正さん日記

世の中思いにつれて

エジプト、憲法改正へ向かう

2011-02-14 11:08:32 | 世界
 エジプトの新政権がどのような形になるのか、エジプト国民のみならず全世界が注目しているが、ムバラク大統領から全権を委譲された軍最高評議会は、先ず、現憲法を停止、国会下院にあたる人民議会と、上院にあたる大統領諮問機関「シューラ(諮問)議会」を解散したことを明らかにした。
 
 その上で、同評議会としては、今後6カ月か、次期大統領と議会選挙が実施されるまで、暫定的に国政を担当することを明らかにし、次期政権発足まで、現在のシャフィク氏が首相にとどまることとした。
 さらに、軍最高評議会は、憲法改正するための国民投票実施について委員会を設置することにしたが、これがどの位の時間が掛るのか、ムバラク前大統領を辞任に追い込んだ反体制派は、憲法改正や議会解散などを強く求めているだけに、早期の対応が求められる。
 
 国民の間では、ムバラク前大統領が任命したシャフィク首相が残留することや、国民の批判が強い非常事態解除には触れていないことなどから、再び野党勢力の反発も予想される。
 人民議会は昨年11、12月の選挙が行われたが、ムバラク前大統領の与党が圧勝し、野党勢力は不正があったと批判していた。エジプトの民主主義化にはまだまだ紆余曲折がありそうだ。「関連:2月13日

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