Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

八つ当たり 2

2008年12月20日 01時27分52秒 | Weblog
 【ニューヨーク=丸石伸一】米自動車大手3社(ビッグ3)が経営危機に陥っている中で、日本車などへの反発が呼び覚まされている、と米紙デトロイト・ニューズが16日付で報じた。表立った反発はごく一部にすぎないが、ミシガン州デトロイトの日本総領事館は17日、近郊に住む日本人らに対し、犯罪に巻き込まれないよう注意を促した。

 報道によると、デトロイト近郊で12日、日本や韓国、ドイツの主要メーカーの車5台のタイヤがパンクさせられ、車体に「米国のものを買え」と落書きされた。防犯カメラには白人の中年男性が映っていたという。

 日米貿易摩擦が激しかった80年代前後には、日本車がハンマーでたたき壊されるなど激しい反発が起きたが、「当時とは状況が違う」との市民団体代表の談話を紹介している。ビッグ3以外の米国生産の拡大で、米消費者の間にも日本車などが幅広く浸透しており、今のところ米国外メーカーへの反発は強くない。

 デトロイトの日本総領事館は、この報道を紹介したうえで、「駐車する場合は人目の多い場所を選ぶように」などと呼びかけている。朝日 2008年12月19日

ちょっとニュアンスが違う。
Most agree the current climate doesn't approach the open disdain in the 1980s and early 1990s, when workers used sledgehammers to destroy Hondas and Toyotas in union parking lots. But some worry that antipathy toward Asians could return., December 16, 2008
Backlash brews in wake of Big 3 bashing
George Hunter / The Detroit News

80年代ほどひどくはないだろうが、アジア人に対する反感が再来するのではないか、と懸念する人たちもいる、ということだ。
"The next logical step from someone taking out their frustrations against a foreign car is, someone could take out their frustrations against a person who looks foreign," said Wang, whose group was formed after two laid-off autoworkers in 1982 killed Vincent Chin, a Chinese-American who the men mistook as Japanese and blamed for the loss of their jobs

 あの当時、中国系アメリカ人が日本人と間違えられて殺害されこともあったそうである。したがって、外国人にみえる人に八つ当たりするんではないか、という懸念である。

 たしかに、あの貿易摩擦の教訓から、日本はアメリカに工場を持つようになり、アメリカの従業員を多く抱えることで、反感を和らげているものの、今回のビッグスリーの経営危機のために、
He believes many U.S. auto workers may share his frustration against foreign automakers -- and, perhaps, Asian-Americans.

アメリカの自動車関連労働者のなかには、外車や、アジアアメリカ人に対する苛立ちが高まっている人たちが多い、という意見の人もいるわけだ。


 なるほど、アジア系アメリカ人はアメリカ人でもいまだ外国人と思われ、アメリカ企業が駄目になると、その競争相手の国の企業の国民やその国出身者に八つ当たりするひとが出てくる、というわけだ。

 非常な苛立ちは伝わってくるが・・・・

 日本でも日中問題が険悪化したとき、直接には関係ない在日中国人留学生に苛立ちをもった人々もいたのではないだろうか?(さすがに人に対する暴力沙汰はなかったが・・・)理不尽だが、上記のようなこともありえない話ではない。

 もっとも、経済が悪くなっても、日本ではそういうことがないようにしましょうね。

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魚拓

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