鎌倉 佐助の風街便り

陶芸、街歩き、クルマ、オーディオ・・。思いのまま徒然に

紅葉の便りに乗せて、若宮の杜から始まる 姪っ子物語…

2017-11-06 10:02:41 | 日記



11月初めの3連休初日「文化の日」、夜明け前の闇に包まれた早朝4時半、愛車メガーヌをそっと駆り出して一路、進路を西へ取ります。相模川沿いに北へ伸びる圏央道から東名高速を経て新東名高速に入り、ほどなく朝6時過ぎには静岡県内へ。

新東名高速は設計速度時速140kmを担保した構造とのことで道幅も広くカーブも緩くてすっきりまったり!?、トンネル内もキラキラ明るく、とっても楽にドライブできます。静岡県内の一部区間はこの11月から最高速度が国内唯一の時速110kmにアップされ、ふと気がつくとメガーヌのスピードメーターとタコメーターの針はグングン上がり、真上よりもだいぶ右の方向に傾いています。

後ろから猛然と追いついて来たクルマはおそらく時速160kmは優に超えていたと思われます…。追いかけてランデブー走行したいところではありましたが、軽度のスピード恐怖症でもあるウチの同居人さんが助手席に座していることもあり、グッと我慢。おとなしく!? 追い越し車線を飛ばします…。

我が家から4時間弱のドライブにて到着した先は、愛知県名古屋市内の若宮八幡社。この神社は鎌倉時代以前に創建されたと伝わり、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ともかかわりのある名古屋の総鎮守なのだとか。このたびウチの同居人さんの姪っ子がこの由緒ある神社で結婚式の運びとなった次第です。

七五三のお祝いで詣でる親子も多くて朝からごった返しているのだろうなと思っていたのですが、境内は思いのほか落ち着いた雰囲気を保っていました。

本殿での結婚式の前、姪っ子と新郎さんを囲んで両家親族が記念写真の場へ。

ふと傍らを見ると、同居人さんはわが子を見るように目を細めて、姪っ子の晴れ姿を見守っていました。

主役の二人の友人や職場の仲間の皆さんも、晴れやかな式をともに祝してくれます。


今から20年以上前に私達二人が結婚した時、この姪っ子はたしか幼稚園児だったように記憶しています。以来、会った回数は十数度ほどだと思いますが、きらりと光る大きな瞳と明るい笑顔がいつも印象に残っています。また、ウチの工房で体験陶芸に来た若い女性が偶然にもこの姪っ子の大学茶道部の2学年先輩で、みんなその偶然にビックリ! なんてこともあり、なんともいつも気になる姪っ子です…。

若宮八幡社での結婚式を経て、披露宴は名古屋駅近くのホテルにて。

新郎新婦を囲んでの約2時間半は晴れやかに和やかにアッという間に過ぎて行ったことは言うまでもありません。そして披露宴がお開きとなり、新郎新婦と両家の両親が出迎えの準備を進める間に、会場内ではこの日の若宮八幡社での結婚式とホテルでの披露宴の様子を約5分間にまとめて映像リプレーする趣向が用意されていました。

つい今しがたまで、新郎新婦の晴れの日をともにした人たちの喜びの表情を凝縮したシーンの連続とあって、会場の一同は宴を反芻しながら巧みに編集された映像に見入っています。そして、式に参列したみんなの名前が映画のエンドロールのテロップの如く流れていくのを見ているうちに、不覚にもワタシの目頭が熱く、そして鼻がグシュグシュ…。同居人さんは「なんでアナタが泣いてるの!?」と少々あきれてはいましたが、ワタシを見るその目にもうっすら涙…!?。

ふりかえればここ数年来めでたい宴からは少々遠ざかっていましたが、先月は陶芸教室会員さん、そして今月はこの姪っ子の祝宴が続きました。ウチの同居人さんは「先月は地元・佐助で色留袖、今月は名古屋で黒留袖。あと残るは、白装束を身に着けてあの世に行くだけかな…」と、笑顔でポツリ。「残るは 白装束…」は軽いジョークとしても、もはやワタシ達世代にとって「あの世」はあながち無縁ではないかも…。


留袖を着慣れた頃に宴跳ね 姪子の笑顔 瞼に揺れて…








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