細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●9月はリベラーチェの嫌らしさに圧倒された。

2013年10月03日 | Weblog

9月に見た新作映画試写ベスト5

 

1・『恋するリベラーチェ』(スティーブン・ソダーバーグ)マイケル・ダグラス ★★★★

  60年代に活躍したゲイのピアニストの偏執的な日々を描きながら、ベトナムやエイズやロックの時代を哀しく見つめる。

 

2・『ルノアール・陽だまりの裸婦』(ジル・ブルドス)ミシェル・ブーケ ★★★☆☆☆

  戦火を避けて緑の陽だまりの裸婦たちと生きた画家と、軍人として負傷した息子ジャンとの厚い温情。何ともカメラの美しさ。

 

3・『ブリングリング』(ソフィア・コッポラ)エマ・ワトソン ★★★☆☆☆

  ハリウッド郊外のセレブ邸宅ばかりの居留守を狙った女子学生たちの陽気な窃盗団。これが実話だったというドラマの衝撃。

 

4・『鑑定士・顔のない依頼人』(ジュゼッペ・トルナトーレ)ジェフリー・ラッシュ ★★★☆☆

  広場恐怖症の美女からの依頼で、価値のある美術品を鑑定していたベテラン、オークショ二ストがはめられた情欲の地獄罠。

 

5・『The Iceman・氷の処刑人』(アリエル・ブロメン)マイケル・シャノン ★★★☆☆

  実在したプロの殺し屋の不屈の20年。その見事なまでの殺しのプロ意識には、凄まじいほどの計算と決定力が唸っていた。

 

●その他の傑作は

★『利休にたずねよ』市川海老蔵

★『2 GUNS』デンゼル・ワシントン

★『マラヴィータ』ロバート・デ・ニーロ

★『デッドマン・ダウン』コリン・ファレル

★『ダイアナ』ナオミ・ワッツ・・・・などでした。