河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/28(土)13時30分 NHK文化センター京都「マズルカ⑪」Op.63、バラード第1番他 

「定型をふみはずす」

2007-07-11 22:39:55 | 短歌
演奏会後の雑用の山に埋もれながら、
短歌モードに移行。

私の所属する「塔短歌会」
夏の全国大会は、
今年は和歌山で開催されるのですが、
そこで鼎談することに。

テーマは
「定型をふみはずす……破調と定型の境界」。

つまり、五七五七七の定型を破る
ということですね。

字あまり、字足らず。

短歌の韻律の、リズムに関する問題です。

最近、小池光氏が
『短歌研究』誌上で
短歌のリズムについて連載されています。
(短歌の4拍子説)

それにもからめて話ができれば良いのですが。

お相手は、
塔短歌会選者の真中朋久さんと
昨年の角川短歌賞受賞者、澤村斉美さん。

で、
その鼎談とは別に
全国大会での歌会のため
短歌一首を提出しなければならなかったのですが、
すっかり忘れてて
編集長より催促が。

すみません。

手持ちの一首もなく、
今からがんばって作ります。
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砂ズリと紹興酒

2007-07-10 02:30:16 | おいしいもの
ストレスたまってるせいか(なんで?)
食べることに走っている今日この頃。

夜中に食べる
砂ズリとセロリの炒め物(中華)、
それに合わせて飲む
紹興酒がとってもおいしい。

知らなかったけど、
東京などでは
砂ズリのことを
砂肝と言うんだそうな。

ズリ、ですよねぇ。

さる京都のデパ地下中華、H鳳さんのものを
一度買ったら
すんごく美味しくて

二度目に買ったら
明らかに一度目の方が美味しかったのですが、

一度目の美味しさが忘れられず、
家で再現しようとしたけど×。

今日三度目を買いました。

紹興酒って
やっぱり中華にあうんですねぇ。
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鱧の握り

2007-07-09 23:48:36 | おいしいもの
7月になって、
四条通りを歩いていると
「コンチキチン」の音が
絶え間なく聞こえてきます。

言うまでもなく
祇園祭りのお囃子。

けど、これは
たぶん四条繁栄会のスピーカーから。
(そこまでしなくていいと思いますが?)

ナマのお囃子のお稽古は、
芸術センター(室町)あたりでは
夜になると
聞こえてくるんだと思います。

それはともかく、
昨日日曜日、
その四条、大丸近くのお鮨屋さんSで
鱧の握りを食べました。

はっきり言って、絶品。

お鮨(握り)っていうのは、
私の小さいころはたぶん食べてなくって
(鯖寿司やチラシ寿司などは食べました)、
今でもどちらかというと
あんまり食べないのです
(江戸のものだから?)。

鱧の握り、というのを
今まで食べた記憶がないのですが、
昨日のは
ほんとーに美味しかったです。

カウンターに座ると、
その鱧は
「落とし」か「炙るの」か
と、聞かれたので
もち、炙るのをお願いしました。

鱧って、私は
「落とし」よりも「焼き霜」が好き。
炙った香ばしい匂いとともに
暖めたときに鱧の味が濃くなる感じ。

炙るのにやや時間がかかります。

出てきた握りは、
その炙った鱧と鮨飯の間に
粗塩と、
わずかばかりのレモンが垂らしてあって
なんとも絶妙の組み合わせ。

たぶん、鱧ってけっこう脂があるので
レモンが要るのでしょう。

これは
お醤油はつけません。

他にも、
鯵、いさき、鰯、赤貝、鯛、赤貝のヒモ、穴子、
それから、水茄子の塩もみなど。

みんなおいしかったけど、
やっぱり鱧が一番印象深かった。

で、考えたのですが、
これから四条へ行くたびに
「寿司S」へ寄って
鱧の握りだけ食べる、
というの。

これから
鱧の季節が終わるまで
ぜひやってみようと思ってます。

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4手のピアノ曲・本番報告「アマデウスへの手紙」2-14

2007-07-07 17:17:40 | アマデウスへの手紙
モーツァルトさん、こんにちは。

昨日の演奏会、無事終了しました。

ペトロフのピアノが
前回の時よりもずっと状態が良くなって、
弾いていて
その音色に誘われてタッチが変わる、という
最高の感じでした。

演奏曲目は多彩だったので
アンケートではいろいろな感想がありましたが、
やはり
最後のヘ長調ソナタが
規模、質ともに存在感あるものだったようです。

小林氏は、
最初のニ長調ソナタが一番良かった、と
おっしゃってましたが。

実は今回、
お客様の入りがすごく心配でした。

というのも
同日同時間に
他のすごい音楽会が、京都、大阪で見事に重なったこと
(天才少年ヴァイオリニストデビューリサイタル
大フィル下野竜也
鈴木秀美リベラクラシカ
ファゴットジャンクション
ニューヨークフィルブラスアンサンブルなど)

プラス
芸大が定期演奏会直前の練習が入っていて学生さん全滅

プラス
一ヶ月前の「ピアノトリオ」の時に
今回の演奏会予告も一緒に新聞に載ってしまったため
2度は載せてもらえず、
お客様には直前の広報ができなかったこと
など。

