Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

ああ、なんて、優しいお巡りさん。

2008年06月22日 01時28分04秒 | Weblog
有道さんブログをのぞいてみましょう。

千歳空港で警察の反テロ「外人狩り」職務質問(録音と脚本)debito on June 21st, 2008
tp://www.debito.org/?p=1757

「脚本」というのは、舞台・映画などについての話で、録音されているのは、実際のことだから、「そのやりとり、録音と文面」あるいは、「録音とその書き起こし」、という意味だろう。
 読んでいると、日本のお巡りさんって本当に優しいなあ、と思う。
 で、問題は、要人などの安全確保のための検問・職務質問はいいとしても、外人っぽく見える人をねらい打ちするのはいかがなものか、というもの。まあ、それを「外人狩り」と称してセンセーショナルに見せているわけ。

 で、外人さんや、外人っぽく見える有道くんなどは、なんでおれらだけ停止させらなければならんのか、という不満である。

 まあ、これは諸外国でも指摘される点ではある。
 欧米では、例えば、黒人やアジア人が白人より多く職務質問され、場合によっては捜索までされて、不法移民として拘留される場合もある。 

 もっとも、欧米でもひどいからと言って、日本の場合が正当化されるわけではない。

 警察の立場からすると、平等の名の下にすべてのひとをチェックするわけにはいかない。そして、オリンピックのトーチリレーの場合の警戒というならともかく、G8などにおける、海外の要人を狙うのは、相当限られてきて、中近東あたりの人、あるいは、反グローバリゼーションなどの過激のデモをする西洋人の一部ということなのかもしれない。テルアビブでの日本人によるテロのようなものが最近あったなら別だが、そういったことが最近ない以上、要するに、中国・韓国・日本・モンゴルなどなどのような顔以外の人にねらいをつける、ということであろう。オウムなどが引き合いにだされるが、しかし、オウム=アレフの信者は別途公安に監視されている。
だから、合理性が全くないわけではない。

 折り合いが難しい。

 大方の日本人的感覚だと、一時のことですから、といって我慢するだろう。ほんのちょっとお時間ください、下手に出られば我慢する。まあ、それでいままでうまくいってきた。しかし、これからは、そうもいくまい。「なんでおれらばかり職質するんや」といわれ、しなくてテロ事件が起きれば、「お前ら警察なにやってんのや」ということになる。

 理屈の上からは外人風の人のいうことももっともなのだ。
 
 ただ、現実問題として、こうした習慣がかわるか、というと、変わらないじゃないか、と思う。イベントの性質に応じた警察の絞り混みに合理性があり、また、平等の名の下に効率や大勢の人の自由を奪うわけにもいくまい。日本人風のわれわれにはあまり利害関係がない問題である上、世界の大勢が9.11以降、そして、不法移民警戒の強まるなか、同じような傾向があるから、各国の政府の同情を得ることも難しい。
 
 まったく困った問題だと思う。 外人風の人にとってはたまったもんではない、といいたいのもわかる。

 効率と平等というのはしばしば両立しないのである。
 

 ま、有道君のいうように、サミットなど国際会議は面倒だから、日本で開かないようにする、というのも一手だと思うが・・・


 
 読者のなかで、いい案があれば教えて欲しい。

 さて、コメントをみると、

 ちょっと確認させてもらっていまして、の訳として、

 “humbly being forced [by the listener] to do…”,

 で、これをまた直訳すると、恐れながら、(聞き手様によって)強制されまして・・・
 で、これは聞き手の利益になることを含意するんだそうだ。

・・・・・・ まあ、おれも英文法の先生にいろんな嘘を教わってきたが、日本語学習者もすごいことならっているんだね。

 なんでこうなるのかな?
 確認させて Let me check it.
 確認させてもらった. He let me check it.

じゃないの?

もっとも文脈をみると、
「大友:身分を証明するものはありました?

有道:なぜですか。

大友:皆さんはちょっと確認させてもらっていまして。」
ということだから、I am asking everyone concerned to let me check it.
くらいじゃないの?
皆さんはどうおもわれますか?
いずれにせよ、日本語聞いて、humbly being forced [by the listener] to do…のような英語が頭にうかべば混乱もするだろうし、腹の立つこともおおいかもしれんな。

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ついでの、他の投稿をみておく。
Yomuiri: Japan’s universities scramble for foreign students・Posted by debito on June 19th, 2008
tp://ampontan.wordpress.com/2008/06/21/the-grand-game-on-the-korean-peninsula/#comment-14936
読売の随分古い記事で、当ブログでもとりあげたと思う。
 
 で、コメント欄は愚痴。
 おれは日本の大学や大学院がいいとは全然思わないが、しかし、愚痴というか、批判は多少的が外れている。
 例えば、大学院で2カ国語要求されている、というが、これは大学や学部による。そして、大学の先生がそうした言語をしゃべれないやないけ、というが、しかし、必要とされるのは読解力であって、そうやって、日本は西洋の最先端の知識を得てきたのだ。
 大学院でも馬鹿な先生もいる、というのは、これは真実だが、別に日本だけの問題でもなかろう。そして、いくら改革しても馬鹿な教授は消えないだろう。
 まあ、あとは大学や大学院による。愚痴もいいが、愚痴の内容が大学一般というよりも、自分の大学特有の場合であるので、自分の通っている大学に問題提起したほうがいい。理系と文系で随分違うと思うが、文系の場合は多くは自分で勉強する、というのが主流になる。それができるか、どうか、大学院など、授業はどうでもいい、というのが実情ではないか?
 



 
 
 


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