真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

受験の安・近・少

2010年01月18日 | Weblog
センター試験が行なわれ、不況のために受験は安く近場で少数出願が今年の傾向なのだそうだ。授業料が安い国公立に絞り、下宿は諦めて、自宅から通学出来る大学、併願校を減らすなどの受験の安・近・少が主流なのだそうだ。

昨年は私立を5~6校受験する生徒が多かったが、今年は滑り止めを受けないで、併願校を絞り込む生徒が例年より多く、2~3校に減ったのだそうだ。景気悪化の影響が顕著に現れているようなのだ。そして、ここ数年、現役、国公立志向が強くなっており、国公立の推薦入試を志望する生徒が増えている。

就職難だから、浪人してでも良い大学にいかないと人生が不利になるという浪人生もいるようなのだが、4年後の経済なんか誰も知る由もないではないか。大学に入る前から就職に不利になるからなんて私の頃は誰も考えなかったと思う。もしも就職のことを考えて受験していたとしたら、入学後に学生運動に身を投じた学生はいなかったと思う。

65年以降は団塊の世代が受験世代で、受験戦争も今とは比べ物にならないほど厳しかった。難関を突破して有名国公立に行こうが私立大に行こうが、当時は学生運動が真っ盛りで、毎日デモに明け暮れ、石を投げていた学生たちが多くいた。

その頃と今とでは社会情勢も経済も大きく変わってしまったので、いつの時代が良いなどとは言えないが、理想としては自分が望み、行きたい大学を受験できる環境が整うと良いと思う。
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