角の上に左右6ヶのデコレイションが有り、あごひげは長く下に伸びているようです。又、口が大きく裂けていて口の中から外部の樹々が透けてみえるようです。(宇治の三室戸寺にて)
琵琶湖の東、永源寺ダムから流れ出た音無川清流の右岸にみえる山の中腹に、紅葉の名所永源寺があります。先日この地を訪れた時は,寺域全体が紅葉に染まり訪れる人で溢れていました。多数の人々が頭上に輝く紅を楽しんでいました。もちろん寺域の紅葉は素晴らしかったのですが、このお寺のある山が点々と赤い紅葉を見せているのも、又、異なった風情があり、美しいものでした。川面には鴨でしょうか、水鳥も静かに羽を休めていました。
寺院本堂の屋根、大棟瓦の中ほどに見慣れないシンボルをみました。中国から来日された僧が開創されたので、中国の明朝様式が取り入れられているらしいです。桃の形をしたこのシンボルは、中国では魔よけの意味で用いられているとのことでした。宇治市、万福寺の屋根上にありました。
三冠馬が久々に誕生したり競馬界もにぎわっているようです。この神社は競馬の原点でしょうか?神社拝殿の頭上にある拝殿の左右二ヶ所、蛙又のなかの彫り物が馬の疾走する姿になっていました。ここで、古代から祭礼の行事として、くらべ馬が行われていたらしく、平安時代の鐙(重要文化財)や、室町時代の鞍が保存されています。又、競馬界の関係者の信仰も厚いようです。京、宇治市に鎮座されている許波多神社の拝殿でした。
ジー20の各国首脳が集う国際会議で、自国の消費税アップを宣言したドジョウの大将。其のやり方がギリシャの大将とよく似ています。実現が困難な課題には、自国民の賛成をうけることなく、巨大な風船をうちあげて、自国民を惑わし、結局はそちらえ向わせる。ドジョウは姑息な手段を用いないで、おとなしく泥の中に居て欲しい。農家や産業界をさわがせている環太平洋経済連携協定(tpp)でも、国民の大意を理解することなく、参加の表明。その効果結果はわからないにしても、ドジョウの判断のプロセスが見えず国民は困惑の極みです。泥にもぐった、えたいのしれない草食系軟体動物なのでしょうか?
さすがに暖冬であった日本にも冬が訪れ、盆樹の紅梅も落葉を始めました。毎年の落葉時にはあまり気にかけていなかったのですが、紅梅の葉は落葉時に、その名前のとうりに薄紅いろに輝いていました。小さな秋も気をつけて眺めていますと、こんな所にも秋の色の移り変わりを感じたりしています。葉脈の付け根には新しい年に向けて花芽もみられるようです。
この秋に咲いた大文字草が花弁を落とすことなく色をたもち,花心が黄色に膨らんできました。私が育苗していた昨年までのこの山野草は、花が終わるとすぐに落花していたのですが、美しさを長く楽しませてくれるのは。大歓迎です。品種間の交雑なのでしょうか。種子が稔るようでしたら、又、栽培の楽しみが増えるのですが?…
木枯らしが訪れて、長い間楽しんでいたツタの紅葉、欅の黄葉も、風がそよいでもはらはらと落葉しています。部屋から見える視線の先に、常にあった癒しの原点でしたが、落葉するのががすこし残念で、もう少し楽しませて欲しい気分です。
福島の発電所の事故、津浪がきて破損、そんな時に対応するための予備電源が機能していなかったとか?… これはやはり人災です。原発銀座と称され多くの原発がある福井県では匿名の寄付金が何十億もあるらしく、今は地域の経済面のこともあり掛け替えのない原発ですから、ジヤンジャン、タダの金銭はもらっておきましょう。 反面、原子炉から30キロの緊急時避難準備地域にある南相馬市は現在、避難は解除されていても放射能の数値がたかくて多くの住民は帰りたくても帰れないとか。アメを与えられている福井や、ヤラセ討議の佐賀、これで原発発電卒業から、自然エネルギーえの期待の道が開けるのでしょうか。故郷に帰れないことを体験している多くの人に思いを馳せ、今後、事故が起きないことを願うばかりです。