隣のお父さんの、見たこと、聞いたこと、感じたこと

季節を教えてくれる小鉢のミドリ、自然の風景、私の興味をそそる鬼瓦、コレクションの煙草の包装紙、文化etc‥‥、

神社のカジカ…

2012-01-22 06:11:27 | 歴史の道しるべ
山城井手地方の玉津神社,起源は540年と伝えられています。何回かの遷座があって現在の社殿は1260年の建立です。この本殿の柱に施されている木彫りの装飾ですが、蛙の彫り物が置かれています。通常は竜頭などが多く見られます。この神社の在る地方は、(古今集)に ”かじかなく井手の山吹ちりにけり花のさかりにあはましものを”と詠まれています。井手地方を流れる玉川と、蛙は、当時の和歌の代表的な語彙であったらしく、そんな由緒があって、蛙の彫り物が置かれているようです。