退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「うつむかないこと」について

2012-09-05 02:52:26 | Weblog
晴れ。蒸し暑い。

「学力と階層」を読み直す。

「地方分権」という「大義名分」に隠れて教育予算は削られ
「教師の質」を確保することも難しくなっている模様。

「週5日制」はむしろ教員の負担を生むのみで
「現場を知らない理想」によって事務仕事ばかりが増えるのだとも。

何度でも繰り返すが「人」こそ「資源」。
そこに十分な予算をかけない以上「まともな人材」は育つわけもなく。

「経済格差」によってゆとりを失った家庭の中では
いたずらに「自分」にこだわる「意欲を失った子どもたち」がいて。

その一方。

統計の数字を見ることもなく
時折起きる「凶悪事件」の印象を元に「徳育」を盛り込もうとする政治家も。

いずれを思ってもわが国の未来は暗いと言わざるをえず。
「現状」をきちんと認識した上で適切な策を講じるという「当然」もできない始末。

これを「どん底」だとして
新たな希望に向かって何事かを始めるより手はなさそう。

ついつい暗くなりがちな気持ちは後にして。
「いいもの」はまだまだあちこちにあることだし。

自分の気分だけで「世界」を測ると「セカイ系」になってしまうので気をつけたいもの。

「経済」に左右されない「豊かさ」をもっと。
もちろん「経済」の重要さは承知の上で。

ただ楽しいから走り出す子どもたちがいることを忘れずに。
同様に生きる大人たちのことも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする