5.5日目

深夜、忌野清志郎が死んだことを思い出してyoutube。

アルバム「シングルマン」を聴いたのが最初なので
ファンとしての出だしは遅いはず。

「甲州街道はもう秋なのさ」で
「まっぴら」という言葉を歌詞にした偉大さに驚いて。

コラボの楽しさも彼の特徴だろう。
昔TBSで岩城滉一がホストで女優が毎回ゲストで出る番組があった。

彼は毎回いろんな料理を作るのだけれど
そこに友人として清志郎も登場したのを覚えている。

あるいは「HIS」。
坂本冬美と細野晴臣とともに「夜空の誓い」を歌うのが素敵だった。

またある時は「タイマーズ」。
現代からするとこんな空間があったことは信じがたいかもしれない。
（http://www.youtube.com/watch?v=yfK3KLT9TwU）

独特の声で歌った彼が喉頭ガンで死ぬとはいかにも。
「少年」は筋を通して去った。

5日目

くもり。夜になって自宅に戻る。

妹の子どもの兄弟が買った「名探偵コナン」の劇場版のマンガを2冊読む。
いずれもトリックはシンプルで結局は主人公と彼女の互いを思う気持ちがメイン。

マンガはそこそこ面白いのに
劇場版になると急につまらなくなるものが多いのはなぜだろう。

今日もイオンへ行き散髪と買い物に付き合う。
帰りにこの地方ではよくある喫茶店「コメダ」に寄る。

やがてすることもなくなったので
久方ぶりに「ヒッチコック　トリュフォー　映画術」を再読。

映画の基本が「サイレント」にあるということは
「目で見る形でいかに状況を効率よくわからせるか」ということ。

トリュフォーの遺作「日曜日が待ち遠しい」は
いかにも「ヒッチコック・タッチ」だった記憶がある。

帰宅後ようやく落ち着いて酒を飲む。
テレビはいつも以上の渋滞のニュースを放じている。

GW前にさんざんパーキングあるいはサービス・エリアが紹介され
高速道路が1000円であることが宣伝された。

テレビでしか情報を集めないとそうなることはわかりきっているはずだけれど。
「広告」に踊らされる人々が結構いることをあらためて理解する。