健保のつぶやき

食事、トイレと他人様に頼る必要はないが、薬に頼る生活がソロソロ始まりました。当面は「親鸞さん」に照準。

アミノ酸から糖新生され、筋肉は痩せません。

2014-06-24 07:10:42 | けんこう

6月14日(土)放送のTBS「ジョブチューン」

各科の名医が登場して、医学の裏話をあからさまにする娯楽番組でした。

島野先生というダイエット専門医も登場していました。
島野先生の外来は2ヶ月待ちの盛況ぶりだそうです。


さて、その内容はいかなるものだったのでしょうか??

『糖質制限ダイエットは意味が無い』という一言で始まりました。


この期に及んで、何をしゃべるのかと思えば、
昔からある糖質制限食に対する誤解を並べただけ。
しかも、矛盾もいっぱい。

これを自信満々に話すから、聞いているこっちが恥ずかしいくらいです。


『果物は砂糖漬けみたいなものだから、果物ダイエットはだめ』といいながら、
『日本食のご飯を食べましょう』って、まったくの矛盾。

栄養のことまったくわかっていない。アホですよ。


ネット上では非難の嵐でした。
滋賀の岡田先生が端的にまとめてくれていますので、引用させていただきます。
岡田先生のblogはこちらをご覧ください。

ーーーここから引用ーーー
科学的に反論します。
1)【確かに痩せるが、炭水化物を食べるとリバウンドするから意味が無い】
 当たり前です。炭水化物(=糖質)だけが中性脂肪になります。食べたら太ります。夜だけ炭水化物抜きのプチ糖質制限を続けていれば、リバウンドしません。
 リバウンドとはダイエット前の体重を超えることと定義してください。例えば74kgが半年で60kgになり、今62kgになったのはリバウンドとは言いません。

2)【脳の栄養は糖質(グルコースだけ)】
 脳はグルコースがすくないときは ケトンをエネルギー源とします。私達はむしろ、脳の基本的なエネルギー源はケトンであると考えています。

3)【糖質をとらないと筋肉から糖新生が起こり、筋肉が痩せていく】
 タンパク質と脂質(糖新生とケトン産生のために必要です)をしっかり摂っていれば、そのアミノ酸から糖新生され、筋肉は痩せません。

4)【糖質をとらないと頭がまわらない、認知症になる】
 ケトンで栄養されている時のほうが、頭がすっきりするようです。逆に糖質を摂ったあとは眠くなります。
 また、高血糖とそれにより引き起こされる高インスリン血症が、認知症になりやすいと考えられています。

5)【朝はおにぎりだけでも食べた方がいい。】
糖質だけ摂っていては栄養価が足りません。卵やソーセージ、ハムを食べるべきです。

6)【4大栄養素;炭水化物、タンパク質、???、水分】
 水分が栄養素って?必須脂肪酸が必要なのに脂質が入っていない。
ーーーここまで引用ーーー



テレビに出てくる有名人医師にはトンデモナイのが少なくないので、くれぐれもご注意を。

http://lowcarbodiet.ti-da.net/d2014-06-15.html