それにしては多くの方に聞いていただいて、
それよりも何よりも、
アンケートの回収率が高く、
いろいろ暖かい言葉を頂いたことが
本当にありがたいことでした。

モーツァルトさんも
ウィーンで予約演奏会をするのに、
ある年は、予約が一人、ということも
あったのですね。

演奏会の企画って、
ただ内容が良ければ成功するわけではなく
さまざまな要素がからんでくるから
難しいのですね。

それにしても
多くの方に助けて頂いて
「モーツァルトに会いたい・2」の
二つの演奏会が無事終わったこと
あらためて感謝したいと思いました。

モーツァルトさん、
個々の曲の詳しいお話は、
また明日以降に書きます。

お話することいっぱいありますので。
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練習報告「アマデウスへの手紙」2-13

2007-07-05 01:36:08 | アマデウスへの手紙
モーツァルトさん、こんにちは。

今日は、うれしくって練習報告します。

6日本番の楽器、100年前のペトロフを使わせてもらって
小林氏と練習しました。
夜、2時間たらずですが。

昨日と今日の昼間は
スタインウェイを使っての練習だったのですが、
二人のバランス取るの、とっても難しいと思ってました。

それが、ペトロフを使って弾いたとたん、
小林氏も私も
その音色やタッチに魅惑されて
ずいぶんといい感じになりました。

小林氏がこの楽器を弾かれるの初めてなのですが、
そのタッチが、スタインウェイの時とは変わるのは
さすが。

K.357のアレグロ(レヴィンさん補作)を弾いてる時なんか、
弾きながら、途中で思わず
「ここ大好き。」と小林氏に言ってしまいました。

また小林氏が、
あるフレーズを、
素晴らしく小さな音で始められたときも
私は弾きながら
「すごいよかった!」とか
叫んでました。

こういうことって
ホントに幸せなんでしょうね。

つまり、
味のある楽器と、
ホントに良くできた曲と、
それを一緒に分かち合える人がいる、
ということ。

モーツァルトさん、ありがとう。
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「モツ会い」練習第一日目

2007-07-04 02:22:27 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
今日は、学校(京都市立芸大)での練習。
他の大きい部屋が空いてなかったので、
ラッキーにも講堂を使わせてもらった。

空調もきいてるし、
予算少ない学校なのに
ありがとうございます。

で、その練習。

う~ん、
小林氏と私のテンポ感、
ぜんっぜん違う。

これをどう上手くまとめることができるか、
あと2日の練習で。

相手が他の楽器なら、
今の私なら
テンポ感が違っても
なんとでも平気でできる(と思う)。

でも、同じ楽器、
しかも一台の同じピアノ、というのは、
アンサンブル(室内楽)といっても
まったく違うものだと
よくわかりました。

考えてみれば、
今までさまざまな本番をやってきましたが、
連弾の本番というのは、
ほとんどなし。

学生時代に試験で一度(シューベルトの幻想曲)。
その後、小林氏とブラームスのハンガリアンダンス。

それくらい。

私が弾いている楽器から聞こえてくる
他の人の音が、
まだ、自分の音として聞こえにくい。

耳が慣れてないのでしょうね。

でもここは
私もプロですから
あと二日あれば
なんとかなります。

小林氏にはお勉強させてもらってます(いっぱい)。

偉い方なのですが
お話はユーモアがあるので、
小林氏の演奏会のお客様は、
高度なお話を、
笑いながら聞いてらっしゃいます。

6日の本番もその点たのしみ。

いや、演奏の方が
もっとたのしみデス。
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手紙を書かない理由

2007-07-03 01:30:24 | 演奏会「モーツァルトに会いたい・2」
昨日の続き「アマデウスへの手紙」を書くはずが、
時間切れ。

明日(今日)火曜日は、
6日本番で共演して頂く小林道夫氏との初練習が
朝から学校で。

プラス
明日、角川「短歌」の月評締め切り。
これは6分の5くらい書けましたが。

プラス、
車検の期限が迫ってて、
わがVWゴルフちゃんとしばしのお別れ。
(関係ないか)

プラス
明後日水曜日は、
小林氏が、練習のため私宅に。

お掃除しなくっちゃ!!


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1786年「アマデウスへの手紙」2-12

2007-07-01 18:19:38 | アマデウスへの手紙
モーツァルトさん、こんにちは。

7月6日本番の連弾曲について
今日は少しばかり。

1786年というのは、ひょっとして
モーツァルトさんにとって
凄い年だったのですね。

そして、私にもすごくご縁がありそうな年です。

というのも、
先日の本番「ピアノトリオ」の時に弾いた
K.502 変ロ長調や、
アンコールのK.456 ト長調
(感激の第2楽章を弾きました。6月24日の日記参照)は
みんな1786年作。

そればかりではありません。
今回の2番目に弾く「(連弾)変奏曲K.501 ト長調」や
3番目の「(連弾)ソナタ(断章)K.357(497a)」、
さらに、最後に弾く大作
「(連弾)ソナタK.497 ヘ長調」も。

別に、その時期のものを集めて弾くつもりは
なかったのですが、
結果的にこうなってしまいました。

もっと言えば、
第1回「モーツァルトに会いたい」(昨年11月)で
最初に弾いた「ロンド ニ長調」もそうですし、

10年以上前になりますが、
私のソロリサイタルシリーズで弾いた
「変奏曲K.500 変ロ長調」も。

それから、
これは将来の夢ですが、

ピアノコンチェルトの中から
一晩で弾くとしたら
「K.488 イ長調」と
「K.491 ハ短調」の2曲かな?
と思ってたのですが、

この2曲も1786年作曲なのですね?!

そう気づいて
いろいろと見えてくるものがあります。

この続きは、また明日。
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