退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「ある気質」について

2011-06-15 02:54:09 | Weblog
晴れのちくもり。やや風強し。

大村彦次郎「東京の文人たち」を途中まで読む。

東京がまだ「江戸の香り」を残していた頃に生まれた
小説家・画家・随筆家・詩歌人・劇作家・劇評家・役者たちのエピソードがあれこれと。

個人的には関東でも関西でもなく中部の生まれで好ましいのは「引き芸」。
人を押しのけてまでどうこうするのは「野暮」に思えてしまう性質には変わりなし。

ただし特定の事については異様に頑固で
その「ルール」を侵されると途端に不機嫌になることもあり。

その点ではむしろ「短気」であるにもかかわらず
外見は鷹揚に見えるという「矛盾」も抱えつつ。

実質は「ほぼ子ども」で「世渡り」は下手。
「茶をわかすヘソ」や「曲がっているヘソ」の持ち主でもある。

貯金も年金もないもののそれほどの「不安」もなく
たまるのは狭い部屋のホコリのみ。

「好きに暮らす」というのはそういうこと。

いたずらな「健康」よりは「不健康の健全さ」を言い
「どうでもいいこと」についてはどうでもよくって。

出来るだけ「いいもの」に接したい気持ちだけは強く
「インチキ」にはうるさい。

金銭に関わらない「貧乏」にもやかましく
「結局は人を育てることだ」と思ってもいる。

どうやら「生まれる時代」を間違えたことは確かなので
仕方なく「時空を超える」ことにもなるわけで。

ええい、めんどくせぇと腹をくくる覚悟を懐に
明日も無事目が覚めたらいつも通りに暮らす。
コメント
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