正さん日記

世の中思いにつれて

16名議員の行動は、小沢氏のためか,保身のためか

2011-02-18 10:12:34 | 政治
 民主党の小沢一郎元代表チルドレンの16名が、民主党内に止まって別会派をつくり、菅直人内閣の予算関連法に反対すると明言した。確かに、菅首相が打ち出した消費税増税方針については、民主党のマニフェストにはなく、マニフェスト違反と言えば言えなくもないが、菅氏や岡田克也幹事長が言ってる通り、この方針は民主党内で手続きを経ているとのことなので、今さら、事立てて反対ののろしを上げるのもいささか解せない行動だ。従って、みえ見えのとおり、小沢氏に対する党員資格停止処分に対する意趣返しであることは想像に難たくない。その証拠に、行動後、隠密裏に小沢氏に報告したというから、何とも陰険な動きではないか。
 
 その後、小沢氏に近い原口一博前総務相が倒閣の意思を示したとのことであり、今後、親小沢派の行動は激しさを増してくる予感がする。またもや、壊し屋小沢氏の口車に乗った議員らの滑稽とも思われる政争劇が幕を空けるのか。
 今回、格好良く会派を打ち上げた16名は、総て前回総選挙で、民主党の比例区で下位名簿に乗った面々だ。前回選挙は、民主党が大勝したため代議士になれたが、今の民主党の不人気では、次回選挙でほとんど当選することは不可能な連中らしい。従って、彼らからしてみれば、座して死を待つよりも、「虎穴に入らずんば虎児を得ず」の心境で思い切った行動に出たのではなかろうか。つまり、菅首相のマニフェスト違反に反対の意思を示したと言うが、何のことはない、本心は保身に過ぎない。
 
 今回の、小沢氏の処分は、菅執行部とすれば、本来はやりたくはないのだが、党への批判を受けて、止むを得ない最低の処分であろう。それなのに、1年生議員をたぶらかすような小沢氏らの愚挙はみっともない。小沢と言う人物の小人さをまたも見せつけられた。「関連:2月17日
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