昔、淀川を京へ向かって攻めあがる、外国船の撃退を目的とした三基の砲台をもつ台場、要塞が京都と大阪の中間ぐらいの淀川流域、樟葉の地に歴史遺構としてみることができました。国道1号線の淀川に平行しているところ、何百回となく仕事やレジャーで走った所が150年ぐらい前には外国船に向けて大砲がすえられ、また幕府に敵対する薩摩、長州軍を京へ入れないことを目的としての関所の役割もこの地は、はたしていたようです。ペルーの黒舟来航をみて、幕府が外国船の襲来に備えて設置された砲台要塞の一つです。海岸線では明石海峡の舞子台場砲台や東京の台場にあった砲台がしられています。しかし川筋に設けられた砲台はここ樟葉のみで、石碑と、のこされた地形が、150年前の国の守りを語っているようです。