気ままに

大船での気ままな生活日誌

日本一早い桜 そして・・

2008-02-07 11:43:11 | Weblog
”日本一早い桜を観にきませんか”の誘いにまんまとのって(それと、こんなんで採算がとれるのというくらい安いツアー料金にも目がくらんで)、沖縄を訪れたボク達でした。正直言って、期待が大きすぎたせいか、桜の花見のカンドーはもうひとつでしたが、トータルとしてみた沖縄ツアーには大満足でした。今日は桜見物を中心に紹介します。

沖縄の桜は、ソメイヨシノではなくヒカン桜です。暖かい沖縄で咲くから避寒桜といいます(ウソです)。花がうつむいて悲しげに咲くので、悲観桜といいます(これもウソです)。正解は緋寒桜です。花が緋色で、ソメイヨシノより早く、寒い頃に咲くのでこの名があります。沖縄ではソメイヨシノの花芽がつかないそうです。

三つの桜の名所を訪ねるということで、初日は世界遺産、今帰仁城跡の夜桜見物。ところが、そこに到着したときには、しのつく強い雨。ワイフは雨に濡れるのが嫌いな人です(好きな人は少ないと思いますが)ので、バスを降りませんでした(何人もいました)。ボクはもちろん見学組。

雨の向こうに、青や緑色にライトアップされた今帰仁城の城壁が幻想的に浮かびあがり、それはそれは見事なものでしたが、回りの桜というと。ど、どどこにあるんや。。夜桜といえば、あの弘前城の桜を思い出しますが、ここでは、桜にはライトアップではなくライトダウン(笑)で足もとを照らすだけのランプしかありません。いくつか桜をみつけましたが、暗い上、おまけに雨でさらにかすみ、なんとも冴えない夜桜見物でした。写真も撮れませんでした。ここは、すばらしい城壁も桜も昼間観てみたいと思いました。
。。。

そして翌日は雨も止み、琉球村を見学した後、曇り空の本部八重岳の桜まつり会場に到着。桜は満開でした。今年はじめての、それも日本一早い桜見物がとうとう実現しました。

メイン会場はごらんの通り、お店はいっぱい出ていますが、桜がまだ若木ばかりで、ちょっともの足りないです。



でも、会場入り口近くの車道脇の桜はりっぱでしたよ。濃いピンクの花をいっぱいつけた桜の木が何本も。沖縄に来た甲斐がありました。





バスで帰る途中、山中や、民家の庭に育っているヒカン桜をいくつも観ました。土地の人々がこの桜を大事にしているということがよく分かりました。いずれは、メイン会場の木も大きく育ち、見応えのある桜並木になることでしょう。

。。。

そして、3日目は、待ちに待った青空。沖縄の今頃の天気は、”雨のち曇りところによっては晴れ”だそうで、ようやく青空に映えるピンクの桜を見物することが出来ました。新原ビーチで船底がガラス張りのボートに乗り、海底の珊瑚礁やうつくしい魚たちを見学したあと、桜の新名所、八重瀬公園にやってきました。公園の入り口脇には、沖縄の悲しい歴史を思い起こさせる、白梅学徒病院壕跡がありました。南部地区の桜はもう盛りを過ぎていましたが、なごりの桜も青空をバックにうつくしく輝いていました。



轟音に空を見上げると軍用へりが。沖縄は27年間も米軍統治が続き、そして今でも、国内の米軍基地の75%を受け持っていて、沖縄の1/5の土地を今も占拠されているそうです。アンパンマンが空をにらんでいました。



タンポポとさくらは悲しげにうつむいていました。



桜並木見学のあと、沖縄第二高女生(白梅学徒)の傷痍兵を看護する壕あとを見学しました。となりの写真は翌日、自由時間の散歩で偶然みつけた第二高女跡地(現在廃校)に建つ白梅学徒像です。♪ざわわ ざわわ ざわわ♪ 森山良子さんの歌が聞こえてくるようでした。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする