Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

麻生発言 ”保障費削減するため、年よりはとっとと死んでくれ”?

2013年01月22日 22時16分31秒 | Weblog
麻生発言について、また失言か、程度でいたのだが、AFP
Aso says elderly should be allowed to 'hurry up and die'をみて「はあ?」と思った。

Elderly


1〈人が〉かなり年配の,初老の 《★【類語】 ⇒old》.
用例
an elderly spinster 初老の未婚婦人.
2[the elderly; 名詞的に; 複数扱い] 年配者[お年寄り]たち.


adj.
1. Being past middle age and approaching old age; rather old. See Usage Note at old.
2. Of, relating to, or characteristic of older persons or life in later years.
n.
1. pl. eld·er·lies An elderly person.
2. pl. elderly (used with a pl. verb) Older people considered as a group.


なこと、言っていたか、と思いつつ、

みるとガーディアンでも、

Let elderly people 'hurry up and die', says Japanese minister

Justin McCurry in Tokyo
guardian.co.uk, Tuesday 22 January 2013


となっている。ああ、マッカリ氏か、じゃあ、当てにならんな、と思いつつ、ググって見る。

もっとも正確に伝えているようなのが

ロイター

麻生副総理が終末期医療めぐる発言撤回、一般論ではなく私見

2013年 01月 21日 17:06


 [東京 21日 ロイター] 麻生太郎副総理兼財務相は21日午後、この日の社会保障制度改革国民会議での自身の発言に関してコメントを発表し「私個人の人生観を述べたものだが、公の場で発言したことは適当でない面もあった」として発言を撤回し、議事録から削除するよう申し入れる考えを明らかにした。

 

 報道によると、副総理は午前に開かれた国民会議で、医療費問題に関連して、患者を「チューブの人間」と表現したうえ「私は遺書を書いて『そういうことはしてもらう必要はない、さっさと死ぬんだから』と渡してあるが、そういうことができないと、なかなか死ねない」などと発言した。続けて副総理は「(私は)死にたい時に死なせてもらわないと困る」とも述べ、「しかも(医療費負担を)政府のお金でやってもらうというのは、ますます寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらわないと、総合的なことを考えないと、この種の話は解決がないと思う」などと話した。

 

 コメント発表前に財務省内で記者会見した副総理は「終末医療のあるべき姿について意見を言ったものではない。発言の内容からはっきりしている」と釈明。自身の発言が「一般論としてではないのは、文章を読み返してもはっきりしている。私見を求められたので、私見を申し上げた」と説明した。

© Thomson Reuters 2013


で、もっとも、誤解を与える見だしをつけたのが、

共同

麻生氏「さっさと死ねるように」 終末医療で発言、その後撤回



 終末期医療に関する自身の発言について釈明する麻生副総理=21日午後、財務省

 麻生太郎副総理は21日午前の社会保障制度改革国民会議で、高齢者などの終末期医療に関し「いいかげん死にたいと思っても『生きられますから』なんて生かされたんじゃかなわない。しかも政府の金で(高額医療を)やってもらっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらわないと」と述べた。



なぜ、誤解を与えるか、というと、


ブルームバーグ

Bloomberg 更新日時: 2013/01/21 17:28 JST

  1月21日(ブルームバーグ):麻生太郎財務相は21日、同日開かれた社会保障制度改革国民会議での自身の発言について、「私個人の人生観を述べたもの」としながらも、「公の場で発言したことは、適当でない面もあったと考える」と述べ、当該部分を撤回するとともに、議事録から削除するよう申し入れたいとのコメントを発表した。
共同通信は、麻生財務相が同会議で高齢者などの終末期医療に関し「政府の金で(高額医療を)やってもらっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらわないと」などと述べたと伝えた。財務相は同記事について会見し、「主語が抜けている。議事録でも『私は少なくとも』と主語を入れている」と述べていた。
記事についての記者への問い合わせ先:東京 下土井京子 kshimodoi@bloomberg.net



麻生氏個人が終末医療でチューブをつけて生きている状態であれば、延命治療を中止して、死なせてもらいたい、まして、それが、税金でまかなわれている治療ならなおさらだ、と麻生氏本人について述べた、というわけである。

 もっとも、


Jcast 2013/1/22 19:34
麻生氏の発言は、2013年1月21日午前に開かれた社会保障制度改革国民会議の会合で出た。麻生氏は、
私は遺書を書いて『そういうこと(延命治療)はしてもらう必要はない、さっさと死ぬんだから』と渡してある。そういうことができないと、なかなか死ねない」
と前置きした上で、
「いいかげん死にてえなと思っても、とにかく生きられますから。しかもその金は政府のお金でやってもらってるなんて思うと、ますます目覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうとか、いろんなことを考えないと、これ一つの話だけじゃなくて総合的なことを考えないと、この種の話は解決することはないんだと…」
と述べた。
この発言を見る限り、発言の前半は個人的なエピソードを語っているが、後半の「総合的なことを~」のくだりは、一般的な政策の話をしているようにも読める。麻生氏は同日午後になって
「私の個人的なことを申し上げた。別に終末医療のあるべき姿について意見を申し上げたものではない」
と釈明したものの「適当でない面もあった」として、発言を撤回した。


 後半の部分は、あいまいである。

「さっさと死ねるようにしてもらうとか、いろんなことを考えないと」

というのだから、「いろんなこと」とは、(いいかげん死にてえなと思ったとき)さっさと死ねるようにしてもらう以外のこと、ということだろう。とすれば、

「これ一つの話だけじゃなくて、総合的なことを考えないと」
これも同じで、「(いいかげん死にてえなと思ったとき)さっさと死ねるようにしてもらうとか、それ以外の方策を考えないと」と解釈するのが自然であろう。「この種の話」とは、文脈からすると、社会保障費抑制問題、ということであろう。



ただ、いずれにせよ、英語の見出しになっているように、「年寄りはとっとと死なせてやれ」程のひどい記事はないようである。



読売

さっさと死ねるよう…麻生氏、終末医療巡り発言



 麻生副総理は21日、首相官邸で開かれた社会保障制度改革国民会議で、終末期医療の患者を「チューブの人間」と表現し、「私はそういう必要はない、さっさと死ぬんだからと(遺書を)書いて渡してある」と語った。


 その上で、「死にたいなと思って、生かされるのはかなわない。政府の金で(延命治療を)やってもらうなんてますます寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらわないと解決しない」と述べた。

 麻生氏はその後、財務省内で記者団に対し、「私の個人的なことを申し上げた。終末医療のあるべき姿について意見を申し上げたものではない」と釈明した。また、「公の場で発言したのは適当でない面もあった。当該部分について撤回し、議事録から削除するよう申し入れる」とするコメントを発表した。

(2013年1月22日07時31分 読売新聞)


朝日

2013年1月21日19時8分


麻生氏「さっさと死ねるように」 終末医療巡る発言撤回



 麻生太郎副総理・財務相は21日に開かれた社会保障国民会議で、終末期医療にふれる中で「さっさと死ねるようにしてもらうとか、いろんなことを考えないといけない」などと発言、終了後に撤回した。

 麻生氏は終末期医療や延命治療に言及した際、終末期の患者を「チューブの人間」と表現し、「私は遺書を書いて『そういうことはしてもらう必要はない。さっさと死ぬから』と書いて渡してある」と発言。さらに「いい加減死にてえなあと思っても、『とにかく生きられますから』なんて生かされたんじゃあ、かなわない。しかも、その金が政府のお金でやってもらっているなんて思うと、ますます寝覚めが悪い」などと述べた。

 会議の終了後、記者団に対して、「個人的なことを申し上げた。終末期医療のあるべき姿について意見を申し上げたものではない」と釈明した。その後「国民会議という公の場で発言したことは、適当でない面もあった」として、議事録から発言を削除する意向を示した。




西日本新聞
麻生氏「俺はさっさと死ぬ」 延命治療否定? 社会保障国民会議で発言

2013年1月22日 00:22 カテゴリー:政治
 麻生太郎副総理は21日の社会保障制度改革国民会議で、終末期の延命治療について患者を「チューブの人間」と称した上で「私は少なくとも遺書に書いて、そういうことはしてもらいたくない。俺はさっさと死ぬから」などと述べた。会議後「適当ではない面もあった」と撤回したが、延命治療を否定する問題発言として、野党は国会で追及する構えだ。

 国民会議で、麻生氏は社会保障費抑制について「学者ははっきりしている。高額医療で残存生命期間が何カ月か。かかる金が月に千数百万円だかという現実を厚生労働省も一番知っている」と述べ、延命治療が重い財政負担との認識を示した。

 その上で「私は死にてえときに死なしてもらわないと困っちゃう。生かされたらかなわない。政府の金で(高額な延命治療を)やってもらっているのであれば寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうとか、考えないと」などと語った。

 発言について麻生氏は記者団に「個人的なことを言った。終末医療のあるべき姿について意見を申し上げたわけではない」と釈明。菅義偉官房長官にも電話で「個人の人生観を発言して誤解を受けた。大変申し訳ない」と話したという。

 麻生氏は首相だった2008年にも社会保障費の抑制をめぐり「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と発言、物議を醸した。

=2013/01/22付 西日本新聞朝刊=




毎日新聞
麻生副総理:「生かされるとかなわぬ」 終末期医療巡り
毎日新聞 2013年01月22日 東京朝刊


 麻生太郎副総理兼財務相は21日の社会保障制度改革国民会議で、余命の少ない高齢者など終末期の高額な医療費に関連し、「死にたいと思っても生かされると、かなわない。政府の金で(高額な医療を)やってもらうと思うとますます寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなどしないと解決策はない」などと述べた。患者を「チューブの人間」と表現し、「私はそういうことをしてもらう必要はない、さっさと死ぬからと(遺書に)書いて渡している」とも発言した。

 自身の人生観を語ったものだが、今後野党が問題にする可能性もある。麻生氏は会議後に「公の場で発言したことは適当でない面もあった」との談話を発表。議事録から削除する意向を示した。また、記者団に「個人的なことを言った。終末医療のあるべき姿について言ったのではない」と釈明した。ただ、首相在任時も「失言」をたびたび指摘された麻生氏の発言には与党も敏感になっており、参院自民党幹部は21日、「釈明しなければならないことは言わない方がいい」と述べた。

 民主党の細野豪志幹事長は記者会見で「『とにかく生きよう』と頑張っている方もいる。政治家として言葉を発する時は、国民それぞれの受け止め方や意思を尊重すべきで、どうかという感じだ」と述べ、不適切だとの認識を示した。



 麻生氏本人について語られることを前提に、問題にされているのは、老人の医療ではなく、延命治療の当否についてであろう。

麻生氏の発言に即して、正確にいえば、延命治療を拒否する意志のある場合の、延命治療の当否が問題なのである。

たしかにこれは議論があるところで、細かな議論はいろいろあるが、例えば、医療倫理を扱うこのサイトでは、


When is it justifiable to discontinue life-sustaining treatments?

If the patient has the ability to make decisions, fully understands the consequences of their decision, and states they no longer want a treatment, it is justifiable to withdraw the treatment.
Treatment withdrawal is also justifiable if the treatment no longer offers benefit to the patient.


意思決定できる状態で、その決定で、自分が死ぬことをしっかり理解したうえ、その治療をやめたい、というなら、延命治療をやめるのも正当化できるし、また、患者に利益をもたらさらないなら、延命治療をやめることもできる、

という意見である。

 患者の意志をどうチェックするか、また、それを、どのように治療に反映するか、という重要問題を社会保障費削減の話題とともに持ち出されると、補償費削減のために、治療をやめるべきだ、とも受け取られがちである。

 患者の意志を尊重すべきであり、患者の意志や利益を尊重するからこそ延命治療を中止してもよい、それが、保障費削減につながるなら、それもよい、あるいは、なおさらよい、ということで、論理的には別個の話なのである。

 繊細なテーマなだけに、麻生氏のベランメー口調は合わないし、もっと、慎重かつ正確な発言をすべきであった、とは思う。


いずれにせよ、国際的には、年よりは死ね、発言のようになっている。


AFP
Aso, who also doubles as deputy prime minister, said during a meeting of the National Council on Social Security Reforms: “Heaven forbid if you are forced to live on when you want to die. You cannot sleep well when you think it’s all being paid for by the government

これは誤訳で、you をI にかえる必要がある。

ガーディアン

Taro Aso, the finance minister, said on Monday that the elderly should be allowed to "hurry up and die" to relieve pressure on the state to pay for their medical care.

"Heaven forbid if you are forced to live on when you want to die. I would wake up feeling increasingly bad knowing that [treatment] was all being paid for by the government," he said during a meeting of the national council on social security reforms. "The problem won't be solved unless you let them hurry up and die."


これも誤訳で、"The problem won't be solved unless you let them hurry up and die.にいたっては、どこをどうこねくりまわしたのかわからない。

申し訳ないが、マッカリ氏は日本語もできないし、日本の制度も理解していない。


Heaven forbid if you are forced to live on when you want to die
でググルと

the elderly should hurry up and die”

guardian
Taro Aso: the Japanese politician who wants older people to 'hurry up and die'


Japan should let old 'hurry up and die': minister

Japan's finance minister tells elderly they should 'hurry up and die' to help reduce country's rising welfare bill


 時すでに遅し。


 

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